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4話「親切ゴンちゃん。」

ごんちゃん宅に到着し、家の前に佇む二人。

女神アルテシアは、おんぼろ木造建築2階建ての家屋を見上げた。



女神「ここですね…ゴンちゃんのおうちは。ここに聖剣エクスカリバーがあるのですねっ?」


勇者「た…たぶん…。(自信なさげ)」


女神「( ̄д ̄╬)  たぶんじゃありませんッ!聖剣を取り戻さないと、魔王ピイチャンを倒せないんですよっ!」


勇者「賭け麻雀で負けたカタに聖剣取られちまったからなァ…。ゴンちゃん、タダで返してくれっかなぁ~。俺様、只今、一銭も持ってないぜよ~。」


女神「とにかくゴンちゃんに会ってみましょう。こ~んに~ちわ~!!」



パタンとドアが開く。



ゴン「誰じゃい、こんな朝っぱらから玄関先でデカい声を出すのわ!!w( ̄△ ̄;)w 」


女神「すいません……もう午後なんですけど…。しかも髪の毛にバッチリ寝ぐせついてるし…。って、ちょっと、勇者ミナミン!あなたの友達、みんなこんなだらしない生活習慣の人たちばかりなのっ?」


勇者「ウィ。おおむね夜行性の連中ばかりなのであった。」


ゴン「おう、なんだミナミンじゃねぇか!どうしたい、何か用か?ところで誰なんだ、このイカれたズルズルのコスプレをした、長い髪のねぇちゃんは。もしかして、デリバリー売春で3Pのお誘いッ?」


女神「'`,、(T∀T)'`,、 1話で登場した時、淫夢見てた勇者といい、このゴンちゃんといい、食う・寝る・ヤル。しか脳みそに入っていないのかしら…。類友……類友だわ……。(溜息)」


勇者「いやいや、ゴンちゃんよ。残念ながら今日の俺様、3Pのお誘いではないのだ。こないだ俺様、ゴンちゃんに聖剣あげちゃったじゃん?」


ゴン「ああ、あの家宝だったとかいう剣か!」


女神「(ノ゜□゜)ノ そうです、それですっ!今、どこにあるのですかっ?私達には、聖剣が必要なのですっ!」


ゴン「(申し訳なさそうな顔をして頭をぽりぽりかく)いや……それがよぉ…。」


女神「(:.;゜;Д;゜;.:) まさか、もう悪の手先に獲られてしまったとか、売ってしまったとかっ?」


ゴン「いやいや、ちゃんとうちにはあるぜ。まあ、確かにあれは俺が麻雀で勝って賞品代わりにもらったもんだけどさ。けど元は友達のもんだし、いつか返して欲しいなんて話になるかと思って、手元に置いておいたんだ。つーか、俺が持ってても使い道ねぇし。」


女神「・゜・(ノ∀`)・゜・ あ……ありがとうございますぅぅぅ!!!(感涙)さっき類友とか罵って申し訳ありませんでしたっ!勇者ミナミン、あなたはいいお友達をお持ちなのねっ!!」


勇者「( ̄д ̄╬)  ゲンキンな女だな、オイ。 」


ゴン「それがなぁ……礼を言うのは、まだ早いと思うぜ。まあ、百聞は一見にしかずだ。とりあえず、2人とも、立ち話も何だから、うちの中に入れよ。」




勇者ミナミンの友達の割には、ゴンちゃんは案外マトモな人(ちょっとお寝坊さんなのが玉に傷★)だったようだ。

聖剣エクスカリバーも、どうやら無事だったらしい。

だが、ゴンちゃんの煮え切らない様子からして、どうやら聖剣に何か異変がっ?

どうした、聖剣!!

どうなる、世界!!

まだまだ勇者ミナミンと、女神アルテシアの旅は始まったばかりだ!!



続くっ。

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