表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影と光の双剣舞  作者: 平賀和斗
2/3

光と闇の重

久々に投稿しましたよー

最期まで読んでいただけると幸いです

「入学早々やらかしたなぁ

 なぁ、鳴神ぃ〜」


砕城先生はケラケラ笑いながらいう


「笑ってられませんよ

 どうしよう」


俺は頭を抱える


「あ、それに関しては問題ないよ」


「え?」


「だって、君は特待生、そこら辺も対応策があるのさ」


「ほ、本当ですか!?」


俺は学園長の目を見つめる


「ち、近いって」


「す、すいません」


「まぁ、そのままクラスの方に入ればいいよ」


「はい、ありがとうございます」


俺は感謝の言葉を述べた


「ところで僕のクラスって?」


「もちろん、Eクラスだ!!」


まぁ、ですよねー

この世界には決闘者バトラーにランク付けがされる

下からE.F.D.C.B.Aの六つだ

クラスがEということは

最低ランクって事になる


「分かりました。では、失礼します」


「あぁ、楽しい学園生活を」


そんな言葉を背に僕は足早に教室へ向かう


「お、やっと来たな特待生!!」


「って、なんで砕城先生がここにいるんですか!?」


教室にはさっきまで学園長の部屋にいた

砕城先生がいた


「だって、君より私の方が早いもん」


「は、はぁ」


「ま、取り敢えず自分の席に座れ」


「はい」


人の目線がとてつもなく痛い

それもそのはず、俺の髪は白髪

目は紅と常人では有りえない姿だからだ


俺の席は教室の端窓際だった

え、最高やん

 

「鳴神以外のやつは初めましてだな

私は砕城寧々、お前たちの担任だ」


え、マジかよ...


「まぁ、今年1年間宜しくな」


砕城先生はにこにこしながら言った


「この時間は自己紹介でもやろか」


「「「ええぇー」」」


このタイミングで自己紹介かよ


「はい、遅刻者からだよなぁ」


殴りたいあの笑顔

あの人は悪魔か何かかよ


「はい、俺は鳴神尽。今年1年間宜しく」


何か、周りの人の目線が鋭い...

その後次々と自己紹介していく


「はい、終わったなぁ。

 グループ分けすっから4人で固まれ〜」


そう言われた通り皆4人で固まった


「改めて、鳴神尽だ。宜しくな」


「私は雷童結衣(らいどうゆい)、宜しく」


雷童結衣、そう名乗ったこの子は

俺と同じように常人では有りえないような

青髪に黄色い目といった姿をしている


ん?雷童?


「も、もしかしてジュニア世界4位の雷童さん!?」


「私のこと知ってるの?」


「知ってるも何も、君ほどの人が何故ここに?」


「そ、それは...」


少し俯き言葉を濁らせる雷童


「彼女は能力自体はAランク相当だ」


そこに入ってきたのは砕城先生だった


「じゃ、Aクラスじゃないですか」


「お前も知ってるだろ、ここは双剣舞(デュアルバトル)の優秀な学生が集まる」


「はい、それくらいは」


「つまり、協調性が無ければ上へは上がれない」


なるほど、雷童さんは能力には恵まれているが

協調性が欠けているためEランク止まりと


「そ、そんなことはない!!

 私相当の奴がいないだけだ!!」


「そもそも、お前レベルのやつがそんな簡単に

 見つかる分けねぇだろ?」


「ぐっ」


それもそうだろうな。

そもそも、学生でAランクなんて、そうそういるものではない。

故に、彼女と組める人がいないのだ


「ま、そう思うなら勝手にしろ」


「な、何が言いたいのよ!!」


先生は俺の方を向き


「鳴神、こいつと模擬戦してやってくれ」


「は、はぁ!?」


何で俺なんかと...



「あなた何かが私に敵うわけないのに」


そんなこと俺がわかってんだよ!!

相手は世界4位だぞ!!


「ルールは霊装は模擬霊装(デミ・モジュール)、ジャッチは私が務める。それでは両者、位置について。」


俺は渋々位置につく

雷童は俺を睨む

(そんなに睨まんでもよくね

 俺じゃなくて先生を恨め)


「それでは、 battle start!!」


その掛け声と同時に雷童は


「顕現させるは神の雷、かのものをひれ伏せ!!」


霊装 武甕槌(タケミカヅチ)を顕現させる


「顕現させるは影のモノ、光を飲み込む刃と化せ」


俺は霊装 影ノ短刀(シャドウ・ナイフ)を顕現させる


雷童の霊装は日本刀型で、雷童の能力

"雷鳴(らいめい)"の能力を全てのせて放つ一閃は

未だ、誰も避けたことがない


それに対して俺の霊装は

2本の投げナイフ、2本の針型ナイフ

2本の逆手用ナイフの計6本で構成されている


「はぁ!!」


雷童は勢いよく俺の懐に飛び込む


「くっ!?」


俺は咄嗟に逆手用ナイフで防ぐ


「なっ!?」


雷童は動揺を隠しきれず思わず声が出てしまう


「よくあの速度の一閃を凌げたわね」


「たまたまさ」


「それは、、、どうかしら!!」


またもや、雷童の一閃が俺の懐を掠める


「ちっ!!」


俺の制服の切れ端が宙を舞う


「何故、何故君は私の一閃が避けられる!!」


「さぁな、今度はこちらから行かせてもらうぞ」


雷童にそう告げると俺はある能力を発動した


「っ!?」


雷童から見れば俺は消えたように見えるだろう

なぜなら、俺がいるのは雷童の背後なのだから

俺は雷童に対し足払いを入れる

ただ、ジャンプして避けられてしまう

俺は間髪入れずに相手の背後に忍び寄る

今度は逆手用ナイフを振り下ろす

これもまた、サイドステップで避けられてしまう


「なんなの!?あなた!!」


「ただの特待生ですよ」


(また消えた!?背後!!)

私は今度こそ相手を仕留めるために先回りした

だが、そこに鳴神の姿はない

(どうして、ならどこにいるの!?)

その後雷童の背後に鳴神のナイフが刺さる


「game set 勝者 鳴神尽」


「「「うぉーーーーー」」」









如何でしたか?

良ければ感想宜しくお願い致します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ