第四幕〜終りの刻〜
「おはよう、沙夜」
朝、いつも通りの通学路を歩いて、学校に行っていると、後ろの方から真麻が私に声を掛けてきた。なに一つ変わらない日常が、ここにはあった。でも真麻とも、もう少しでお別れ。私はあと少しで、この学校からいなくなってしまうのだから・・・・・。
「どったの?なんか元気ない」
「うん、私ね来月に転校するんだぁ」
「えっ!?そっか、あと一年で卒業だったのに寂しくなるね」
その日一日、特に変わったこともなく過ぎた。それはそうだ、何かあったら逆に困る。
それから一ヶ月も、色々あったようだが、
私には直接関係の無いような事ばかりあったので、よくは判らない。
そんなこんなで、転校日前日になった。
「・・・・・ということで転校することになりました。皆さんお元気で」
「うん、沙夜も元気でね」
「じゃあね、沙夜」
友達やクラスメートと最後の別れをし、教室を出ようとすると、須木君が声をかけてきた。
「転校するんだぁ」
「うん、まぁね」
「向こうでも、頑張って」
そう言って須木君は笑った。
「うん、頑張るよ」
そして私は学校を後にした。そのあと、横断歩道で停まり、信号が青に変わったのを確認。そして渡った。
「あっ!あぶなっ」
キキーッドン!
これが私が最期に聞いた言葉と、そして音だった。そのあとのことを私は、何も知らない。そして私の命と人生が幕を閉じた。
そして季節は、また動き巡っていく・・・。
意味不明。。。
一応『永遠の片想い』がテーマです。
これからもよろしくお願いします。