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ニートから始める異世界経済学  作者: 嵩夜ゆう
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ニートから始める異世界経済学    序章

 はじめまして、嵩夜ゆうと申します。

 角川、富士見文庫、電撃文庫、Dダッシュ、講談社などの新人賞に送り、毎回、三次審査までいくのですが、何か一歩踏み越えられないような自分自身の壁を感じまして、こちらの方に小説をアップすることにしました。

 私自身、ライトノベルで難読症をある程度克服した経験から、そんな奇跡が起こせたらいいなと願いつつ、書き続けています。

 書く速度はすごく遅いので、月一更新になってしまいますが、ストーリーのラストまで見守っていただければ、すごく嬉しく思います。


 雨にも負けず

 風にも負けず

 雪にも夏の暑さにも負けぬ

 強力なエコエアコンを持ち

 煩悩のまま

 だが、決して欲張りすぎず

 いつも淡々とPCの画面に向かい

 東の果てに新たなダンジョンが出現したと聞けば即行で飛んでいき

 西でギルメンがイベント攻略に四苦八苦していたら一瞬で助けに行き

 褒められもせず、だが、バックログをチェックすると


『あの人、普段何をやっているの?』

『ひきこもりかなぁ?』

『ネトゲ廃人じゃね?』

『ギルマスって言ってもさぁ、いつインしてもゲームの中にいるってことは……あれ、だよねぇ……?』

『察してやれよ。仲間、だろ……?』


 などと、極めて残念な人扱いされ

 陰では蔑まれ、罵られる――――――――そんなニートに、俺はなった!!



「あーあ。今日も稼いだ稼いだ」


 俺は佐伯クロト。職業は、自宅警備員、自宅保安責任者、職務放棄員などと呼ばれているが、とどのつまり、ニートである。

 俺は働かない。いや、絶対に働いてなるものか!

 そう固く決意したのは、ネットの掲示板の『働いたら負けだと思っている』などという、やる気のない書き込みを見た時だ。

 俺はその時、こう思った。


 そんな低い志で、ニートが出来るわけないだろうが!!


 絶対働かない。死んでも働かない。

 そのぐらいの決意が無くてニートを語るなと、俺は激怒した。

 それから俺は必死に勉強した。

 どうやったら出来るだけ歩行時間を少なく出来るか。

 手も足も極限まで動かすことなく、人と一切関わりを持たない。

 それでいて金を稼ぐ方法は無いのかと。

 全てを考慮した先にあったのは、証券市場での運用。バランスシートに基づいた投資。利率の良い信用組合への出資。複数の投資信託の運用。FXなどなど。

 これらには、世間では無駄と言われているニートが持っている豊富な雑多知識が大いに役立った。

 日本語では、風が吹けば桶屋が儲かる。というように、英語でもバタフライエフェクトという単語で同じことが語られている。蝶が遠くで羽ばたいたその数時間後には、その影響が自分の身の回りで起こるという比喩。

 俺はその豊富な雑多知識を利用して、風が吹いた瞬間、もしくは、蝶が羽ばたいた瞬間、どこの誰が儲かるか、どこの誰が損するかを瞬時に予測することが出来るようになった。

 それ以来、高校も行かず、延々とニート生活を続けている。

 俺は、この誇り高きニート生活を絶対にやめるつもりはない。絶対にだ。


 ピンポーン


「誰だ? いつもの生存確認か?」


 俺が住んでいるこのマンションのセキュリティは万全すぎる。玄関のドアの開け閉めが一定期間行われない場合、常駐している警備会社の人間が見回りにくるのだ。


「ちょっと金に余裕があるからって、こんな過度な警備のマンション買うんじゃなかったなぁ……もういっそのこと、引っ越そうかな……そもそも自宅に警備員いるし」


 ピンポーン


「あ、はいはーい。生きてますよー」


 ガチャ


 ドアを開けると、そこには黒い封筒が落ちていた。

 拾い上げて裏表を確認するが、その封筒にはあて名も送り先住所も記載されていなかった。


「誰の悪戯だ? こんな手の込んだ悪戯考えそうな友達、俺にはいないぞ。つーか、友達自体いねーし。だとしたら、誰だ?」


 部屋に戻った俺は、おそるおそる封筒を開けた――――――――が、中身は何でもない、ただの普通の手紙だった。


 佐伯クロト。

 貴方は、本当の貴方を知っていますか?


「あー、なるほどなるほど。自分探しをさせてくれるありがたい宗教団体の勧誘ですね。解ります――――って、そんな暇ねぇんだよ!! 俺は自分なんかより、レア素材探しに行きたいんだよ!! まったく……邪魔してくれてんじゃねぇよ! しかも、戦闘中によ!!」


 俺は床に投げつけかけた手紙の文章をまじまじと見た。

 佐伯クロトが何者か……その答えは簡単だ。世界の中で一番リアルに絶望している人間。それが、佐伯クロトだ。

 世界は全て恐ろしく単純なパラメーターで出来ている。友達Aがアニメの話をする。友達Bがそれに共感しているフリをするが、実はそのアニメのことは何も知らない。そして、二人が笑い出した時、友達Cは同調して笑う。そんなくだらない光景を毎日のように見せられた時、俺は気付いてしまった。世界のありとあらゆる出来事が、全て数式に置き換えることが出来てしまうことに。どんな大きな事件、スキャンダルすらも、ほんの数十個の情報をステータスやパラメーターに置き換えれば、あらかじめ、予測可能だということ。何てくだらない世界だ。人は与えられたステータスに見合った行動を、まるでNPCのように行う。

 そして、それを自分の考えた末の結論だと錯覚してる世界――――くだらなさすぎる。


「ふっ……こんなものが本物の世界だなんて、絶望するぜ。まったく」


 それ以来、俺のリアルはこの部屋とゲームの中にしか存在しない。

 リスクヘッジを完璧なまでに行っている俺の投資モデルですら、俺にとっては数字を使った大人たちのごっこ遊び。馬鹿馬鹿しいほど単純なルールで動く何十兆円の金。そこから毎月好きな額を引き出させてもらう。60日移動曲線? 地政学的リスク? 何それ。おいしいの?

 そんな誰でも知っていることに目を奪われているから、あいつらは失敗するんだ。それにしても、この手紙はないよな。まあ、俺には関係ないか。


「どこの誰だか知らないが、お前の選択は間違っている。騙すにしても、からかうにしても、相手は俺じゃない他を当たってくれ」


 その訳の解らない手紙をゴミ箱に捨てようとした時、ありえないことが起きた。いや、正確に表現するならば、あって欲しくないことが起きた。



 彼女は選択を間違っていない。

 そして、君自身にしか解らないその才能も、決して無駄ではない。

 全ての事象は、起こるべくして起こる。

 奇跡すらも、その例外足り得ない。



「……幻聴か? まあ、三日間徹夜だから、幻聴も聞こえ……あれ……? 立ちくらみか……?」


 そうこうするうちに、視界が一瞬真っ暗になった。




「えっ……? ここ、どこだ……? ……VR、かぶってないよな……? 部屋着のジャージ、なんてアバター作った覚えねーし……他の人の頭の上にアカウント名も、オープンチャットのログも表示されてねーし……ということは、これ、本物の太陽の光……? 何年ぶりに浴びたかな……それにしても、随分と人通りがまばらな街だな」


 現代ではありえない石畳の道に、古めかしいデザインの家々。辺りを見回すと、タイヤが三つついた木製の荷車を押す、中世くらいの農作業服を着た女性に、銃刀法違反に引っかかるんじゃないかと言いたくなるような剣を腰に下げた鎧姿の男性。どんな街にも村にも必ずあるはずの車は一台も無く、今やどの家にもあるはずのアンテナすらも無く、それどころか、歩きスマホをしている人も全くいなかった。

 ん……? んん……? ……ああ、これはアレだな。

 薄々、いや、確実に嫌な予感を感じつつも、俺は目の前で起こっていること全てを否定したかった。

何故なら、周りの風景を見て、自分に起きたことがどんなことなのかを理解したからだ。


「――――――なんでこうなった!?」


 俺は悠々自適のニート生活から、いきなり訳の分からない異世界に飛ばされてしまった、ということらしかった。


「もうこの際、異世界にぶっ飛ばされたことは納得してやることにしよう。問題は、どうやって元の世界に帰るかだが……って、マウス操作とテンキー操作だけで生きてきた俺が、どうやって戻るんだよ。今の手持ちの資産は……俺が着てるジャージだけか。あとは、労働力としての自分自身だが、働いたら負けだしな……とりあえず、何件か服屋を回ってみるか」




 情報収集がてら服屋の他にも、飲食店、個人商店、本屋などを見回った結果、解ったことが一つある。


「一、十、百、千、万、十万、百万……はあっ!? 一千万!? ただの羽ペン一本が一千万もする……これって、ひょっとして、アレじゃねーか……?」


 概ね商品の物価を把握した俺は、一抹の不安を感じつつ、この街で二番目に流行っている服屋に入った。


「いらっしゃいませ」


 店内にいた、腰まで伸びた黒髪を後ろで一つに束ねてる、眼鏡をかけた女の店員に俺は近寄った。


「ねえ、お姉さん。アンタがここの店主でいいのかな? それとも、経営している人が別にいたりする?」

「いいや。私が経営者だけど、それがどうかしたの? それにしても、アンタどこから来たの? この街の住人じゃないよね? この国に来るなんて、随分なもの好きだと思うんだけど」

「それはちょっと……商売相手に迷惑になるから言えないんだ」

「商売相手?」


 食いついた。対面交渉は完全に俺の専門外だが、この街で二番目に流行っている服屋にもかかわらず、客はまばら。しかし、商品の単価はおそろしく高く、店主の身なり、話し方にも余裕がある――――――この条件なら、いける!


「ああ。ほら、この通りの先にあるガルフっておっさんがやってる服屋に商談に来たんだけどさ、昨日酒場で飲んでたら置き引きにあって、現在無一文状態なわけ」


 次にこの店主がどう出るか――――まだ、その余裕の表情をしていられるのか。それとも、敵意むき出しにしてくるのか。ここに来るまでに、フィールドサーベーとマーケティングを済ませていた俺には、結果が見えていた。


「ガルフんとこと取引があるんなら、悪いんだけど出ていってもらえないかな。ウチは、あそこが仕事を始めて以来、客取られっぱなしで迷惑してるんだよ」

「知ってる。だから、ここに来た」

「どういうことだい?」

「この店、少し前まで王宮にだって服卸してたんだろ?」

「そうだよ。先代の王はウチを贔屓にしてくれてたし、そのおかげで街の人間はウチに服を買いに来てたよ。それが今じゃ――――――」

「王が代替わりしてこの店で服を買わなくなったから、客が離れていったんだろ。王であれ、有名人であれ、他人に依存したブランド力なんて、所詮そんなもんだ」

「ぶらんどりょく?」

「何かに裏打ちされた、その店の信用力って言っていいのかな。品質だったり、デザインだったり、あと、アフターサービスもそうか。例えば、そうだな……その有名人のイメージが悪くなれば、使ってるもののイメージも悪くなる。使わなくなったら、その有名人と共に忘れ去られる。その逆で、王様や有名な人間が使ってくれてるうちは、一般人は盲目的にそれを欲しがる。どれだけ品質が悪かろうともな」

「アンタ、喧嘩売りに来たのかい? 言っちゃなんだけど、うちの店はこの街どころか、この国一番の服屋なんだ。あんな安物売ってる店なんか……確かに、ガルフの店のものは見た目はいいけどね。でも、生地も縫製も最悪。あんなもの、なんで売れてるんだか……」

「安いっていうのは、それだけで解りやすいブランド力なんだ。縫製が悪い? 生地が最悪? そんなの、客は承知で買ってる。この店の服一着の値段が、ガルフの店だと同じ値段で十着は買える」

「そりゃそうさ。あの店は新品の生地を使っちゃいない。古着を二束三文で買ってきて、職にあぶれた素人に縫わせてるんだ。でも、ウチは糸から生地を作ってる。縫い上げだって熟練した職人が縫い上げてるんだ。値段が違って当たり前だろ」

「だが、それを理解してくれる消費者がいなければ、それは自己満足のものづくりに過ぎない」

「だったらアンタ、どうすればいいって言うんだい。ガルフのところみたいに、あこぎな商売で儲ければいいっていうのかい?」

「違う。まずは徹底したリストラクションだ」

「りすとらく……? それ、どこの国の言葉だい?」

「あー……リストラクションも通じないのか。簡単に言えば、費用面での効率化のことだ。例えば、このドレス。ボタンの数を今の三分の二にしても見た目には影響がないはずだ。それと、糸の縫い幅だが、ガルフのところはこれより五倍は広い。あそこまでやったら流石に最悪だが、縫い幅自体を今の倍にすれば、少なくとも半分の期間で仕上げられる。違うか?」

「そりゃそうかもしれないけど、それで下げられる値段はどう頑張っても二割。こっちだってギリギリでやってるんだ。それで客が戻ってくるとは到底思えないんだけど?」

「まあ、それだけだったらそうだろ。まずは服に保証を付けろ。半年でも一年でもいい。糸が切れたり、通常の使用で生地が破けたりしたら無料で新しいものと交換する。さあ、客はどっちを選ぶ? いつ破れるか解らない服と、『絶対に通常の使用では破れたり、壊れたりしない』と店が保障している服と。この保証を付ける以上、流行に左右されない長く着れる服を作ることが前提になるが、この店の品ぞろえを見る限り、既にそうなりつつあるようだ。それに加え、フラッグシップが必要だ」

「ウチは服屋だよ。なんで船が必要になるんだい?」

「他の言葉は通じるのに、なんで経済用語だけ通じないんだ、ここは……! まあいい……もうこの際、全部納得することにしよう。フラッグシップっていうのは、普通の人間は買えない。だが、この店でしか売ってなくて、しかも、どこの誰が見ても画期的だと思える商品だ」

「そんなものがあるんだったら、とっくにこの私が考えてるよ」

「それがあるんだ。これを見ろ」


 俺は着ていたスウェットシャツをその場で脱いだ。


「そ、それ、どんな手品だい!?」

「手品じゃない。よく見てみろ。ボタンも何もないだろ」

「だから言ってるんじゃないか! 入ってきた時から妙な服着てると思っちゃいたけど、その不思議な服、どういう仕組みになってるんだい?」

「これはリブ織りといって、斜めに通した糸に横糸を通して編み上げる方法で編んである布だ。俺は織士ではないから詳しいことは解らんが、この店の技術力だったら、これくらい作れるだろ。で、ここまでの情報量と、このスウェットシャツを買ってほしい。言っておくが、この国、いや、他の国にも出回ってない、最新技術のサンプルだ。他の古着と似たような値段なら、俺はまっすぐガルフのところにこれを持っていく」

「――――――――……解った。とりあえず、五十億でどうだい?」


 ご、ごじゅうおく、だと……!?

 このアホみたいな世界に飛ばされて数時間で金銭感覚が狂いそうだが、羽ペン一本で一千万。つまり、羽ペンの値段をシャープペンシルか鉛筆一本の値段に相当するとすれば、この世界の一千万イコール約百円ということになる。となると、五十億は……五万円ということになる。普通に考えれば、スウェットシャツ一枚に五万円。ありえないほどの高額取引だが、俺には売れるものはこれしかなく、そして、これはこの世界には無いもの。最新技術のサンプルとしては、どう考えても安い。


「そんな値段じゃ売れない。俺はこういうケチな交渉ごとは嫌いなんだ。いくらまでだったら払える? いや、言い方を変えよう。いくらまでなら、この最新技術のサンプル品に金を出して、そして、量産するコストが残る」

「それじゃあ……二百億出そうじゃないか」


 二百億か……単位が円なら、使いきれないほどの大金だな。これで事実上、二十万円。物価動向や、更にインフレが急速に進むなどの不安材料があるが、とりあえずはいいか。


「よし、それで売ろう」

「ちょっと待ちな。アンタも解ってると思うけど、上だけじゃ商売にならないんだよ。下も置いてきな」

「ちょっと待った! 何言ってんだ!?」

「上下揃いじゃなきゃ、服の作りようが無いじゃないか。それに、上だけウチに置いていって、下はガルフのとこに持ってかれても困るからね」


 言っていることはまともだし、ブランド管理やリスクヘッジをするという意味でも、この店主の判断は正しい。まあ、Tシャツにボクサーパンツに裸足……ギリギリ大丈夫だろう。


「ほら、これで満足か? つーかこれ、俺が元いた国じゃ、ほとんど公然わいせつ罪なんだが……」

「アンタ……すごいもの持ってるじゃないか!」

「は? 人様に自慢出来るような大きさのもんじゃないんだけど……」

「残りも置いてくなら、倍払おうじゃないか」

「ちょ、おまっ……! マジで何言ってんだ!? 男子高校生(ニート)の下着なんか、よっぽどとんでもない猛者じゃないと需要なんかねーぞ!?」

「なに訳の解んないこと言ってんだか、私にはさっぱり理解出来ないんだけどさ、その肌着、ぴったりとしてて無駄な生地が無いじゃないか。アンタも知ってると思うけど、この国は明日戦争になってもおかしくないんだよ。もし、そんなものが作れるんなら、兵士の肌着として国にいくら売ったって足りないくらいだよ。いいから、さっさと脱ぎなよ。アンタ、男だろ?」

「じゃ、じゃあ、せめて安い服をおまけでつけてもらえないか? 服の代金は買い取り価格から引いてもらってもかまわない」

「それならそうだね……これだったら、アンタのサイズに合うと思うんだけど」

「おい、ちょっと待て。色々と待て。これ、女物のドレスじゃねーか!」


 店主が満面の笑みで俺の前に広げて見せたのは、目が痛くなるようなピンク色の白いレースとリボンがこれでもかというくらいつけられた、ゴスロリドレスだった。


「そんなこと言われてもねぇ。それに、これは王宮に下ろすはずだった一級品だよ。これを着ていたら、どんな芋娘も社交界の華や蝶に早変わりさ。この国じゃ、もう景気が悪すぎて、男は皆、繕った服着てんだよ。めったに売れない男物なんか、置いてるわけないだろ」


 言われてみれば、どの服屋に行っても男ものの衣服は少なかった。

考えろ、俺……女装で四百億を持って歩くか、全裸で四百億を持って歩くか、まっぱで四百億を持って歩くか、変態になって四百億を持って歩くかだ。

 さて……どれが一番最良の選択か――――――って、どれも変態じゃねぇか!


「よし、解った。俺の選択肢は――――――!」





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