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古城

「ここは俺に任せろ。」


俺は少しカッコつけてそう言いながら前に出た。

相対するのはオーガ。こいつは、戦ったことはない…はず。


〈いいえ。朝に『ライト』で消滅させた魔物の中に含まれていました。〉


オーガ、ごめん。気づいてなかった…。


でも、実際まともに戦うのは初めてだ。『ライト』を使ったら戦いっていうより虐殺だからね。


よし。俺は気合を入れてオーガの前に立つ。

オーガにも少し考える力はあるようで、攻撃のタイミングを伺っている。

先に動いたのは俺だ。

俺は、まず、相手の態勢を崩すために足を狙う。


ザシュッ。


俺の蹴りが相手のバランスを崩す。

…だけでは終わらなかった。

オーガの足が俺の蹴りが当たった部分でちぎれ、血が吹き出る。


「ヒロ…。」「ヒロさん…。」


なんか、後ろで呆れてるような声が聞こえる。

なんで呆れられないとダメなんだ…。

確かに俺、チートって自覚が出てきたけど…。


ちなみに、オーガは出血多量で死んだ。

もう少しオーガには頑張って欲しかったんだけどな…。


俺たちは、その後も順調に森の中を進んでいった。








「おっ。向こうに古城があるぞ。」


俺がマップを見てそう伝えると、ちょうど森がひらけて、城が見えた。

ヨーロッパ系の城だ。

その城は、あまり大きくはなかったが、綺麗に細部まで作られている城だったのだろうとわかる。

しかし、今は誰も住んでいないようで、蔦がはっていたら、屋根に穴が開いていたりしている。


「お城ですね。」「城だぜ。」「城だな。」


クララ、グラン、赤兎馬も反応はするが、反応が薄い。やはり、この世界には現在進行形で使われている城もあるからどうしても反応が薄くなってしまうのだろうか…。

まぁ、俺にとっての東京の皇居みたいなものなのかと思うとまぁそれも納得できるかもしれない。

確かに、皇居みて「おー!やばっ!カッコいい!」となる人は少数派だろう。


ていうか、なんでこんなところに城あるの?

俺は城については詳しくないからよくわからないけど、城下町(?)を作る土地も周りにはないし、何より、こんな森の真ん中に作ったところで…。

まぁ、そういう理由も含めて放置されていたらいつのまにか忘れ去られた城みたいな感じかな?


みんなはあんまり興味はないかもしれない…。

しかし、俺は城に少し興味がある。


「ちょっと、この城の中を見ていきたいんだけど、いいか?」


俺はみんなに確認を取る。

まぁ、誰も俺の言葉に逆らわないであろうことはわかっているけどな…。

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