表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/41

1話「夜明け前の勇者。」

挿絵(By みてみん)




女神「起きなさい……勇者ミナミンよ……」


勇者「ンガ~スピョピョピョ……ムニャムニャ……もう食べられなぁい……。」


女神「お約束チックな寝言を言っていないで、目を覚ますのです……。」


勇者「こらぁ。逃げちゃダメだぞぅ。ヨーコも、ユキコも、マリリンもみぃんな俺のものだぁ。満腹だけどやっぱりみんな食べちゃおう~グエッヘッヘッ……。」


女神「Σ( ̄ロ ̄lll) 食べるって女の方ッ?しかもお腹いっぱいとかいってるし!!連載開始早々ど淫夢ッ?ええい、起きなさいというにー!!!!」



女神アルテシアは勇者ミナミンが寝ているベッドをひっくり返した!

ドギャバキめしょドンガラガッシャーン!!!

(ノー"ー)ノ ┫ ゜・∵

勇者ミナミンは床に頭をぶつけて、10のダメージを受けた!



勇者「ヽ(#゜Д゜)ノ ゴルァ!!誰じゃい、俺様のことを派手に暗殺しようとするフトドキ者わー!!」


女神「派手に暗殺って言葉として変でしょ!それから私は暗殺目的でやってきたわけではありません!」


勇者「じゃあ強盗?お金なんかないよ。だって俺様無職だモンッ★(キラッ)」


女神「( ̄д ̄╬) 強盗ではありません!それから威張れることじゃないでしょっ。」


勇者「il||li(ФДФ;) il||li ってことは、よ……夜這い? 俺様もしかして貞操の危機真っ只中ッ?」


女神「ヽ(#゜Д゜)ノ もっと違いますッ!!私の名はアルテシア。私は貴方に勇者として、世界を平和に導くために、私と共に魔王と戦ってほしいのです!!」


勇者「なぁんだ。宗教の勧誘だったのか~。すいませ~ん。俺様の宗教は巨人なんでぇ、新聞は読売とることに決定してるんで結構ですぅ。」


女神「宗教でもないし、新聞の勧誘でもないし、ましてや強盗でも夜這いでもありませんッ!!」


勇者「ぐ~~~~~~。+゜*。 」


女神「Σ( ̄Д ̄;) いやだから寝ないでくださいってばッ!!」


勇者「(ガバッと起き上がって)つかね!!非常識!!夜這いでも強盗でも宗教勧誘でも巨人ファンでもない分際で、こんな夜中に勝手にひとんちあがりこんで、勇者になれとか魔王を倒せとか、とってもすっごく非常識!!そんなわけで、俺様寝るから!!おやすみグッナイ!!ばたんきゅう~。」


女神「非常識なのは謝ります!けれど時間がないのです。魔王ピイチャン悪の手は、すぐそこまで……って全然聞いてないし…。だめだわ……完全に爆睡してる…。明日の朝、出直してこよう…。めそめそ。」




こうして勇者ミナミンは、女神アルテシアの誘いを、初回から見事にナイガシロにしたのであった。


がんばれ、女神アルテシア!!

負けるな、女神アルテシア!!

世界の未来は、勇者ミナミンではなく、君の手にかかっている!!



続くっ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ