シン世界へ
見上げれば無限に広がる広大な空
そして
見下ろせば全てを抱く母なる大地
そこに在る当たり前を
人は忘れてはならない
今を生きるこの世界
誰もが存在する事を許された世界
喜び 哀しみ それらが交差する世界
そして 強くも脆く 儚く 消え入りそうな世界
その全てが『世界』
世界は廻り 命は巡る
時代は流れる 止まる事なく
移り変わるもの 永久に変わらないもの
生まれるもの そして還るもの
小さく 多く 儚い灯達
その中で知る
生きる事
愛する事
歩みは遅く 不確かな道
それでも掌に残る
大切なもの
今 この瞬間も
人は何かを知り 何かを得る
たとえ最後に全てを失う事になろうとも
いつかは必ず終わる
命だとしても
終わりがあるからこそ
人は限りなく輝いて行ける。
意味の無いものなんて無い
この世界の全てには意味があるからこそ
本当の『意味』がある
それを知っているというのは
幸せな事だと思う
有限な時の中
どれだけ人は輝けるのか
この世界に何を残せるのか
それは その時まで誰も解らない
それでも 生きていこうと思う
この先に在る
果てしなく 無限の可能性を秘めた世界
生きとし生けるもの全てに託されたもの
夜空を見上げれば
無数の迷い星
その一つである
我々の生きる世界
嘆き 哀しみ 苦しみばかりの世界
だけど それでも思う
きっと訪れる
まだ誰も知らない
新たなる可能性の世界に
出会えるようにと
『恋唄』が今年最後の詩とか言いましたが、すみません嘘です(笑。これが本当に今年最後の詩です。タイトルが『シン世界へ』ですが、その『シン』には色んな意味を込めてます。深、進、新、心、真、と、まあその他色々あります(笑。まあちょっと来年に向けてそれっぽい詩にしてみたので、よければ軽く見てみて下さい(笑。