24話「襲いかかる小便金魚!!紅蓮の攻防!!」
魔王ピイチャンよりももっと悪い奴、魔界の四大悪魔伯爵の一人、ショーベルキンこと小便金魚!!
モテないことを勇者ミナミンたちにバカにされた彼は、すっかり逆ギレ。
何かすっごいごっつい超必殺火炎魔法を、小便小僧の上から放ってきやがった!!
危うし!!勇者御一行様!!
勇者「⊂´⌒∠;゜Д゜)ゝッ!! ギャアアアア――――!!何か、すっごい★でっかい★あっついの、キタ――――!!!」
小便金魚「くらぇぇぇぇい!!我が最強の火炎魔法を!!!ちきしょう、ちきしょう!!我輩がモテないのは、お前らのせいなんじゃああああ!!(泣きながら)」
勇者「それは濡れ衣だろうがぁぁぁぁ!!だが、濡れた衣であっても、現実のこの炎は消せないのだった!!なーんてネ!あ★何か俺様、今、面白いこと言ったみたい!!山田くん、座布団をよこせ!(自分から要求)……などと言っている場合かぁぁぁぁ!!ぎゃあああああ!!アチチチチ!!!」
魔王「お任せくださいっス!!!(最前列に凛々しく立つ!)ふんぬぅゥゥゥゥ――――!!!(奮起)防御魔法★展開!!どぐぎゃごわぁぁぁぁぁ!!!(鼻息炸裂させながら、気合と共にカッコ良く盾魔法を出現させる!)」
小便金魚「щ(゜Д゜щ) おのれ、こしゃくな!!にゅおおおおお!!!(気張る)」
魔王「負けるもんかぁぁぁぁ!!!ふんごぉぉぉぉぉ!!!(いきむ)」
女神「\(o>∇<o)/ 凄い、魔王さんっ!!炎が私たちを避けていくわ!!頑張ってぇ!!(背後から応援)」
勇者「Σヽ(゜Д゜○)ノ うおおお!よくやった、ピイチャン!!素晴らしい鼻息じゃ!!誉めてつかわす!!(女神の後ろに隠れつつ、応援)」
魔王「いやいやいや!俺が使ってるの、防御魔法っスから!!鼻息で消してるわけじゃないっスから!!」
勇者「炎さえ消えればどっちでもいいわい!!ゆけい、魔王よ!!この鼻息の勢いで、あの小生意気な小便金魚を小便小僧の座(?)から引き摺り下ろすのじゃ!!(女神の後ろから指令)」
女神「(-Δ-;) ミナミン、あなたさっきから何もしてないのに、何様なんですか…。」
魔王「いや、このまま押し返して反撃すんのとか全然無理っス!!金ちゃんの方が魔力キャパも持久力もレベルもぶっちゃけ俺より上なんで、やられるのは時間の問題みたいっスぅぅぅ!!ぜえぜえ!(なんかすごい苦しそう)」
勇者「ヽ(#゜Д゜)ノ なんだとぅ?この根性なしめ!!」
女神「……ミナミン……どうしてあなたは何もしてないくせに、ひたすら偉そうなんですか。かくいう私も、治癒魔法しか使えないので、ツッコミ以外、何もできませんが…。うううう。」
魔王「言ってる場合じゃねっスぅぅぅぅ!!ぐえぇぇぇぇ~……も……もうダメぁぁぁぁ~!げふっ。(倒)」
小便金魚「ふはははは!!!魔王め、愚かな!!この小便金魚……じゃなかった!ああもう!ついに自分でも間違っちゃったじゃん!!言い直ししますっ!!大事なことだから言い直しますっ!!この、ショーベルキンに勝とうなどとは100年早いわ!このコワッパどもめらが!!」
勇者「ぎゃああああ!!炎がくるぅぅぅぅ!!!タ~スケテぇぇぇぇ!!!」
小便金魚「くらえええぇぇぇい!!トドメじゃあああああ!!!!」
母親「――――ちょいとお待ち!!!(どどーーーーーん!!!!!!:瀕死のクリリンを助けに来た悟空ぐらい、カッコ良く登場)」
小便金魚「Σ(; ・`д・´) ……ぬっ?」
女神「Σヽ(>▽<)ノ きゃあああ♪♪♪お母様ぁッ!」
母親「いくら出来が悪いとはいえ、我が子を目の前で殺されてなるもんかい!!私に任せてどいてな、魔王さん!!(炎をものともせず、小便金魚に突撃する)ふんぬぐわぁぁぁぁぁぁ!!!(大★迫★力)息子救済母の愛拳!超必殺奥義!!!!絶・味噌天翔味醂菩薩海老昆布椎茸出汁鳳凰覇ァァァァァァァ――――!!!」
小便金魚の嫉妬の炎と、母ちゃんの愛の炎が、激しくぶつかりあう!!!
ばぎょごくわぁぁぁん!!!
吹き荒れる爆風!!
女神「(>Д<)ノ~ 頑張ってぇぇぇ!!お母様ぁぁぁ!!!」
勇者「うを~あの小便金魚すげー!うちの母ちゃんと互角に渡り合える生き物を生まれて初めて見たぁ。」
魔王「(何とか起き上がって)いや……互角じゃねっス。むしろ分が悪いかも…。」
女神「ほんとだわ!じわじわとお母様が押されているわ…!!」
魔王「小便金魚は、魔界最強クラスの魔術師っス。強くなるために、色々な筋トレ、エクササイズ、勉強、発声練習、100マス計算、漢字の書き取りを毎日していやがるんス!!いくら山のフドウとはいえ、一介の主婦のたちうちできる相手ではねぇっス!!」
女神「まあ、見かけによらず、小便金魚さんったら何て真面目な方なんでしょう。でも、このままではお母様がやられてしまうわ!」
勇者「゜+.(・∀・)゜+.゜ やった、マヂでっ?うわ、頑張れ、小便金魚!」
女神「ヽ(#゜Д゜)ノ┌┛ガッ∑(ノ`Д´)ノ ミナミン、何てこと言うんですかッ!それにお母様がやられてしまったら、次は私たちの番なんですよ!」
勇者「Σ( ̄Д ̄;) あ・そうか!それはいかん!」
女神「何とかしてください、ミナミン!あなた、勇者でしょ!」
勇者「フッ……よかろう!ついにカッコいい俺様の出番というわけだな!」
魔王「おおっ!勇者さんが、何かヤル気になっているっスよ!」
女神「何があったんですか、ミナミン?熱で脳みそ焦げたんですかっ?」
勇者「誰の脳みそが焦げたんだよ、失敬な!たった今、俺様はあの小便金魚を一撃で倒すことのできる秘策を思いついたのだ!」
魔王&女神「「Σ(゜△゜;) ええっ?秘策っ?」」
実は、あの山のフドウチックな母ちゃんですら圧されるほどの実力者だった小便金魚!!
小便金魚を倒さないと、バッドエンドロールが流れてしまうぞ!!
圧倒的不利な状況の中で、勇者ミナミンが考えついた秘策とはっ?
何かどーせロクでもないことのような予感がいっぱいだ!!
続くっ。