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31話「明かされた悲しき真実!!勇者ミナミン超ショック!! 」

悪いことする気マンマンだった魔界の四大悪魔伯爵は警察に逮捕された!

池ポチャしてた怪我の功名で、ヌカミソードのヌカミソ臭も消えた!

何もかもうまいこと万事解決?と思いきや、今度は悪の勇者ミナミンが、善の魔王ピイチャンのしっぽを聖剣エクスカリバーで斬りおとすと言い出した!!

魔王ピイチャン、大ピーンチ!!




魔王「(:.;゜;Д;゜;.) おおおおお……落ち着くっス、勇者さん!!話し合えば判るっスぅぅぅ!!」


勇者「話し合っただけで判り合えるんなら、世の中、戦争も警察も裁判所も身分格差も、存在しねぇんだよ!!この世は力が全てなのだ!!魔界の実力者たちが根こそぎいなくなった今、貴様さえ倒せば、我が人間界は安泰なんじゃ!!覚悟しろ!!」


女神「(-_-;) ミナミンの言ってることが、まるっきり悪そのものだわ…。」


母親「(`∀´#) ていうか、『我が人間界』とは何て言い草だい。人間界はミナミンのものじゃないだろっ!」


魔王「(ΩДΩ) 女神さんもお母さんも、落ち着きはらってないで、止めて欲しいっス~!」


勇者「さあ観念しろ、ピイチャン!!せ~のっっっっ!!(聖剣を大きく振りかぶる)」


魔王「わーわーわー!!いや、待ってくださいっス!!俺のしっぽを斬りおとしても、世界はまだまだ平和にはならないっス!!先に俺の話を聞いて欲しいっス!!」


勇者「はぁ?まだ何か言いたいことがあるのかっ?」


女神「聞いてあげましょうよ、ミナミン。最後なんだし。(さらっと)」


魔王「あっ、酷いっス!さりげな~く女神さんも、俺のしっぽ斬りおとすことに賛成しているっス!!俺、用済み扱いっス!!しっぽ切られると、魔力を失うだけじゃなくて、普通に痛いんスよ!!」


勇者「で?世界が平和にならんってどういうことよ?とっとと話せよ。俺様、さっさと帰って、ネトゲやりてぇんだよ!!今日、てめぇらのせいで丸一日オチちまったじゃねぇか!!俺様の信用ガタ落ちだよ!!」


母親「(`∀´#) ネット世界の信用が上がると、それだけ現実世界の信用は下がってるんだよ!いい加減、普通に就職しな!」


勇者「ギャッ。矛先がこっちに向かってきたっ。ほら、ピイチャン、とっとと話せい!!」


魔王「え~と。では。(こほん)俺のしっぽを斬りおとしても、世界が平和にならない理由は他でもねっス。金ちゃんや、笑顔ン、ゴンタ君は、とっとと警察から出てくる可能性が高いからっス。」


女神「Σ( ̄ロ ̄lll) えっ?どうしてですかっ?」


母親「警察の警備が手薄なんじゃないのかい?今朝、私がちょっぴり★手をかけただけで、鉄格子が曲がってしまったし。」


勇者「w( ̄△ ̄;)w  いやいやいや。そんなこと出来んの、母ちゃんだけですからっ!」


魔王「いやでもまあ、それも一因っス。あの三人にかかれば、鉄格子やコンクリートで出来た牢屋なんて、ダンボールで出来ているも同然っスよ。」


勇者「いや、でも大丈夫じゃね?あの美人女刑事がいる限り、小便金魚の奴、たとえ本当に牢がダンボールで出来ていたとしても、警察から出てきたがらないと思うぜ。小便金魚がいるところに、オカアクマや、パタリロも一緒にいたがるだろうし。」


女神「(〃▽〃 )オカアクマ…。いいネーミングセンスですねっ、ミナミンっ!!(さっきハルーナちゃんに貧乳呼ばわりされたことをネにもつ女神)」


魔王「その女刑事さんが問題なんス。」


勇者「ほえ?何でやねん。」


魔王「さっき見てなかったんスか?彼女、左手の薬指に指輪してたっスよ。」


勇者「ガ━(゜Д゜;)━ ン !!!  な……なんじゃとぉぉぉぉぉううううぅぅぅぅ????ば…ばかな!!あれほどの美人が、最早他人のものだとでもいうのか!!!」


母親「(-"-;) 美人だから、とっとと売れたんだろうが。あんたバカかい。」


魔王「それに、その指輪も、いかにも恋人からもらいました的な派手なデザインのものじゃなくて、ベーシックだけど品物は良さそうなカンジの、石のついてないリングだったっスね。」


女神「ああ……それ、恋人リングじゃなくて、確実に結婚指輪ですね。魔王さん、あれだけ短時間の間に、よく見てましたねぇ。」


勇者「あの美人女刑事さんが……既婚……既婚…だ…と…?認めないッ!!お父さん(?)は認めないぞぉぉぉぉ!!!うわぁぁぁぁん!!!(号泣しながら、地面に突っ伏す)」


母親「結婚指輪しているんだったら、あの独身バカ悪魔も結婚相手としては女刑事さんが対象外だっていうことにすぐに気付くだろうねぇ。」


女神「なるほど。で、そのまま、またもや失恋して、警察を飛び出てくるであろう、と…。」


魔王「そういうことっス。」


勇者「゜゜(´□`。)°゜。 うわぁぁぁぁん!!!」


女神「ほら、ミナミン!いつまで泣いているんですかっ!次の手を打たないとっ。……と、言っても、一体どうしたらいいのかしら…。」


母親「連中と私らの実力差は歴然としているからねぇ…。せめて相手の弱点でも判れば、対策も練れるんだけど…。」


魔王「あのぅ~…。その件について、俺に考えがあるんスけど…。」




地味に既婚だった女刑事・薫!!

このままでは、魔界の四大悪魔伯爵が警察から脱出してくるのは時間の問題だ!!

魔王ピイチャンの考えとはっ?

そんでもって、勇者ミナミンはショックから立ち直れるのかっ?



続くっ。

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