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15話「惨劇!!つぼ九密室テロ事件!!」

世界の平和を取り戻すため、やっぱり悪魔伯爵であるミイラじじいを倒すことにした、勇者ミナミンと女神アルテシア!

勇者ミナミンは、悪魔の力の源であるしっぽを斬りおとすことが出来るという聖剣エクスカリバーを、透明なビニール袋から取り出し、天高く掲げる!!




勇者「聖剣!!!ヌカミソォ――――ドッッッッッ!!!!!!(ドッギャアアアアン!!!:効果音&背景指定:稲妻ベタフラッシュ)」


女神「щ(゜Д゜щ) いやだから、ヌカミソードじゃなくて、エクスカリバーですってばッッッ!!」



――――勇者ミナミンがヌカミソ漬けエクスカリバーを構えたその時であった!!!

周囲に異変が起こったのである!!!!




☆.:+。.。☆+..。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜.(∩゜▽゜)∩゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。☆.:+。.。☆+..。

:.。☆.:+。.。☆+..。.:*                 :.。☆.:+。.。☆+..。.:*

・゜゜・*:.。..。.:*・゜ムッフォワァアァアァア~~~~~ン゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*

:.。☆.:+。.。☆+..。.:*                 :.。☆.:+。.。☆+..。.:*

☆.:+。.。☆+..。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n'∀')η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。☆.:+。.。☆+..。



ミイラじじい「ぐはああああああッ!何じゃ、このヌカミソが超発酵した挙句に、ほどよく腐ったような匂いわッ!!(鼻押さえながら、悶絶して転げまわる)」


女神「ヌカミソが超発酵した挙句に、ほどよく腐った『ような』匂いじゃなくて、そのものの匂いですぅぅぅぅぅ!!!(鼻を押さえながら、同上)」


勇者「想像以上にキタ━━☆゜・*:。.(゜∀゜)゜・*:..:☆━━━!! 強烈強烈強烈ぅぅぅぅ~ッッッ!!!俺様、イケナイ封印を解いてしまったァァァァァ!!!!(鼻を押さえながら、以下同文)」


ミイラじじい「おのれ、勇者&女神!魔界の襲撃に備え、聖剣エクスカリバーを強化しておったのじゃな!!」


勇者「ハッハッハッハ、その通りだ!!おそれいったかっ!!(大威張り)」


女神「『勇者&女神』だなんて、お笑い芸人のユニット名みたいな括り方しないでくださいッ!ミナミンも嘘つかないのっ!」


勇者「とかツッコミ入れてる場合じゃねぇっつの!マジ死ぬ!!このままでは俺様が死ぬぅぅぅぅ!!しかもこの居酒屋個室って、バッチリ密室じゃねぇか!換気換気ッ!」



勇者ミナミンは、必死で手を伸ばし、居酒屋個室のフスマを開けようとした、その時である!

ミナミンが手をかける寸前に、フスマが勝手にスパーンと開いた!



つぼ九の店員「お巡りさん、この部屋ですっ!言い争う声がしたのは……ううっ!」


警官「ぐはっ!何だ、この異臭わッ!!まさか、テロっ?」


女神「'`,、(T∀T)'`,、 はわわわわ。ち……違うんですぅぅぅぅ!!」


店員「ああっ!見てください、お巡りさん!刃物持ってる人がいますよ!!間違いありません、こいつらテロリストですっ!」


勇者「ヽ(#゜Д゜)ノ 誰がテロリストだッ! 俺様たち、世界を守る勇者&女神だっつーの!」


女神「だから、そのユニット名はいやぁぁぁぁぁ!!!」


警官「しかも何だ、このじいさんと女性のコスプレのようなカッコわ!とりあえず全員、署まで来てもらおうっ!(3人全員に手錠をかける)」


ミイラじじい「(T皿T) にゅおおおおおっ。く……くつじょく~!!!」


女神「(ΩДΩ) 聞いてください、お巡りさんんんん!本当に違うんですったらぁぁぁぁぁ。」


警官「はいはい判った判った。ヨッパライはみんなそう言うんだよネ!話なら署で聞くからっ。」


店員「あ、先にお会計お願いしま~す。全部で29800円になりまぁす。」


勇者「d(ゝω・*)b あ・お金はそこのミイラじじいが払うから、よろぴくネっ★」


ミイラじじい「⊂⌒~(⊃。Д。)⊃ ギニャアアアア!!!!踏んだり蹴ったり――――!!!(悶絶叫)」




真面目に世界の命運を賭けた戦いが始まるかと思いきや、アッサリと警察にしょっぴかれてしまった3人なのであった!!

よい子のみんなは、居酒屋で悪臭漂う刃物を振り回して暴れてはいけませんヨ★

次回、新たなる展開の予感!!

その前に、勇者&女神は警察から出てこられるのかっ?



続くっ。

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