表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/194

第七話 デュエルの料理人ゴーレム作のうな重GET計画! 2

 ダンジョンはランダムで部屋が自動が作られる。

 だから、二階をやり直した。

 五十回ほど……。

 でも、すべての料理人ゴーレムを消滅させてしまった。

 俺は、途方に暮れて、ダンジョンを後にしたのだった。

 そして、マジカル☆魔法店を訪ねた。

 不思議の鏡に、助けを求めたのだ。


「どうすれば良いかな?」


 不思議の鏡は、魔法チョコを食べていた。


「う~ん……」


 不思議の鏡は魔法チョコをもぐもぐさせながら言った。


「攻撃力を下げればいいんじゃないかなぁ~?」


 俺は、自分の額をぴしゃりと叩いた。


「そ、そうかー! 金剛力の鎧を脱いで戦闘力を下げればいいんじゃないか!」

「そうそう。流石・だ・ね!」

「不思議の鏡、ありがとう!」

「がんばっ・て・ね!」


 俺は、不思議の鏡に手を振ると、急いで自宅のダンジョンに駆け戻った。

 俺は、金剛力の鎧を脱いだ。

 そして、俺はダンジョン二階に上がって行った。

 すると、料理人ゴーレムが現れた。


「ごごごごごー!」


 料理人ゴーレムは、大きな土くれの腕でシバいてきた。


「とうっ!」


 俺は左手を繰り出した。

 凄まじい音がした。

 すると、料理人ゴーレムは、倒れた。


「よ、よし……!」


 料理人ゴーレムはびくともしないようだ。

 俺の強さにびっくりだ。


「や、やった!」


 俺は比較的長いロープを括り付けて、伸びた料理人ゴーレムを引っ張って帰ろうと考えた。

 しかし、またしてもパシュッと音がして、料理人ゴーレムは消滅してしまったのである。

 跡形も何も残っていないのだ。

 文字通り消滅なのである。


「あ、アレ~!?」


 どうやら、またしても消滅するぐらいの攻撃だったらしい。

 どうなっているんだ?

 俺は、金剛力の鎧を外したんだぞ?


「そ、そうだ! レベルカードだ!」


 俺は、レベルカードをチェックした。


【名前:デュエル 職業:鑑定士 レベル25 HP125 MP125】


「なっ!? レベル25!?」


 俺は、目を疑った。


「い、いつの間に……!?」


 ダンジョン二階を五十回もクリアさせたからか……!


「ま、まあいいだろう」


 俺は、フッと笑った。

 手加減すれば大丈夫だろう。フワッとつつく程度で。


「「ごごごごごー!」」


 今度は、料理人ゴーレムが二匹現れた。

 どちらも二メートルぐらいあるモンスターだ。

 よ、よし……!

 俺は、思い切って料理人ゴーレムに、駆けて行った。


「うおおおおおおおお!」


 俺は、フワッと突きを繰り出し、さらにフワッと軽めの蹴りを繰り出した。

 予想外のことに料理人ゴーレム二匹ともに凄まじい音がした。


「え゛?」


 料理人ゴーレムは、二匹とも地に伏せた。

 そして、消滅してしまった。


「あ、アレ~!?」


 もしかして、俺の攻撃力が半端なく上がっているのか……?

 こ、こうなったら……。


「ボス的な料理人ゴーレム来い!!」


 俺は、声を張り上げる。

 すると、四メートルほどある二階の主みたいな料理人ゴーレムが現れた。

 う、うおー。でかいー。

 こうなったら、指でつつくだけである。


「そおおおおおおおおおおおおおおっと!」


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!

 凄まじい音がした。


「え゛?」


 すると、ボス的な料理人ゴーレムは倒れた。


「ま、まあいいか~」


 俺は、息切れしながらも笑っていた。


「……ってアレ!?」


 目の前に、空虚な湿地帯が広がっていた。

 虚しく風が吹き抜けた。

 ボス的な料理人ゴーレムは、消滅してしまったのだ。

 俺のうな重捕獲計画2が……!


 俺は再びダンジョン二階から一階に駆け下りたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ