第六話 道具屋の木こり屋の店主と取引しよう!
俺は道具屋を見つけた。看板を見上げる。
「木こり屋か。木製品が多いのか?」
俺は、木こり屋のドアを開けて入った。
店内では、雑貨屋のようにアイテムが整然とディスプレイされてある。
木製品だけではなく、様々な生活用品や雑貨が置かれてある。
……! ……!
「いらっしゃいませ!」
突然、俺の背後から声がかかった。
「うわっ!?」
不意打ちを食らった俺は、飛び上がった。
俺の前に、善良そうな若い店主が出てきた。
この木こり屋の店主だ。
「店内のディスプレイが素敵ですね! ついディスプレイに見とれてしまいました!」
「初めて見る顔ですね?」
「最近この街に引っ越して来ましてね。それで、この名も無い絵画を売却したいんですが……」
俺がそういうと、店主はウフフと愛想良く笑った。
「君は正直ですね! 自分からこの絵を名も無い絵画なんていうなんてね!」
「え……?」
「名も無い絵画。つまり、作者の名が売れてないから、素人扱いです。だから、よほどのことがなければ安値でしか買い取ってもらえないってことです。だから君は、これはレレノアの絵だ! ぐらいにふっかけないといけませんよ!」
「それもそうですが、店主さんは目利きですよね? ごまかせないと思うんですよね」
店主は楽しそうに、ウフフッと笑った。
「それもそうですね!」
「それで、いくらで買い取ってくださいますか?」
「この名も無い絵画は、状態が悪いから……100Gでどうだと言いたいけど、君は俺の店を褒めてくれたし、一本取られたから……200Gでどう?」
100Gのおまけに俺の顔がほころぶ。
高揚感を抑えきれない。
「それで、売却します!」
「じゃあ、200Gですね。ありがとうございます!」
俺は、200Gを受け取った。
そ、そうだ。肝心のフライパン・薪・レッドストーンを買わなければならない。
「店内で買い物しても構いませんか?」
「もちろん!」
「フライパン・薪・レッドストーンはありますか?」
「ありますよ~」
俺は、手持ちを確かめた。1,800Gある。
薪は一束、レッドストーンは一石。合計400Gだ。ここまでは良い。
でも、肝心なフライパンが買えない。
1,800Gしかないから、2,000Gのフライパンだけでも到底足りない。
さて、どうするべきか。