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第61話  1月3日 引越しすることになりました。

読みに来て頂きありがとうございます!

三ヶ日の朝のことだった……


「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」


体を揺らされたことで僕は目が覚めた。


「ん?どうした?美香?」


「なんか下から物音が聞こえる」


その一言で僕はベットから飛び起きた。


時間を見たらまだ6時30分。

だけど美香は起きる時間だ。


昨日しっかり戸締まりはした。

それは僕の役割だったから。


僕は恐る恐る階段を降り、物音が聞こえるリビングへと向かう。

後ろには美香を連れて。


そしてリビングに入ると……そこにいたのは、


「なんだよ、お父さん、お母さん帰ってきたんなら声ぐらいかけてよ」


そう、ほとんど一年ぶりに合う両親だった。


「久しぶりだな翔斗。少し大きくなったか?後ろにいるのは美香か!一年見ないだけでもっと可愛くなったなー」


そう言って声をかけて来たのは、僕と美香のお父さん、古巻大和(やまと)

身長は僕より高く180cmぐらい。黒髪に少しばかり白髪が混じっている。年齢は確か50歳ぐらいだったと思う。顔は羨ましいほどイケメンである。僕もその顔が欲しかった……

とても真っ直ぐな性格をしていて、僕が自分の意見をしっかり言えるのはお父さん譲りなんだと思う?


「久しぶりじゃないよ、帰って来たなら連絡送るくらいはしてよ」


僕がそう言うと、


「あら、翔斗、反抗期?大和さん翔斗にもついに反抗期がきましたよ」


「なんで、喜んでるんだよ瑠美」


お父さんが呼んだ瑠美は、僕と美香のお母さん、古巻瑠美(るみ)

身長は165cmで、とても綺麗な黒髪を背中中央あたりまで下ろしている。年齢は45歳近くまであるのだが、

僕でもお母さんの顔を見るとまだ20代なんじゃないかって思ってしまうぐらい若々しい顔をしている。用は童顔みたいな顔をしているのだ。美香にとても似ている。そして、とても優しくお節介な性格をしていて、僕のお節介の性格はお母さん譲りだろうな、と思っている。


そして、世間一般では仕事でお母さんはいないことになっているが、顔からも想像つく通り仕事なんてこの人にはできない。だが、お父さんと離れるのが嫌でついて行っているのだ。僕たち2人を残して……


「反抗期じゃないよ。俺と美香しかいないこの家で急に下から物音が聞こえたら流石に怖いでしょ」


「まーそうだな。悪かったな」


そうして、僕たちは久しぶりに家族で1日を過ごすことになった。


とりあえず朝ごはんという事で、

いつもは美香だけだったキッチンに、今日はお母さんがいる。

なんだか、不思議な気分だった。



すぐに料理は出来上がり4人揃ってご飯を食べた。

その時お父さんが僕たちに言ってきた。


「話があるんだが、今年の4月から俺と瑠美は正式に海外に移住しようと考えている」


まーそれがいいだろうなと僕も思った。

こっちに来るのを僕たちに合う時だけにした方がいいと思っていたから。


逆にあっちでほぼ一年間ホテルを転々としながら、僕たちの生活費を送り続けてきたお父さんの稼ぎは本当にすごいと思うし、尊敬する。


「いいと思うよ。僕たちは2人で頑張るから。でもしっかり一年に一回ぐらいは顔見せてよね」


僕がそう言うと、

お父さんは、ありがとうと言った後に、とんでも無いことを言ってきた。


「だから、4月からはこの家を売ることにしたから。2人にはここから二駅ほど離れたところに引っ越してもらうな!」



この人は何てことを簡単に言ってくれたんだろう。

そして、嫌だとも言えないので決まってしまった。


僕と美香は4月に、


     引越しすることになりました。


61話読んで頂きありがとうございます!


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いつも本当にありがとうございます!


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