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第105話  2月6日  同棲ルール

読みにきてくださりありがとうございます!

 美月ちゃんに同棲を提案してから答えが返ってくるまで、1週間もかかりませんでした。

 私と美月ちゃんは話し合いをするべく再びファミレスに集まっています。


「お母さん、許してくれたよ」


「それはよかったです」


「でも条件があるって言われた……」


 まぁ……想定済みですね。


「それで、条件とは」


「ご飯やお風呂とかは仕方ないにしても自分で出来ることは自分でやること、それがお母さんから出された条件」


 なるほど……美月ちゃんのお母さんは私が居ると美月ちゃんが動かないと思っているのですね。


「もちろん自分のことは全部やって貰いますよ。でしたら、私だけ今まで通り夜ご飯を翔斗くんのところで食べますか?そしたら自炊とかも美月ちゃん一人でできますし」


「凪ちゃん最近何かあったでしょ?策士すぎるよ。とりあえず抜け駆けは許さないから安心して、これからは一緒に!仲良く!毎日!私とご飯食べられるから」


「そうですか……残念です」


 翔斗くんや美香ちゃんとご飯を食べられなくなるのは寂しいですが……美月ちゃんと同棲するにあたっては仕方がないことですね。


「そうそう、それでね、お母さんからもう一つ条件があって同棲する前に2人で家のことや他のことでルールを作りなさいって言われた。確認はしないけど絶対に作ってねって言われたからルール一緒に決めよ」


 美月ちゃんからルールと聞いて、とてもワクワクしたのを感じました。

 今まで一人で暮らして来たため、ルールなんて決めることもなかったですし、こう言った話し合いをすることだってありませんでしたから……。 



「美月ちゃんのお母さんが言う、他のルールと言うのは翔斗くんのことで良いんですかね?」


「そうだと思う。私が翔斗くんのために残ること知ってるし、同棲する相手が翔斗くんのことが好きなのも薄々気づいてそうだったから」


 美月ちゃんのお母さんですからね……普通の人ではなさそうです。

 いや、別に変な人と言っているわけではありませんよ。


「家事のルールから決めますか。なるべく自分のことは自分でとなると、洗濯物はお互いのって感じになりますよね?」


「そうだね。それに……女子であっても下着ジロジロ見られたくないかな。翔くんだけに……ってやつもあるし」


「そ、そうですね……」


 ……美月ちゃんそんな下着もあるんですか??わ、私も今度買っておこうと思います。もしかしたら襲われる時が来るかもしれませんからね!キャッ!


 ゴホンッ、つい乙女が出そうになりました――冷静凪……落ち着け凪……。



 かなりの時間をかけて、私と美月ちゃんは同棲する上でのルールを作りました。


 お風呂掃除は1日毎の交代で行う。

 自炊は二人で行う。

 洗濯物はネットに入れ、自分のだけをやる。

 その他、家事ルールの細かいところは随時決めていくこと。


 次は翔斗くんルールです。


 自室に連れ込むのは禁止――ただし、付き合い始めた場合は相手が家にいないのであれば…………許す。

 書斎、リビングなどに呼ぶことは構わないが呼ぶ際に洗濯物は気をつけること。


「こんな感じだね」


「そうですね。洗濯物、呼ぶときは本当に気をつけてくださいね!!!」


 経験者は語ると言うやつです!!


「さっきからなんでそこばっかり言うわけ?やっぱり一回見られたんでしょ?ねー見られたんでしょー」


「そ、そんな訳ないじゃないですか。私がそんな失態をする訳……」


「いつもの凪ちゃんなら、見られる訳ないじゃないですか……貴方は本当にハレンチな女ですね!って言うもん」


「私、そんなこと絶対言いませんから!美月ちゃんのバカ!」


「何をー、凪ちゃんのアホ」


 結局、私と美月ちゃんは言い合いをした後デザートだけ食べ家に帰りました。





 美月ちゃんは私にとってライバルという存在ですが、唯一の同性の友達でもあります――。

 本当のところ同棲を提案したのは、翔斗くんのことが半分、一人が寂しいから美月ちゃんと同棲したかったというのが半分だったりするんですよね……。


 本当に策士凪ですね!

読んで頂きありがとうございました!

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