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第九話 戦利品でアイテムを作ろう!

 自宅に帰ってくると、荷馬車数台分の荷物が届いていた。

 な、なにごとだ!?


「こんにちは~! ラフ&カジュアル洋服店様からのお届け物です!」


 ああ、そうか!

 ついに届いたのか!


「ご苦労様です! こちらに運んでください!」


 俺は業者さんにお願いして、空いている一つの部屋にその荷物を詰め込んだ。

 最後に満杯になって、一部屋が埋まってしまった。


「ありがとうございました~!」


 俺は、業者さんを見送って、部屋に戻ってきた。


 先ほど届いた荷物の布の大袋いっぱいに入った、加工した要らない服10袋を、こちらの部屋に運んできた。

 俺は、その布の大袋を開けてみる。

 ちゃんと、加工しちゃうわよ3号君で加工してくれたようだ。

 それを一かけら手に取ってみる。

 綺麗なわたである。


 この異世界の服は、綿で出来ている。化学繊維というものがないのだ。

 細かく言うと、綿の布は、綿の糸で出来ている。

 そして、綿の糸の前は綿花つまりわたである。

 加工しちゃうわよ3号君は、素材を分解する魔法機械のアイテムである。

 つまり、平たく言うと要らない服を分解して綺麗なわたになったというわけだ。


 そして、取り出したのが、この店主から買い求めた、シーツ30枚である!

 このシーツ無地であるが、様々な色をしていて、とてもきれいだ。

 これは袋状になっていて、布団が入ると魔法で接着できるようになっている。


 ここからが、俺の本領発揮だ。

 このシーツの中に、布団ではなく綺麗なわたを詰め込むのだ。

 俺は、せっせとシーツの中に綺麗なわた×10袋分を詰め込んだ。

 そして、魔法で接着してシーツの口を閉じた。


「で、できた……!」


 これは、敷布団のシーツである。

 だから、わたの敷布団が1個できたわけだ!

 俺は、これらの作業を繰り返し、わたの敷布団を10個作った。

 シーツは10消費し、綺麗なわた×100個を消費した。


 そして、極め付けがこれだ。

 取り出すは、レアなアイテムのショルダーバッグである。

 この、レアなアイテムのショルダーバッグは、平たく言うと、無制限に荷物を入れることができ、しかも重さを全然感じないのである。

 つまり、俺はがらくた市でレアなアイテムの魔法のショルダーバッグを手に入れたのだ。

 この中に、先ほど作ったわたの敷布団を10個、詰め込んだ。

 まるで、入っている感じがしない。

 軽くてかさばらないのだ。


「よ、よし……!」


 そして、魔法のショルダーバッグを手に、俺はクロッシュタウンにあるふかふか布団屋へと売りに出かけたのだった。

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