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第13話  10月7日 古巻くんと友達になって本当に良かったです。

読みに来てくださりありがとうございます。

「「え???」」


私と古巻くんは同じような反応をしてしまいました。

奇跡は本当にあるんだ、そう思っていると、


「お、おはようございます。」


古巻くんから挨拶されました。

そう言えば挨拶すら私は忘れてしまっていたみたいです。


「おはようございます。古巻くん」


それから、私たちはお互いが道を挟んだ隣に住んでいることを確認し、なぜ一度も会うことがなかったんでしょうかと立ち話をしました。その後、一緒に登校することになりました。


ですが……


やっぱり急に会ったことで心の準備ができていません。慣れていない私には何を話せばいいかわかりません。

……でも、そこまで嫌な感じはしませんね。

無言というのも気まずいだけではないみたいです。



あ、そう言えば今日「連れ○の」が発売でした。なんだ……話すことあったではありませんか。


「あ、そういえば今日発売ですよね。「連れ○の」」


私が古巻くんにそう言うと古巻くんからとんでもないことを言われてしまいます。


「そうですよ!!僕はもう駅の本屋さんに予約しているんで、今日取りに行く予定です」


よ、よやくをしている……

私はあれだけ「連れ○の」について語っていながら予約すらしていなかった。

でもそうですよね。当日に買いたいなら予約をすることが1番効率的です。私は作品に対する思いが負けている気がしてなんだか落ち込んでしまいました。


ですが古巻くんは「当日買うだけが全てではない」「一緒に買いに行きますか」と言ってくれた。

私は嬉しかったです。なので喜んで行くと返事しました。今日の放課後が楽しみです!



駅に着き、隣り合わせで席に座りました。

学校まではここから5駅のところにあります。

この間行った町とは逆方向です。

チラッと私は先程から無言の古巻くんを見ました。

古巻くんは何か考え込んでいるようでした。

私には何を考えているかなど分かりません。

ですが、古巻くんの顔を見たら、何かを後悔していそうな顔をしたのち、何か大切なものを切り捨てようとしている様に見えました。

……なんだかとても悲しくなりました。

私にとって古巻くんは昨日から関わりを持った友達ですが、数少ない、いやたった1人の友達です。

その友達が今間違った答えの方に進んでいるのなら私は戻してあげたいと思いました。

どうにかしてあげたいと……そう思いました。

そんなことを考えていると、


「どうしたんですか??朝露さん……」


古巻くんから言われて、私は古巻くんのことを見つめていたことに気がつきました。


なんでもないです……そう言おうとしましたが、やっぱりやめます。私は古巻くんの友達だから。

ですが……直接聞くのはまだ私にはできないので古巻くんから言ってくるようにします。やっぱり意地悪ですね私は。ふふ


「あ、いやすいません。古巻くんがずっと難しい顔をしていたので、私何かしてしまったのかなって」


案の定古巻くんは言いました。


「いや、そんなことありませんよ。少し花のこと、いや彼女と言う存在について考えていたんです」


やはり、彼女のことについてですか……


それから古巻くんは話し始めました。


4年間一緒にいた彼女の存在は大きかった。

何をするにも彼女と言う存在がいた気がする。

だからこそ失った時、何を目標にして生きていけばいいかわからなくなったこと。

そして、私と出会い。趣味の話をする事で心が楽になったこと。

その結果、彼女と言う存在はいらないと思ってしまったこと。


私は古巻くんから話を聞いて嬉しかったです。

私と趣味の話をしたことで心が楽になったと言われてとても嬉しい気持ちになりました。

……ですがやっぱり違うと思いました。

彼女を失ったことにより目標がなくなったと古巻くんは言いました。その時点で古巻くんがとても大切にその人を思っていたことがよくわかります。そして今もこうして苦しんでいることから、多分ですが彼女と付き合う前から古巻くんは大切な人をちゃんと大切にすることができる人なのだと思いました。そんなの当たり前だと思うかもしれません。私も当たり前だと思います。ですがその当たり前のことを当たり前のように出来る人は少ないと私は思います。だって小さい頃から努力して、勉強も運動もでき、人より顔も整っている私ですら当たり前にできる友達作りをできてないのですから。


だから私は否定します。古巻くんが彼女という存在はいらないと言うのを否定します。

だって古巻くんの彼女になった人は当たり前のように幸せになるから。私は初めてできた友達に幸せになって欲しい。そのためなら彼女ができるまででも友達でい続けます。


そう決めた私はその思いを全て古巻くんに言いました。……少し内容は変えましたが、全て伝えました。





すると、古巻くんは涙を零し始めました。

私の気持ちが伝わってくれたのか、涙を流しながらも先程の思い詰めた顔よりかは全然良い顔をしています。よかったです。ほんとによかったです。




そして、私は心から古巻くんに言いたい。




古巻くんと友達になれて本当に良かったです。


                    

              と、言いたい。

13話読んで頂きありがとうございます。


とてもゆっくりストーリーが進んでいることに気がつきました。もう13話なのに2日目なんです。その分内容の濃いものにできているのかなとは思いますが、、、

これからも頑張っていきます。


皆様に読んでいただき、応援などしていただき、初めてジャンル別ではありますがランキングが2桁台まで来ることが出来ました。

私からしたらこんな作品で申し訳ないと思う気持ちと!へへ!もっと上に行ってやるぜぇ!って思う気持ち2つに分かれております。


そんなこと言って気を抜くなどは絶対にしません。これからも良い作品を皆様に届けられるよう努力していきますのでよろしくお願いいたします。


誤字脱字、感想、ご指摘などのコメント大変お待ちしております。


レビュー、小説のフォロー、応援の方もして頂けたら嬉しいです!よろしくお願いします。


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