表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/112

第49話  11月17日 翔くんとお出かけをしたいです。

読みに来て頂きありがとうございます。

翔くんと友達になって初めての月曜日です!


私はいつもより早く起きて、翔くんにメッセージを送ります!


―――――――――――――――――――――


「夜光」『翔くんおはようございます!!』


―――――――――――――――――――――


すると翔くんももう起きていたのか、すぐに既読がついて、返信がきます。


―――――――――――――――――――――


「翔くん」『夜ちゃん、おはよう』


――――――――――――――――――――


登録名も翔くんに変えておきました。

そしてこの間の金曜日のうちに敬語はやめてもらいました。これぐらいしないと朝露さんには追いつけないからです。


翔くんとただ挨拶を交わすだけでこんなに幸せな気持ちになるとは……私はとても単純ですね。


私はいつもより軽い足取りでリビングに行き、朝ごはんを食べて、いつも通りの時間に家を出ます。


学校に着くと、もう席には翔くんがいました。


窓側の席の真ん中あたり、私の2つ前の席です。


話しかけようとした時、


「あ、美月おはよう」


「この間どうしたの??」


いつも私に近寄ってくる子たちが声をかけてきました。


いつもなら「おはよう」と返します。


ですが、それはしません。


私にとっては友達ではないから。


ただのクラスメイトであり、知り合いだから……


それに、本音を言っても、1人になることはないから。


「おはようございます。ちょっと道開けてもらってもいいですか??」


話し方も私は元に戻しました。

知り合いには、こっちの方が楽だから。


「え、あ、うん」


「あ、ごめん」


道を開けてくれたので通り過ぎます。


後ろから


「何あれ、」「ね、意味わからんない」


などが聞こえて来ますが、そんなこと気にしません。


それよりも早く話したい。


もっと仲良くなりたい。


その思いで私は歩いて行きます。


私のやりとりを聞こえてたのか、クラスメイトから視線を向けられますが、それすらも今は気になりません。


私は翔くんの前で立ち止まり、顔を覗き込み、

言いました。ここ最近では見せることのなかった。

私は最大の笑顔で!


「翔くん!おはよう!!」


「え?お、おはよう、夜ちゃん」


翔くんを見ると少し顔が赤くなっています。


ふふ、かわいいですね。


当然、私が翔くんに話しかけたことでクラスメイトからコソコソと声が聞こえてきます。


ですが気にも止めません。


それよりも翔くんと話したい。

土日我慢したんです。話させてください。


「翔くんってもう「青○タ」の最新刊まで読んでるんですか?」


「うん!読んでるよ!夜ちゃんはどこまで読んだの?」


そうして、私と翔くんは先生が来るまで話しました。





ホームルームが終わってからも、私に近寄ってくる子はいなくなりました。


私的にはこれでも寄ってきてくれる子はまた新しく友達としてやって行きたいと思っていたのですが……

やっぱり1人もいない、

と思った時でした。1人の女の子がやってきました。


「翔斗と仲良かったんだね?美月って」


そう言ってやってきたのは、

いつも私の周りにいた子の1人、新庄舞さんでした。


まさかいつも一緒にいた子の中から声をかけてくれる子がいるとは思ってもいませんでした。


「あなたは確か新庄さんでしたか……」


「新庄さんって私は前から美月と仲良かったと思ってたんだけどな、」


「あ、ごめんなさい。それより翔くんのこと呼び捨てなんですね」


「あ、言ってなかった?私、翔斗と幼馴染だよ」


まさか、こんな近くに翔くんのお友達がいたとは、


そして翔くんのお友達は私のことを友達だと思っていてくれたみたいです。


もしかしたら私自身が見えていなかっただけで、今までも本当に友達だと思ってくれていた人はいたのかも知れません。


ですがそれを後悔しても意味ないので、これからは私のことを友達だと思う思ってくれている人はしっかり向き合って友達になろうと思います。


「あの、舞さん」


「舞でいいよ?」


「舞、私と友達になってください」


「何言ってるの美月。私たちもう友達でしょうよ」


そう言ってとても可愛い笑顔で言ってくれました。


翔くんと友達になったからこそわかったことなので、改めて私は翔くんに感謝をしなくてはいけません。


本当にありがとうございます。翔くん!


そう思っていると、


「で、翔斗とはどんな関係なの??教えて??」


急にグイグイ来ました。どんな関係と言われましても……まだ友達でしかないですし、、


「いえ、まだ友達です。大事な友達ですけど」


「ほう、まだ!ですか」


「はい、まだ!です」


もしかしたら舞さんとはとても良い友達になれそうです。


「じゃー翔斗と今度出かけられるように……イタッ」


舞さんが私に何かを言おうとしたタイミングでそれを止められてしまいました。


「おい、舞、余計なこと言ったりしてないだろうな」


そこにいたのは翔くんでした。

舞さんが理由だとしても自分からこっちに来てくれたことに私は喜びを感じます。


「余計なことじゃないし。それに今叩いたな、後で正樹に言いつけてやる」


「夜ちゃんごめんね。こんなうるさいやつに絡まれるようになっちゃって」


「何よ!うるさいやつって」


私にも学校でこう言う会話ができる日が来るとは……


「ふふ、二人だけで楽しまないでください」


「「楽しんでない」」


私は止まっていた学校生活がやっと動き出した様な気がしました。


そして、今までは翔くんと友達になるために頑張って来ていましたが、


それがかなった今、私は新たな目標を目指します。


最終目標は私のことを好きだと思ってもらうこと。


それはとても難しいことだと思います。


翔くんと朝露さんの距離を見ると……


ですがそんなこと今更です。


今まで通り、いや今まで以上にアピールして頑張って行くだけです。


その一歩としてまずは……


     翔くんとお出かけがしたいです。

49話読んで頂きありがとうございます!


コメント、応援、小説のフォロー、レビューなどお待ちしております!

返信は返せる時は秒速で飛んでいきますので、是非コメントしてください!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ