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第36話  10月17日 もっと構ってよ

読みにきてくださりありがとうございます!

凪は文化祭と言うものを勘違いしている。

なぜなら全く話が噛み合ってないから。


「凪がやってること自体を否定するわけじゃないし、楽しそうだなって思ったけど……文化祭の時に図書室でラノベを読むのは当たり前ではないからね??」


「ふぇ??」


ほら……ものすごく驚いてるよ。

凪って時々こう言うところあるよね。

そう言うところが可愛いんだけど……


「やっぱりか……凪もしかしてお店とかも回ったことないの?」


「そう、ですね……」


「じゃー、毎年ラノベ読んでたんだ……」


「はい……」


「でも、それはそれで楽しそうだね」


「え??」


今日はよくその驚いた顔するな。

学校の生徒が見たら逆に驚くだろうなー


「そうだ!提案なんだけど!

それなら1日目は僕と一緒に文化祭回ろうよ。

そして!2日目は図書室でラノベ読もう」


あ、やばい……言ってから気づいたけど、これだと文化祭の時ずっと一緒にいることになるんじゃ?やばくない??


「はい!お願いします」


うわぁ、お願いされちゃった。

まぁ〜いいか。絶対楽しいし。



そうして僕たちは文化祭の2日間、一緒いることが決まりました。

本当に大丈夫だろうか……少し心配です。





凪と別れて僕は家に入りました。


「おかえりお兄ちゃん。今日は早かったね!ご飯食べるよね?」


「ただいま美香。うん食べるよ。ごめんね最近一緒に食べれなくって」


「別に美香は寂しくないもんね」


待ってくれ……もうお兄ちゃん離れなのか??

それは悲しいのだが。


「なんで悲しい顔してるの。全く好きすぎるでしょ美香のこと」


僕は否定できず洗面所に逃げるように向かうのだった。




―――――――――――――――――――――


最近お兄ちゃんが構ってくれない……

多分あの時からだろうと美香は思ってる。


……私がナンパをお兄ちゃんにさせた時から。



美香はお兄ちゃんと一緒にいることが好きだった。

だから告白されても断ってきたの。

より長く一緒に居られるように。


ずっとお兄ちゃんを独り占めしていた花さんと別れたと、聞いた時は申し訳ないけど本当に嬉しかった。

だけどお兄ちゃんは部屋に閉じこもってしまって、逆に一緒にいる時間が少なくなってしまった……


別れてもなお、お兄ちゃんとの時間を奪う花さんが美香は気に食わなかった。

だから提案したのだ。ナンパを……


美香は後悔した。ナンパしてこいなんて言わずに普通に構ってよって言うべきだったと……


だって朝露さんと出会ってからのお兄ちゃんは花さんといた時よりも楽しそうにしているから。

そして、美香といる時よりも楽しそうに幸せそうにしていたから。


最近なんて夜ご飯ですら一人で食べることがある。寂しくはないけど寂しいのだ。


「あ〜今日も一人か……」


キッチンで一応お兄ちゃんの分の夜ご飯を作りながら独り言を言うと、玄関からお兄ちゃんの声が聞こえた。美香はそれだけで嬉しくて先程まで考えていたことなんて忘れて玄関に走っていく。そして……


「おかえりお兄ちゃん。今日は早かったね!ご飯食べるよね?」


そう笑顔で声をかけるのでした。



「お兄ちゃん最近はどうなの??」


「どうって?」


今は久しぶりにお兄ちゃんとご飯を食べています。

なんかいつもより美味しい気がします。


「朝露さんとだよ……」


「あー凪か……」


凪……もう名前で呼び合う仲なのか……


「今日つい、口が滑って文化祭を一緒に回ることになったんだ」


「そうなんだ!よかったね!」


美香のことは誘ってくれないのかな……

いつになったら朝露さんって人と合わせてくれるんだろう。美香がそう思っていると。


「そうだ美香。今度の土日どっちか空いてないか?」


ナイスタイミング、お兄ちゃん!そう心で呟きながら


「どっちも空いてるけどなんで??」


「いや……最近一人にすることが多いなって思ってさ。何か買いたいものでも買ってやろうかと」


も〜〜お兄ちゃん大好き!


「じゃー土曜日に行こう!楽しみー」


「土曜日ね。そしたら僕、髪切りに行こうかな」


お兄ちゃんからそんな言葉が溢れた。

美香は一瞬ドキッとしてしまった。なぜなら美香もお兄ちゃんはそろそろ髪の毛を切った方がいいと思っていたから。だけどわざとそれを伝えてなかったから。

なぜならお兄ちゃんが髪の毛を切ってしまうとバレてしまうから。

お兄ちゃんの整った顔が……

まーでも流石に長すぎるし、美香も久しぶりに見たいから……


「いいんじゃない?美香もそろそろ切った方がいいと思ってたよ」


そう伝えるのでした。



寝る前美香はベットで考えていた……


これからお兄ちゃんは朝露さんと一緒にいる時間が増えると思う。それ自体は悪いことじゃないと美香も思ってる。だけど美香のことも少しは構って欲しい。

いつもお兄ちゃんに一歩を踏み出させてしまうのは美香なのもわかってる。お兄ちゃんもそうであるように美香も何かを頑張ろうとする人の背中は押してあげたいから。


多分お兄ちゃんは気がつかない。美香がお兄ちゃんともっと居たいと思ってることを。お兄ちゃんのことだからどうせ妹離れしちゃうのかなんて思っていると思う。だけど美香はそんなことないの。美香はもっと一緒に居て欲しいの……



ねぇ……お兄ちゃん。

     美香のこともっと構ってよ。


ボソッと呟いて美香は目を閉じました。

      

36話読んで頂きありがとうございます。


もう少しであとがき入りではありますが10万文字行きます!いやー長いような短いようそんな感じですね。


美香はほんとにいい妹ですよね。

でもその分溜め込んでいるものも多そうですよね。


第一章をほんとは15万字程度で終わらせたかったんですけど、無理そうですね、、絶対超えてしまいます笑


誤字脱字、感想などのコメントお待ちしております!いっぱい送ってくださいね!


レビュー、小説のフォロー、応援など、軽くポチってしてもらえたら嬉しいです!

よろしくお願いします。


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