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第一話 牛たんのお願い!

 翌朝のことだ。

 ダンジョンに続くドアから、地響きするような足音が聞こえてきた。


「な、なんだ!?」


 俺は飛び起きて、辺りを確かめた。

 俺の部屋は無事だ。

 ダンジョンのドアの前で足音は止まり、また足音が遠退いていった。

 俺は、おそるおそるダンジョンのドアの前まで歩いてきた。

 用心しながらダンジョンに続くドアを開けると、包みと手紙が置かれてあった。


「なんだ? もしかして!?」


 このデジャビュのような展開は記憶にある。まさか……!?

 手紙を手に取り、文面を開いた。


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 デュエルたんへ


 ぶもぉ! デュエルたん、お久しぶり! 元気してたかな? 牛たんも元気で暮らしているよ! デュエルたんの評判を聞いて是非ともお願いしたいぶもぉ! イメチェンしたいので、整髪料を手に入れてもらえないかな!


 お願い事を聞いてくれたら、牛たんのワイフが作ったチーズをお礼に持ってくるぶもぉ! 一か月後にダンジョンの一階のドアの前に置いておいて欲しいぶもぉ! よろしくお願いします!


 P.S.牛たんのワイフが作った牛乳石鹸をプレゼントするので使ってね!


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 俺は、牛たんのワイフが作った牛乳石鹸を5個手に入れた!


「牛たんの頼みだからな……」


 久しぶりの牛たんの手紙もうれしかったし。

 牛たんのワイフさんが作ったチーズというお礼に期待大だ。


「よーし、絶対に手に入れるぞ!」


 意気込んだ俺は、ひとまず朝食を摂りにフェアリーシェフズ料理店に出かけて行ったのだった。

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