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第41話  10月24日 やっぱり女子と言うのは分からない。

読みにきてくださりありがとうございます!

凪が遊びに来た日曜日から5日が経った金曜日。

僕たちは段ボールアートの完成に向けて頑張っていた。


「結構出来上がってきましたね」


「そうですね。このままいけば予定通り終わりそうです」


現在の進み具合は常の巾の部分と磐の右の部分が出来上がっていた。


暇になった2班には他の班に混ざってもらうことになっているので、より作業のスピードが速くなるだろうと予想していた。



「みんな真剣にやってくれてることに僕は驚いたな」


「確かにそうですね。こんなやってくれるとは私も思っていませんでした」


クラスメイトが作業をやっている中、僕たちはと言うと教卓でお話ししながら作業を見ていた。


決してサボっているわけではない。質問されたらすぐに行くし、足りなくなり次第段ボールを取りに行くようにしている。


今はたまたま何もすることがなくてこうやって話しているだけなのだ。


すると、


「古巻くんちょっとわからないから教えてくれる?」


名指しで呼ばれてしまった。それも女子から……何故か今週になってからそう言うことが増えた気がする。あと普通に話しかけられる回数も……


「呼ばれてるから言ってくるよ……」


「なんで私じゃなくてわざわざ古巻くんなんでしょうかね全く、……まぁ〜理由はわかっていますが」


最後の方はなんて言っているか聞こえなかったが、女子から呼ばれるのが凪ではなく僕なのが嫌なのだろうと思った。




10月20日の月曜日。いつも通り凪と図書室で過ごしてから教室に向かった。廊下を歩いている時から周りからの視線を感じていたが、気のせいだろうと思っていた。だが、教室に入った瞬間、気のせいではないことに気づいた。僕が教室に入るや否やクラスのほとんどから視線を浴びたのだ。


……僕は何かしたのだろうか。

もしかしたらこの髪型がダサいのだろうか。

そう思っていると。


「おはよう!」


「お、おう。おはよう正樹」


こう言う時に何事もなく声をかけてくれる正樹は本当にいい友達だと思う。イチャイチャしてなければ。


「お前の、目が見える髪型を見るのは久しぶりだな」


「そうか?」


「うん。だって中学三年生以来切ってないだろ?」


「まーそうだけど」


そんなことを話していると、


「あ、翔斗、髪の毛切ってるーおはよう」


「うん、おはよう」


「やっぱりいいね!翔斗は顔見せた方がいいと思うよ舞は!」


こう言ってくれると髪の毛を切ってよかったなと思う。改めていい幼馴染をもったな、と僕は思った。


すると……


「あの〜古巻くん??」


後ろから数名の女子から声をかけられた。

高校に入ってから女子と話すことなんて全くなかったので僕は動揺してしまった。


「は、はい。古巻ですが……」


横で正樹と舞が腹を抱えながら笑っていた。

なんかムカついたので正樹には後で仕返ししようと思う。


「やっぱり古巻くんだって」


「えーまさかこんなに()()だとは思わなかった」


「ねーこんな近くに()()がいたなんて……」


あれってなんだろうと思いながらバカにされているわけではなかったのでとりあえずよかったと思う。


「あのーそれで要件とかってなんですか?」


でも、話しかけれた理由がわからなかったので聞くことにした。


「あ、いや声をかけただけで特に用事とかはないんだごめんね」


そう言って自分の席に戻って行った。

なんだったのだろうか。

そう思いながら前を向こうと体を動かしたら一瞬だけ、凪と目があった。そしてすぐに目を逸らされてしまった。なんか前にもこう言うことがあった気がする……そして今日はなんか頬が膨らんでいた気がした。


すると、この間と同じようにポケットにあるスマホのバイブレーションが鳴った。


―――――――――――――――――――――


「朝露」『何、鼻の下伸ばしてるんですか??』


―――――――――――――――――――――

メッセージと共にプイッとそっぽを向くスタンプが送られてきた。


―――――――――――――――――――――


「古巻」『してないからね?』


―――――――――――――――――――――

僕はそれだけ送ってポケットにスマホをしまうのであった。





「あのー古巻くん行かないんですか??」


凪から声をかけられて僕は思考に浸っていたことに気がつく。


「あ、ごめんごめんボーッとしてた。行ってくるね」


「はい。いってらっしゃい」


そう言って僕は呼ばれた方に行くのだった。


行ってみると、なんてことない質問だった。

……普通に考えればわかると思うんだけどな、


そう思いながら僕は質問に答える。

普通に答えただけなのに、


「古巻くんわざわざ教えてくれてありがとうね」


と、言われてしまった。


これだけで喜ぶ女子とはなんて純粋な生き物なのだろう。


この間まで声すらかけなかったのに……


 

   やっぱり女子と言うのは分からない。


僕はそう思った。


41話読んで頂きありがとうございます。


一気に文化祭に飛んでもよかったのですがやっぱり挟みました。すいません!


誤字脱字報告ありがとうございます。

何回も見直しをしているのですが、、詰めが甘いですね申し訳ありません。


感想などのコメントありがとうございます!

もっと感想など聞きたいので送って頂けると嬉しいです。


レビュー、小説のフォロー、応援などもして頂けると嬉しいです!


レビューのコメントもお待ちしております。


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