君の豚汁を食べたい
03
夜。
彼女の『本領』が発揮された。
友人グループのチャットはあったけど、こんなにスゴくはなかった。
伽「はぁいダーリン♡ヽ(o´3`o)ノ」
伽「なんてねぇ(〃´ω`〃)」
伽「ヤバイ結構ドキドキしてるんだけど( ゜ 3゜)」
伽「コレ何話す?( *´艸)」
伽「あは~テンションおかしい(*´-`)☆」
伽「何だったぁ夕飯( ≧∀≦)?」
伽「うちコロッケと天ぷらとポテサラ( ・ω・)」
伽「今日もうちは男だらけだったからね~、油分マシマシにしてやったわ( ゜皿゜)」
伽「お隣の肉屋さんから肉&野菜&カレーのコロッケとメンチカツ30個ずつ仕入れた(°▽°)」
伽「まだ温かくて美味しかったし(*σ´ェ`)σ」
伽「天ぷらは人参と玉ねぎと小エビの掻き揚げ、サツマイモ、カボチャ、ちくわの磯辺、大葉とか(*´ω`*)」
伽「頑張ったわよ~誉めて(°▽°)☆」
伽「でも我ながら揚げすぎね~( ´△`)」
伽「天かすが大量に出たから、明日はお好み焼きにしちゃおうかな~(‘ε ’)」
伽「おうどんでもいいわね☆(°▽°)」
伽「でも天ぷら残ってないしなぁ(゜ロ゜)」
伽「やっぱり粉ものは何でもブッ込めていーわー(*´-`)」
伽「他にも3kgのジャガイモをポテトサラダにしたし( ´-`)」
伽「さすがにこっちは残ったわね(°▽°)☆」
伽「明日は本気で手抜きする( ´△`)」
伽「桂くんポテサラに何が入ってるのが好き?(^3^)/」
伽「うちは塩コショウとマヨネーズのみで味付けして、玉ねぎとキュウリとニンジンとレタスとミカンの缶詰め使うんだけど(ФωФ)」
伽「少数派らしーのよねぇ(ToT)」
伽「初穂ちゃんちはリンゴとキュウリとニンジンとタマネギだって言ってたヽ(o´3`o)ノ」
伽「桂くんちは何入れる?(o´・∀・)o」
伽「メジャーで確定なのはニンジンとかキュウリかな( ^▽^)」
伽「グリンピースとコーン入れてる人もいたわ(; ゜ ロ゜)」
伽「コレは何が正解って事ないから、面白いねヽ(o´3`o)ノ」
伽「面白いと言えば明後日の……」
すげえ…… 通知が、止まらネンゴ。
ずーっと鳴ってる。
どこで返事したら良いんだ。
えーっとリプライ……。
桂「夕飯は」
「魚の煮付け」
「と、大根の味噌汁でした」
……っと。
あ、止まった?
ピロン♪
ピロン♪
ピロン♪
ピロン♪ ……
伽「さかな!!( ; ロ)゜ ゜」
伽「うちではお魚はハードなのよ!(゜ロ゜)」
伽「うちの胃袋達にはモッタイナイ( ;゜皿゜)ノシ」
伽「桂くんは愛されてるわねぇ(^_^)」
伽「大根の味噌汁も良いわぁ(^o^)」
伽「イチョウ切り派?(ФωФ)」
伽「短冊? 細切り派?(^3^)/」
伽「冷凍保存するならイチョウ切りだけど┐('~`;)┌」
伽「大根の味噌汁から豚汁を連想しちゃった☆(°▽°)」
伽「たまに豚汁を食べたくなるのよ、うちの胃袋達が(´Д`)」
伽「わたしも食べたくなっちゃうけど( ゜ 3゜)」
伽「あー、明日は豚汁にするわー( ´Д`)」
伽「多田さんのコロッケ美味ー(^○^)」
伽「メンチも欲しいから買ってこよ( ´△`)」
伽「明日も油マシマシだわぁ( ゜皿゜)」
伽「肉屋の隣で良かったのか悪かったのか(ToT)」
伽「楽ができて良いに決まっとる( `д´)」
伽「あっ、ゴメン( ´Д`)ノ」
伽「兄と弟の腹ごなしに付き合わなきゃ( ;∀;)」
伽「じゃね( ´∀`)/」
伽「また明日( ´・ω・)シ」
すっげえ。
喋るのと大差ない速度の連打だった……。
スマホ使いこなしてるんだな。(老人感)
僕の返事、一回だけじゃん。
よし、明日はもっと。
ちゃんと話すぞ。
桂「また明日、学校で話そう」
君に、伝えたい言葉がある。
桂「おやすみ」
羽月さんに言いたいこと。
油マシマシの食生活でスマートな女子はそう居ないからね。
多田肉屋のメンチ、旨いね。
……それより。
君の豚汁を食べたい。
確かお家は何かの道場だったよね。
何から何まで素敵だなぁ!
ピロン♪
伽「あっおやす~↑(^o^)/」
伽「まだ寝ないけど(^_^;)」
伽「道場の掃除もしとかないとなの(´Д`)」
伽「後はお風呂も入るし(゜ロ゜)」
伽「あっ♡想像した?( *´艸`)」
……また連打だった。
そしてちょっと、想像した。
伽「ぅえへへへ、ウソウソ、ゴメーンネ(^∧^)」
伽「大幡くんには今日いっぱい迷惑かけちゃったから(^3^)/」
伽「想像しても怒らないよ?( ̄ー ̄)」
伽「(笑)」
伽「これからもヨロシク&おやすみなさい( ´・ω・)シ」
……あーもー。
好きだ。
だが耐えろ。
乗り越えた時こそ…… 覚悟しやがれ。
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