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第八話 モンスターの卵を調理しよう!

 窓の外はすっかり暗くなっている。

 この世界では、魔法使いや裕福でなければ光熱費がかかるので、日が暮れると就寝して、日の出とともに起きるというわけだ。

 俺は、料理することをあきらめて、空腹のまま就寝した。


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 何時間眠っただろうか。空が白み始めるころ俺は起床した。

 俺は、紙袋を開けて、購入したものを眺めた。


「腹減ったな……」


 俺は鉄の板を眺めて、にんまりした。

 これで、フライパンを使う料理は思いのままだ。


「いや、ちょっと待てよ? ここに、モンスターの卵の卵液を流したら、横にこぼれてしまうんじゃないか?」


 俺はあわてて、戦利品のアイテムをあさった。

 その中には麺棒があった。

 それで、俺は鉄の板を叩いた。

 そして、鉄の板にふちを作った。

 鉄の板は五ミリほどの薄さなので、凹ませるのも思いのままだ。


「よし、これでモンスターの卵の液は流れ出ないだろう!」


 俺は、キッチンに行って、かまどに加工した鉄の板を乗せた。

 そこにモンスターの卵を割り入れた。


「よし! 後は焼くだけだ!」


 けれども、やけどする可能性があるので、危険である。

 真似しても責任は取れないことを、明記しておく。


 俺はかまどで薪とレッドストーンを使った。

 程よい半熟の手前まで焼くと、レッドストーンの使用をやめた。

 あとは、鉄の板の余熱で煮えるという寸法だ。

 そして、フライ返しで切り分ける。


「で、できたぞ!」


 俺は、アツアツの目玉焼きを手に入れた!


 ふうふうして、そのまま口に運んだ。


「う、うまい!」


 この味。


「濃厚でとろけるような黄身だ。淡白なプリプリした白身も美味しい」


 俺はそれを味わいながら、全て平らげた。

 モンスターの卵は一個だが、ダチョウの卵ほどあるので満腹になった。


「さて、今日もダンジョンに潜るかな」


 すっかり、俺はご機嫌モードだ。

 そうして、俺は再び、ダンジョンの一階の中に入って行った。

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