第55話 12月7日 私の勝ちですね!!
読みにきてくださりありがとうございます!
今日は待ちに待った翔くんとのお出かけの日です!
普通ならおめかしするべきなのかもしれませんが、
私は今までおめかしなどしたことがありません。
…………………だってする必要がなかったから。
早く着きすぎてしまいました……
9時までは1時間もあります。
何して過ごしましょう。
そう思っていると、
「え?夜ちゃん早くない??」
後ろから声が聞こえてきました。
夜ちゃんと呼ぶ人なんて私が知る中で1人しかいません。
「翔くん!!」
そう、そこには1時間前なのに翔くんがいたのです。
「う、うん、夜ちゃんおはよう」
「おはよう翔くん!!」
挨拶を交わしたあと、私は翔くんに質問しました。
「どうしてこんなに早く?」
すると、
「いや、夜ちゃんこそだと思うけどね……僕は30分、間違って早く出ちゃったんだよ」
私と同じ理由ではありませんでしたが、予定通りに出ても8時30分には着いていたと言うことになります。
翔くんのこう言うところ、私は本当に好きです。
「私はその……楽しみで、早く出ちゃったんです」
「な、なるほど……まぁ、ここにいてもなんだしゆっくり向かおう!」
「そうですね」
そうして私たちは電車乗り、今日の目的地へと向かいました。
「なにこれ!!!めっちゃ広いじゃん!」
そして目的地に着いた時、翔くんがとても興奮していました。
喜んでもらえているみたいでよかったです。
「ここ、元々は違う県のチェーン店みたいで、とても品揃えがいいと最近評判なんですよ」
「そうだね、これ見る限り、本、文房具、CDショップ、カフェもあるもんね。そりゃ、人気出るよ」
どうやらここで正解なみたいですね。
本当に良かったです!
2人でラノベのコーナーに入ると、
興奮が冷めない翔くんがまた驚いた様子で、言いました。
「え?ここラノベ立ち読みできるんだけど……なんだここは、凪も連れてきたら絶対楽しいじゃん」
え……朝露さんか
まぁしょうがないですよね。
私たちまだ友達ですから……
でも、2人でいるのに私以外の人の事を考えられるのは嫌でした、なので、
「翔くん!!」
「は、はい」
「いやです!」
「ん?ごめん?なにが??」
「今は私といるんです!私に集中してくれないと私は嫌です!!」
正直に言いました。
すると、
「あ、そうだよね。それはごめんなさい。夜ちゃんに集中させて頂きます!!」
ふざけてるのか、本気で言ってるのか、
まったく……もう。
「はい!そうしてください。絶対ですからね」
そう言って、2人でラノベを見て回りました。
翔くんがいてくれたおかげで「青○タ」以外にも、面白そうな作品を見つけることが出来ました。
「青○タ」を全部読み終わったら買おうと思います!
二人で本をみて、昼はカフェに入り、最後は翔くんが本を買っていました。
私たちは18時ごろまでそこで過ごし、帰ることになりました。
本当は夜ご飯まで一緒がよかったのですが、今日は一緒にいられただけでお腹いっぱいでした。
今は私の最寄りの駅にいます。
翔くんも一回電車を降りてくれました。
「翔くん、今日はありがとう!!」
「こちらこそありがとう!そしていいところ教えてくれてありがとう!多分一人でもあそこに行くと思う。あはは」
それはそれは、嬉しい事を言ってくれますね!
「じゃーまたね夜ちゃん」
「はい!翔くん!」
そして家に帰ろうとした時思い出しました。
私は今日ずっと言いたいことがあったのだと。
駅に向かっている翔くんを私は呼び止めます。
「翔くん!」
「ん?どうしたの?」
「今日の翔くんもかっこよかったよ!!!
また行こうね!」
「・・・」
私はそれだけ言って翔くんの言葉を待たず、走ってそこを去りました。
それでいいんです。
まずは翔くんに意識をして欲しいから。
どうですか?少し意識しましたか?
翔くん、私のことに意識してくれてますか??
してくれたのなら今日は、
私の勝ちですね!!
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