第四話 ミミミ食料店で買い物しよう!
ミミミ食料店は今日も繁盛しているようだった。
奥から、店主の魔法使い風のひとが出てきた。
このミミミ食料店の店主である。
「いらっしゃいませ!」
「どうも! 店内を見ても良いですか?」
「ごゆっくり、お買い求めください!」
俺は、冷気の魔法のかかった商品棚を見て回る。
品ぞろえ豊富で、店内に所狭しと商品が並べられている。
俺は、お目当てのものを発見した。
古米(大袋)が、1つ1,000Gで大安売りしていた。
しかし、これは古米。つまり、去年か去年より昔の米だ。
美味しい古米(大袋)は、どれも2,000G以上である。
美味しい古米(小袋)なら、300Gで買えるが、どう考えても古米(大袋)の1,000Gの方がお買い得だ。
ちなみに、美味しい新米(大袋)は、5,000G以上。
美味しい新米(小袋)は500Gである。
米は1,000Gで何とかなった。
残りの所持金は、200Gだ。
おかずを何か買いたいところだ。
ご飯に合うものを考えなければならない。
そうだ!
みそ汁はどうだろう?
具はなくても、みそだけで何とかなるのでは……?
幸い、みそ1袋は100Gだ。
俺はみそを1袋買うことにした。
あとは、100Gである。
「そういえば、味噌汁にはダシが必要だったな」
いりこ・鰹節・昆布……。
ダシのもと・コンソメスープ・中華スープの素……。
「ん? こ、これは……!」
俺の目の前に、超ダシの素1袋が100Gの値札とともに棚にあった。
これは、買いだ!
「ありがとうございました~!」
全財産を使い果たし、古米(大袋)・みそ・超ダシの素を購入した。
そして、俺はミミミ食料店を後にして、自宅に帰ってきたのだった。




