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第94話  1月25日 美月だったとは

読みに来てくださりありがとうございます!

 美月の家に着いた僕は、2回目となる美月宅にお邪魔をしていた。


「お邪魔します……」


「いらっしゃい翔斗くん。この間ぶりね」


 とても美しい笑顔で僕を出迎えてくる美咲さん。


「はい。この間はお世話になりました」


 一礼をしてから僕は靴を脱ぎスリッパに履き替え家の中へと入った。

 美月のお父さんが居ると言っていたがまだ姿は見えない。

 リビングで待っていると思うのだが、なんだか招かれて居ない感じがしてとても不安だ。


「お父さん出てこないんだね。リビングに居るの?」


 僕と同じことを思ったのか、美咲さんに質問をする美月。


「あの人から呼んだのにね。出迎えもしないなんて……後で叱っておくわね」


 美咲さんの目は本気だった。

 美月も怒らせたらこうなるのだろうな……想像するだけで体が少しだけ震えた。


「翔くん、なんか今私のことで震えてなかった?」


 美月の目が光り輝いている。

 鋭すぎるだろ……。


「いや……そんなことありません」


「なんで敬語なの??」


「「……ふふ」」


 美月と笑い合ったことで少しだけ緊張が解けた気がする。


「お二人さんそこでイチャイチャして居ないで入って入って」


 美咲さんに急かされてしまった。


「ちょっと、お母さんイチャイチャなんてしてないから」


 美月の返答を聞きながら僕はリビングに入った。




 リビングに入ると、前にお邪魔した時に座ったダイニングテーブルの椅子に美月のお父さんらしき人の背中が見えた。


(ん?あの背中……髪の色……どこかで……)


 そう思いながら美月の案内に従い、お父さんであろう人の向かいの席に座った。

 ゆっくり、ゆっくりとその人の顔を伺うと……


「え?孝宏おじちゃん?」


「おや?その名前で呼ぶってことは……まさか大和のところの息子か?」


「はい、そうです。お久しぶりです」


「娘から古巻と聞いて、どこかで聞いたことあると思っていたが、そっか大和の苗字だったな。まさか、美月のす……ゴホン、友達が君だったとは」


 そう、僕は孝宏おじちゃんとは昔、何度も会ったことがあったのだ。

 まさか、美月のお父さんが孝宏おじちゃんだったとは……


「ちょっと、ちょっと、どういうこと?翔くんとお父さんって知り合いだったの?」


「あなた……説明して」


 状況が飲み込めていないのか、美月と美咲さんは孝宏おじちゃんに質問をしている。


「落ち着いてくれ。まず大和とは俺の高校時代からの親友で、その息子が翔斗くんと言う訳だ。

 美咲には、瑠美さんの息子で美香ちゃんのお兄ちゃんと言った方がわかりやすいか??

 美月、お前は小さい頃何度も遊んでいたんだぞ?」


「えぇ?瑠美の息子で美香ちゃんのお兄ちゃんが翔斗くんだったの?そう言えば翔斗って名前が出たことあったかもしれないわね……」


 美咲さんはお母さんと美香と知り合いだったみたいだ。

 美月の方はと言うと、


「私が……翔くんと……昔から会っていた?

 え……もしかしてしょうちゃん……」


 小さい時の僕と今の僕が重なったのか顔を赤くさせて行った。


「うん……なんか高校生になってからそう呼ばれるのは恥ずかしいねみっちゃん」


 よくよく見れば昔の面影があると思うんだけどな。

 何で今まで気付けなかったんだろう。


 美月だと気づく事はできなかったが、今でも小さい時の美月との記憶は鮮明に残っている。

 だからといって誰かに初恋を話すなんて事はしないし、僕の胸の中での話なのだが。



 改めて、まさかあの時の女の子が美月だったとは……とてもびっくりだ。

読んで頂きありがとうございました!


明けましておめでとうございます!

不定期ながらもこれかも投稿はしていきますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します。

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