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最強にされた転生者  作者: 紅陽 流美菜
第一章『新たな世界と転生者』
6/30

第6話『西の国と冒険者ギルド②』

なんとか危機から脱出したコウ達は、魔獣が見えなくなった事を確認し、馬車を止めた。


「ふぅ、何とか撒いたな」

「あぁ、流石に今回ばかりは死ぬかと思ったぜ」


彼らは安堵のため息をつくとドカッと横になる。

そこに、馬から降りたガイが入ってきた。


「さて、ここまで来ればひとまず安心だ。お前には何があったかキッチリ話してもらうぞ?」


ガイは険しい表情でコウに詰め寄る。

威圧に押され後退る。

普通に怖い・・・それにコウには何を言ってるのかわからない。


「えっと・・・」

「ガイ、良く見ればまだ子供だ。そんなに殺気だってたらビビっちまうだろ?」


仲間の1人がガイの肩を掴んで引き剥がす。

ガイは舌打ちするも、やり過ぎたとバツの悪そうに顔を背けた。


-ユニークスキル『世界言語理解』を習得しました-


(え?)


コウの脳内に女性の声が響いた。


「悪かったな、坊主。俺はバラン、こいつはガイ。後、そっちにいるのがスライ」


バランと名乗った男はコウを怖がらせない様に笑顔で自己紹介する。

3人の中では恐らく年長でまとめ役なのだろう。

褐色の筋肉質な身体は前世のボディービルダーを思い出させる。

ガイは相変わらず顔を背けたまま。

スライと呼ばれた男は優しく微笑んだ。

3人の中では1番細身で、戦闘が得意の様には見えない。


(急に言葉がわかる・・・さっきのスキルの習得のおかげ?なら、俺の言葉も通じる?)

「えと・・・コウ・ヤガミです。先程は助けていただきありがとうございます」


コウは自分がまだ10歳である事を忘れて、社会人の様に頭を下げてお礼する。


「まだ子供なのに俺達みたいな冒険者にしっかりと礼を言えるとは立派だな、姓があるって事は何処かの貴族様なんだろ?」

(貴族?・・・本当の事を言っても怪しまれるだろうし、何よりあのガイって人マジで怖い!ここは何とか怪しまれず、かつこの世界の情報を聞き出せる様にしたいけど・・・)

「それが、覚えないんです。気づいたら森の前に倒れてて・・・」

「・・・試練の森か」

「試練の森?」

「知らないのか?このフルーンとラナウの境界にある森だ、ここらより危険な魔物が住んでるから腕試しをする冒険者が森へ入ってくんだ。生半可な力じゃ返り討ちにあっちまうから、試練の森なんて名前がついてるんだよ」


バランは丁寧に説明する。

そんな危険な森の前にいきなり転生されたのかとゾッとした。


(あの神、絶対にいつか直接文句言ってやるからな!)

「それで?覚えてないって、自分が何処からきたのか忘れちまったのか?」

「あ、はい・・・名前以外は、ほぼ思い出せないんです。自分が何処に住んでいたのか。さっきの説明も、フルーンとかラナウとかも、分からなくって・・・」


コウの発言に言葉を失う3人。

コウからすればありがたい事だが、3人はコウが重度の記憶喪失になったのだと感じていた。

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