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慣れない事をすると、大体痛い目を見る

 何だかんだで、シャルロッテと出掛ける日になった。集合時間より30分程早いが集合場所であるギルドの前にいた。正直な話ではあるが、俺はあまり乗り気ではない。


 実際、あんな事をした俺が悪いのだが、仕返しで2回程殺されてんだよなぁ。仕返しをするのも分かるけど、少しは加減して欲しかった。


 「まあ、頭の弱そうな子だし、加減は出来ないか」


 「誰の頭が弱そうなんですかね?」


 どこかで聞いたことのある声が、後ろから聞こえてきた。何故だろう、今日は少し肌寒いくらいなのに何故か汗が止まらない。


 「もしかしなくても、なんか言いましたよね俺」


 「はい、それで誰が馬鹿なんですか?」


 笑顔で聞いてきたシャルロッテ、これは控えめに言って怒っているのであろう。つまり俺はこれ以上シャルロッテの事を苛立たせない為にも何かしらの言い訳をしなくてはいけないのだ。そうと決まれば、馬鹿で思い当たる人物の名前を言い訳で使おう。


 「シャルロッテの事だけど」


 本当のアホは俺なんだよなぁ。こういう時に機転が利かないし、よくよく考えてみたら俺嘘付くの苦手だったわ。うん、詰みましたねこれ。


 「それで私のどこが馬鹿なんですか?」


 シャルロッテの方を見てみると、顔に青筋が立っていた。これはもうどう足掻いても俺の死は確定している気がする、てかこれ死んだと思うからもう正直に言ってしまった方が早いな。


 「凄い簡潔に言ってしまえば見た目がアホそう」


 「そうですか、カイトさんはそういう人だったんですね」


 「嘘を付けないのが俺です」


 「もういいです、早く行きませんか?」


 シャルロッテは、何かを諦めたのだろう深、深い溜め息をつき俺に言った。多分俺が変人みたいな扱いになったんだろうなこれ。まあ気にしないけど。


 「それは良いがどこに行くんだ?」


 「まあ、それは街に行ってから決めましょう」


 「それもそうだな」


 まだ行く場所は決まっていない様だが、俺にエスコートしろと言われなかったのは救いであった。

 

 正直な話、あっちの世界にいた時は異性と2人きりでどこか行く事なんて無かったからな。あっちの世界で彼女はおろか、女子ともそんなに話さないからそんな機会なかっただけだ。だからと言ってボッチだった訳でもないが、そんな話は今は良いか。


 「カイトさん、早く行きましょう」


 そう言うと彼女は、俺の右腕を体に抱き寄せた。その結果今、俺の右腕には何か柔らかい感触があった。


 「なんか当たってませんかシャルロッテさん」


 「当ててるんですよ」


 「うわぁ、ビッチかよ」


 明らかに偏見だが、こんな事して尚且つこんなセリフを吐く人がビッチでなければ、何だと言えばいいのだろうか。


 …絶対俺がモテないのはこれが原因なんだろうな。


 「くだらない事言って無いで足を動かして下さい」


 そう言うと俺の腕を思いっきり挟む。てか骨がミシミシと音を立てているんだけど、どんだけ強い力で挟んでんだよ。絶対女子の出せる力じゃないよ。


 しばらく歩くと、街の中でも賑やかな所へと入って行った。前にも訪れたが、やはり商人と街にいる人々によって活気が溢れていた。そんな中俺達は、腕を組み店を見て回っていた。はたから見ると、カップルがいちゃつきながらデートしているように見えるだろう。そのせいか、さっきから周りにいる男達から、嫉妬と殺意の混じった目線が向けられていた。だが、そんな風に見えるだけであって実際はそんな良いものでは無い。シャルロッテがあれ欲しい、これ欲しいと、色々な所に連れていかれそれらの商品を俺が支払っている状態、簡単に言えば俺は財布と化していた。


 「意外と気になるものとか多いせいか、色々と買ってしまいますよね」


 「買ってるのは俺なんだが」


 「そこは気にしちゃいけませんよ」


 「そうかもしれんが、すでに俺の持ってる金貨の10分の1ぐらい無くなってるんですけど」


 色々とクエストをこなしていたお陰で金貨は大体500万枚程有ったのだが今の買い物だけでも、50万枚以上減っていた。


 因みに、500万枚の中の7割近くは道中に襲ってくるモンスターの魔石や素材である。


 そんな感じで買い物をしていると、少し先の方でルークとフィルがいた。それに気付いた俺は、ルーク達の方へと向かおうとすると、シャルロッテが俺の耳元に話かけてきた。


 「カイトさん、あの二人の事を追いかけてみませんか?」


 「なして?」


 「何となくです」


 「まあ、暇だしいいぞ」 


 結構軽い感じで、了承した。そこまで金貨は減っていないが、これ以上俺の財布のダメージを減らす為にもあの2人には犠牲になって貰おう。そうしよう。


 「それにしても、フィーさんが自分で歩いているのは珍しいですね」


 「そうなのか?」


 シャルロッテの話を聞いた所、フィルは自分で歩く事さえ面倒臭いという理由でルークに背負われる前までは、飛行魔法を常時使っていたらしい。何それ羨ましい。


 「へぇ、ところで話は変わるけどさ、あの2人ってあんなに仲良かったっけ?」


 「何でいきなりそんな事聞くんですか?」


 質問を質問で返さないで欲しかったけど、気にしてはいけない。


 「なぜって、あんなに仲良さそうに歩いてるからかな」


 「それ位ならパーティメンバーだからじゃないんですか?」


 「成程、つまりお前は恋人繋ぎでかつ、左薬指にペアリングを付けてる2人がパーティメンバー程度の中だって言いたいんだな」


 「…2人の事を付けましょう」


 「そうだな」


 この後、2人の事を付けた結果カップルメニューを頼んだり、ペアルックを選んだりしつつ、最終的には近くに在ったいかにもアッチ系の宿屋に入って行った為、俺とシャルロッテは見てはいけない物を見てしまったと思いながらギルドの宿へと戻った。


 因みに、2人は朝帰ってきた。



 

 


  




 

ここまで読んでいただきありがとうございます。デートの描写が思い浮かばずいちゃ付いている描写がうまく表現できませんでした。私自身このような事をしたことが無いのでどう書けばいいのかが分からなかった為です。アドバイスなど頂ければ幸いです。

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