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ドアマット令嬢の幸せ【200字】

作者: 島猫。

 彼女には人から愛された記憶が無い。

 一人だけ髪色が違うという理由で父親にも祖父母にも不義の子だと(ののし)られ(さげす)まれ、使用人からは軽視された。夫と義両親に不貞を疑われた母親は「お前のせいで」と娘を憎み、視界に入れるのも不快だといって毛嫌いした。


「だから学園生活は快適よ。寮に入れて、私の人生で一番幸せだわ」

 

「それは良かった。でも、今は君の人生で二番目に幸せな時期だ。僕と結婚して、そこからがずっと、君の一番さ」



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― 新着の感想 ―
[良い点] この短さで‥‥‥! 面白かったです。
[一言] 是非是非、幸せになって欲しいです。 幸せにしてあげてください。
[良い点] お見事!の一言です。 200字小説のお手本のような作品!でした。
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