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20話「爆走!!疾走!!!!三つ巴かけっこ大会!!!」

※今回、実況アナウンスは全て、千葉繁さん(無駄に血管の切れそうな、裏声ハイテンション全開モード)の声でお読みいただければ幸いです★



チャラララチャラチャラ~ン♪(雲に乗っかって、銀河を駆け巡る、竜虎の画像が一瞬流れる)

つ……ついにィィィィ!!!!

平和な公園の白い壁に、『夜露死苦メカドック』というハレンチ(?)な落書きをしている、魔王ピイチャンを発見した、勇者ミナミンんんんんん!!!!(ドッギャアアアン!!!!)

勇者は聖剣ヌカミソードを透明なビニール袋から解き放ち、魔王を追いかけるゥゥゥゥ!!!!(ズッキュウウウン!!!)

北斗の宿命(何それ)は、あ・誰にィィィィ微笑むのかァァァァァ!!!(ズガシャアアアアン!!!)

戦いの火蓋は、今!!!斬って落とされたァァァァァ!!!!(ドンガラガッシャアアアン!!!)



勇者「εε=====≡゛ヽ(#`Д´)っ┌┛)) 待ァァァァちやぁぁぁぁがれェェェェい!!魔王ピイチャンめぇぇぇぇぇぇ!!!!(悪鬼の形相で、追いかける)」


魔王「=ε=ε=┌(≧Д≦)┘ ギャアアアアア!!!刃物持った変態が追いかけてくるっスぅぅぅぅ!!!タ~スケテぇぇぇぇぇ!!!(命がけで逃げる被害者)」


勇者「щ(゜Д゜щ) テメェコラ、正義の剣を振りかざす勇者様を、刃物キ○ガイ変態扱いするとは何事じゃああああ!!!」



ちょっと離れた所で、ぼんやりと二人を傍観している女神「ミナミンが、正義の剣を振りかざす勇者様か、刃物キ○ガイ変態かって聞かれたら、絶対後者の表現の方が適切だと思うけどなぁ…。」



白い壁に取り囲まれた公園内を、ぐ~るぐ~ると駆け回る勇者ミナミンと魔王ピイチャンんんんん!!!

んだどもスットコドッコイ、両者とも運動不足丸出しの鈍足だったため、うっかり均衡がとれていて、その距離は縮まりもしなければ広がりもしないィィィッ!!!

平和な追いかけっこは、何の進展もないまま、5分が経過したァァァ!!!

そして、根性のねー二人の息がそろそろあがり始める頃ォォォ!!!!

公園内に突如、異変が起こったのであるゥゥゥ!!!



母親「くぉらァァァァァ――――!!!!ミぃぃぃナぁぁぁぁミぃぃぃぃンんんんんん!!!!(ばしゅるるるる……フゴ~ゥゥゥゥ…←闘気の入り混じった、濃い鼻息音。)」


勇者「Σ( ̄ロ ̄lll) ギャアアアアア!!!か……母ちゃんんんんん???見つかったァァァァァ!!!!」



ミナミンが大気を震撼させるような怒号の先に目を向けるとぉぉぉぉぉ!!!

現れたのは、新手のスタンド使い……じゃなくて、山のフドウチックな母ちゃんだったァァァ――――!!!

鬼神の如き形相を浮かべ、ドドメ色の魔闘気を、毛穴という毛穴から噴き上げながら、公園の入り口に立っているゥゥゥゥ!!!

背景には、『ゴゴゴゴゴ……』とかいう、太筆でヤケクソ書きしたような文字が浮かんでいたァァァァ!!!

母ちゃんの鼻息だけで、公園の花壇の花や樹木が全て、なぎ倒されてゆくゥゥゥゥ!!!

そして、風の谷を襲う王蟲の群の如く、轟音と爆煙と共に、母ちゃんがミナミンに向かって突撃してきたァァァァ!!!



勇者「(*´ω`*) ……ウフフ。ホラ、怖くない…。……って!!いやいや、しっかりしろ、俺様!!冷静にナウシカごっこ(自己暗示気味)してる場合じゃないから!!だいたいそれ、テトを手なづける場面だから!!あまりの恐怖に思考停止して、自分でボケて、自分でツッコミ入れて、しかも滑っちまったよ!!ぐぎゃあああああ!!!積み荷を燃やしてぇぇぇぇ!!もとい、母ちゃんを燃やしてぇぇぇぇぇ!!!殿下!!(誰?)巨神兵を!!巨神兵を呼んでくださいませぇぇぇぇ!!!(心のLRボタンを同時に押し。みなみんは にげだした)」


魔王「Σ( ̄ロ ̄lll) ギャアアアア!!!なんかいきなり、勇者がスピードアップしてきたっスゥゥゥゥ!!!」


勇者「待て魔王ピイチャン――――!!それから助けて、殿下ァァァ――――!!!(だから殿下って誰)」


母親「オラオラオラオラァァァァ!!!無駄無駄無駄無駄ァァァァァ!!!(BGM:王蟲が爆走してくる時の音楽)」



公園を輪になってぐ~るぐ~ると走り回る3人を、中心位置で温かく見守る女神(かけっこ不参加)「まあ、お母様ったら、まんじゅうの箱を2つ持っていらっしゃるわ。ひとつはお見舞い用で、もうひとつはきっと私の分ですね。嬉し~♪あら、そこに自動販売機があるわ。ちょうど良かった。お茶買ってこよっと!」



――――突然だがっ!!!

人間が普段使用している能力は、全体の30%だというッッッ!!!

あまりもの恐怖に、勇者身ナミの眠っていた70%の力やら、いきなり目覚めたァァァァ!!

ピッカ――――*:.。☆.:+。.(∩*゜▽゜)∩.。☆+..。.:*



勇者「*:.。☆.:+。.ヽ(゜Д゜)ノ.。☆+..。.:* 卍・解ッッッ!!!(←?) 解き放て、俺様の燃える小宇宙!!! 俺様ターボ・オン!!!(ピッカァァァ★)どおぉぉぉぉりゃああああああッッッ――――!!!」


魔王「Σ( ̄ロ ̄lll) うわああああっ!!!勇者がまたスピードアップしっスぅぅぅぅ!!…………ぜぇぜぇぜぇ……も……もうダメっス~、追いつかれるっスぅぅぅぅ――――…………………………って、あり?」



スピードアップしたミナミンは、なんと、ついに魔王を追い越したのであるゥゥゥ!!!

やったぞミナミン、凄いぞミナミン、それでこそ勇者だミナミンんんんん!!!



勇者「ヽ(゜Д゜)ノ ヨッシャアア!!やったぜ俺様!!魔王に勝ったぞ!!(かけっこで)……って、ダメじゃん!!意味ねーよ!!何やってんの、俺様!!ぎょもおおおお!!!公園内をぐるぐる走り回ってたもんだから、このままでは母ちゃんにも、追いついてしまいそうだァァァァ!!!!」



全然空気読んでない女神「♪(*^ ▽^)ノ~ みなさぁん!全員分のお茶を買ってきましたよ~!おまんじゅうもあることですし、ミナミンも、お母様も、魔王さんもそろそろ一休みしませ~ん?」


母親「(急ブレーキ)(=^▽^=) あら、アルテシアちゃん、気がきくこと~!ちょうど喉が渇いてきてたんだよ。」


魔王「(停止)゜+.(・∀・)゜+.゜ え?俺の分もあるんっスか?あざーす!いただくっス~!」


勇者「凹○パタッ………………。(展開の早さと適当さについていけず、おまけに筋肉痛と疲労で、ばったりと倒れこんだまま動けない)」




女神アルテシアの天然の陰謀(笑)により、結局、仲良く全員でお茶することになった、御一行!!!

世界の運命はどうなってしまうのかっ?

勇者の筋肉痛は大丈夫なのかッ?



続くっ。

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