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城内へ

ギー。

扉が鈍い音をたてて開く。そして、俺たちは大きな扉をくぐって、古城に足を踏み入れた。


古城の名前は、「パナケイア城」。

今は誰もこの城を所有していない。そのため、城が荒れ放題になっていたのだ。

ちなみに、王座に座り宣言をすると、城の所有権を獲得することができるらしい。

…ここまでは、セイバーとマップが教えてくれました。

なんか俺、マップとセイバーだけで無双できる気がしてきた。情報は、全てを制す!


〈どうやら、この城には結界が張られているようです。そのため、城の内部構造はマップに表示できません。〉


…。はい。なんか、マップ最強とか言ってたらいきなり使用不能になった。流石に結界もものともしないとかだったら、それこそチートだもんな。


てか、なんでセイバーはふつうに喋れてんの?結界で、制限されたりしないの?


〈こんな結界ごときでは、制限などされません。〉


…。はい。セイバーをチート認定します。


「ヒロさん。どうしましたか?」


俺がセイバーと会話してボーッとしてたら、クララが声をかけてきた。


「いや、なんでもない。それよりもこの城には宝もあるかもしれないから探そう。」


俺はこう言って城の奥へ向けて足を踏み出す。


「た、宝ですか?」「宝だって!」


なんか、クララとグランが目をキラキラさせている。

あっ。尻尾が凄い勢いで揺れている…。

やっぱり、獣人は正直だな…。


「宝探しみたいなの好きなのか?」


「い、いえ。」「べ、別に、好きじゃないぜ。」


いやいや、なんで嘘つく…。

別に隠すことじゃないだろ…。


「まぁ。宝を見つけるのも大事だが、この城には、魔物もあるはずだから気をつけろよ。」


俺は、少し浮き足立っている、クララとグランに注意を促した。

こういう風に浮き足立っているときは、弱い相手でも負けることが多いんだよな。

クララとグランもしっかりと気を引き締めたようなので俺たちはさらに奥へと進んで行く。


ちなみに城の内装は、やはり西洋の城みたいな感じで、シャンデリアみたいなものや、カーペットみたいなものがある。

それらの装飾は、少し色がくすんでいたりはするが、比較的綺麗だ。どうやら、この城の中は埃がたまらないようなのだ。しかし、蜘蛛の巣などはある。

なんとも不思議な城だ。

流石、異世界の城だな。

掃除がいっきに楽になる。

そんなことを思いながらも俺たちは奥へと入って行くのだった。

ちょくちょく今までの話も手直し加えていってます。

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