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第二話 デュエルとピピディアと魔法植物!

 フェアリーシェフズ料理店から自宅に帰ってくると、ミディアムヘアの金髪の背の低い子が立っていた。

 よく知った後ろ姿だ。

 それは、声をかける前に俺に気づいて振り返った。


「デュエルさん!」

「ピピディアじゃないか! 久しぶりだな! 今日はなんか用?」

「はい! 奇跡の魔法植物の果実をメイド長に頂いたんですが、使い方が分からないから、デュエルさんに差し上げようと思って」

「えっ? 奇跡の魔法植物?」


 どこかで聞いた話だと思った。

 そういえば、フェアリーシェフズ料理店の噂話で村人風の二人組が話していた。


「良いのか? 貰っても?」

「はい! 私では育てられないので、博識なデュエルさんにと思いまして!」

「いや、買いかぶりすぎだけど、一応ありがたくもらっておくよ! ありがとう!」


 こないだの魔法植物の果実も滅茶苦茶美味しかったなぁ……!


「では、用はそれだけですので、失礼します」

「あ! ピピディア、ちょっと待っててくれ!」


 俺は、急いで自宅のキッチンに直行した。

 魔冷庫を開けると、紙袋にこないだ収穫したばかりの魔法植物の果実をたくさん詰める。

 そして、それを持って家の玄関先に出て行った。


「お待たせ! これ、こないだ収穫した魔法植物の果実なんだけど、良かったら食べて?」

「うわぁ、良いんですか、こんなに!」

「俺は食べ飽きたから、誰かにあげようと思っていたんだ」

「ありがとうございます! 早速帰って美味しく頂きます!」


 そして、ピピディアはお辞儀すると、嬉しそうに帰って行った。


 俺は、奇跡の魔法植物の果実を貰った!


「確か、噂話ではダンジョンの200階にある湖の横に植えると、とんでもなく良い事があると言っていたな!」


 俺はホクホク気分で、魔法植物の苗を見て、ニンマリした。


「早速植えに行くか!」


 俺は、お祭り気分でダンジョンの200階の湖の横に植えに向かったのだった。

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