第62話 1月2日 おみくじ大吉だったから!
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今日は翔斗くんと初詣に行く予定です。
私だけが初詣ですが……
やはり美月ちゃんは元旦に初詣行きやがりました。
おっと、新年早々ダーク凪が出ました。
ですが、しまっておきます!
何かの歌詞にもありそうですが、
いつ行くかではなく、誰と行くかなので、
とても良い初詣にしたいです。
ピンポーン
インターホンを押し、少しするとすぐに翔斗くんと、
美香ちゃんが出てきました。
「新年明けましておめでとうございます!」
やっぱり一番最初はしっかり挨拶からですよね!
「今年もよろしく!凪!」
「凪さん!今年もよろしくお願いします!」
挨拶を交わして、私と翔斗くんは2人で向かいます。
美香ちゃんもどうかと誘ったのですが、友達と行くらしく断られてしまいました。
私たちは折角のデートと言う事で、電車で少し遠くの神社に行くことにしました。
行きたい神社があったので、私が決めとくね、と言っておきました。
「今日行く神社って確か結構有名なところだよね?」
「はい!そうですね。少し混むかもしれませんね」
「そういえば有名なことしか知らないんだよね。どんな御利益があるの?」
「え?あ〜勉強・仕事運だった気がしますね」
嘘です!すごく嘘です!
本当は縁結び、恋愛運UPの神社です。
ごめんなさい翔斗くん。
ですがバレなければ嘘とも言えないのです!
「そうなんだ!僕も頭良くなるかな!」
信じてくれたみたいでよかったです。
これならバレずにいけそうですね!
と、思っていた私が馬鹿みたいです。
神社の敷地内に入った瞬間からあからさまだったのです。ここぞとばかりにこの神社の御利益を売っていたから……
「え?凪、これ本当に勉強・仕事運の神社?絵馬とかめっちゃハートなんだけど……ものすごく縁結びとか恋愛って感じするんだけど……」
何がいけないんですか……
私自身も頑張りますが、神様にだって力分けて欲しいんですよ。
そんなことよりも、これだと私が翔斗くんと縁を結びたいって言っているみたいなもんじゃないですか。
とりあえず……
「あれ……そう見たいですね。ごめんなさい……間違えてしまった見たいですね。でも折角来たんで、良い縁に結ばれますようにって祈りましょう」
「そうだね!そうしようか」
よかったです。
どうにか誤魔化すことができました。
本当は正直に言いたいところですが、まだ私には、ハードルが高いですね。
「しかし並んでるね、はぐれないようにね」
翔斗くんの言う通りでした。
本殿の方向に進めば進むほど人の数が増えていくのです。
あ、私はここで思い着きました!
なんかビビッときたのです!
「そうですね……逸れるのは嫌なので、失礼します」
そう言って私は翔斗くんの手を握りました。
「え?え?な、凪?」
ものすごく動揺しています。
さらに!追い討ちです。
「嫌ですか?嫌なら、離します……」
いや〜これぞあざと凪ですね!
美香ちゃんにこの間こっそり教わりました。
「い、嫌じゃないから」
そう言って握り直してくれました。
私にとっては男性と手を繋ぐなんてこれが初めてです。ですが初めてな気がしないくらい安心しますね。
さすが私が好きになった人なだけはあります!
やっと私たちは、本殿に着きました。
これからお参りをします。
翔斗くんはどんなお願い事をするのでしょうね。
聞きたいけど、聞かないことにします。
私も言わなくてはいけなくなるから。
私のお願いは決まっています。
それは、
私が翔斗くんにアピールできるよう、しっかり場面を作ってください!
です!
神様に頼むことは、これだけでいいんです。
そのほかは私がしなくてはいけないことなので。
無事お参りも終わり、私は気になったので、ある質問をしました。
「あ、昨日美月ちゃんとはどこに行ったのですか?」
「え、あ〜美月とは○○神社に行ったよ」
「○○神社ですか……」
やっぱり……
美月ちゃんも縁結び、恋愛運UPのところを選んでいました。
本当に考えることは同じですね!
もしかしたら元旦に行ってるから御利益は美月ちゃんの方が強いかもとか思ってしまいました。
でも、今回は気にしないことにします。
だって、
おみくじ大吉だったから!
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