1章エピローグ
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ある一軒家の薄暗い部屋の中、 怪しくパソコンが光、ピーチの曲が爆音で響く。
その部屋は異様であった。ところどころ、貼られたアイドルグループ、ピーチのポスター、それだけならどこにでもいるドルオタと変わらないが、ポスターの隙間を埋めるようにピーチメンバーのオフの写真が引き伸ばされ貼ってある。
壁一面にポスターと写真があり、どこも元の壁の色はわからなくなっている。
普通の人は視線を感じて精神を病むこと間違いなしである。
そこには、今話題となっているピーチメンバーの一人と美少女が抱き合っている写真も存在している。
彼女は日課のブログの更新を終わらせエンターキーを打つ。
「成功かな」
満足そうに呟いた。
彼女がおこなった、炎上作戦は無事成功を納め、ピーチの名を短時間ではあるが全国のお茶のままで轟かせることを可能にした。
ピーチは炎上商法により無名アイドルから少し名の知られたアイドルという一番難しい部分を軽々突破したのだ。
「やっぱり、ゆかちゃんは凄いな。ひなことか言うくそみたいなアイドルじゃなくわかばちゃんを応援してもらわないと」
彼女は次の一手を考える。
みんなに幸せを与えるため。
ピーチという素晴らしいメンバーをよりみんなに知ってもらうため。
自分を助けてくれた恩返しをするため
女性は次の作戦のためにキーボードを叩いた。




