京都旅行2
京都市内をぶらぶらと観光して、桃ちゃんが用意した女中さんが運転する車に乗って来ました桃ちゃん家の別宅です。
ちょっと、気になる言葉がありましたね。そう女中さんです。
袴を着た若い女中さんです。メイドさんでは無いですがこれはこれでそそるものが有ります。後で写真を撮らせてもらいましょう。
別宅はかなさんの家に負けないほどの大きさのある日本家屋です。
元々本宅だったらしいですが、古くなったのと東京に居を構えたので現在は定期的に掃除だけして使っていないそうです。
女中さんが扉を開けてくれます。
「「「「失礼します」」」」
「…失礼します」
中の部屋は改装してあるのか、仕切りは障子ではなくドアになっています。障子を破る心配はないのが有りがたいです。
品が良く壷や掛け軸がおいてありますが、価値はどのくらいあるのでしょうか。
今日はそしてなんと一人一部屋与えられていて板張りの少し大きな部屋にそとの雰囲気とは合わない大きな洋風のベッド、雰囲気の良い調度品、タンスが有ります。
そして、何故か私の部屋でくつろいでいる茜とわかばちゃん。
「えーと、ここの部屋は私の部屋だよ」
「…部屋大きくて寂しいからゆかちゃんと一緒に居たいと思って来たけど…、ダメかな…」
わかばちゃんが不安そうに言う。
可愛い。
「お姉ちゃんは私がいないと駄目だから」
そんな事無いと思うけどな…。
「二人がいるならひかりちゃんと桃ちゃんも呼びに行こうか」
仲間外れは可哀想です。
「…ひかりちゃんはやることあるからことごとく一人にしてだって言ってたよ…」
「桃ちゃんは疲れちゃて寝てるよ」
「そうなんだ」
やっぱり、合宿の醍醐味はみんなで一緒に寝て、わちゃわちゃ話しあってこそだと思います。
それが出来ないのは残念です。
「明日も明後日もあるし今日は早くねる?」
この合宿はなんと2泊3日なのです。
わかばちゃんはアイドル関連の仕事で明日の夜には帰ってしまうのですが。
「…うん、私もその案に賛成かな…。…今日は疲れたし…、………いた」
わかばちゃんが立ちあがろうとしますがよろけてタンスに当たります。
「大丈夫?」
「…ありがとう…、…けど、タンスの中身大丈夫かな…」
タンスの中には高そうな皿などが飾ってありますが見た感じ転がって割れたりはしていません。
タンスが少し動いた位です。
「わかば先輩、多分大丈夫だと思いますよ」
茜が中身をちゃんと調べますが割れたり、曲がったりはしてないようです。
「…良かったです…」
「気を付けないといけないね」
「じゃあ、お休み」
私がベッドに座ると何故か二人も隣に座ってきます。
「どうしたの?」
「一緒に寝たいな」
「お姉ちゃん、一緒に寝ようよ」
二人の目力が強い。
「じゃあ、寝ようか」
二人に流されるままにベッドの中に。
大きいベッドでも流石に三人入ると狭いので二人に凄い密着されている。
「ゆかちゃんおやすみ」
「お姉ちゃんおやすみ」
うん、これはハーレムで良いと思います。




