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第七話 魔法機でアイテムを加工しよう! 7

 グラッセさんが幻逆さの鏡を使った後、テーブルの上に一枚の用紙がふわりと舞い降りた。


「なんだこれ?」


 その用紙には、今朝郵便受けに入っていた模様とよく似た絵が描かれてあった。

 その模様を見ても、全く意味が分からない。

 またしても、この謎が解けない。


「そうだねー。不思議の鏡なら分かるんじゃないかな?」

「そうですね! 不思議の鏡に訊いてみます!」


 そして、俺はグラッセさんと別れてフェアリーシェフズ料理店を後にした。

 その後で、対価のお菓子を買ってマジカル☆魔法店に寄った。

 店内に入っていくと、不思議の鏡が店番をしていた。


「デュエル~、ちみを待ってい・た・ぞ! 早く対価をちょうだい!」


 不思議の鏡は大焦りで、鏡の中からこちらを手招きした。

 焦っている意味は分からないが、俺は大急ぎで鏡の前にやってきた。


「はい、対価。この意味を教えてほしいんだけど」


 俺はお菓子をカウンターの上に置いて、二枚の紙を見せた。


「その暗号はね魔法機で合成すると、意味が分かるようになってい・る・の」

「魔法機で合成ね。なるほど」

「約束に行かないで合成を急いだ方が良いよ! デュエル!」


 俺は目をぱちくりさせた。

 訳が分からないまま俺は大急ぎで自宅に帰ってきた。

 二枚の用紙を魔法機に入れる。

 魔法機が縦横に伸縮して、取り出し口から何かが出てきた。

 それは、一枚の用紙だった。

 二枚の用紙が合成されて、一枚の紙になって出てきたようだ。


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 デュエル様


 ダンジョンの30階でお待ちしております。


                 リュシオル


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 それは、リュシオルからの手紙だった。

 リュシオルが、わざわざ暗号文を使って俺にダンジョン30階まで来るようにと?

 俺は、違和感を感じずにはいられない。


「リュシオルが、お待ちしております?」


 声に出してみても、リュシオルがこんな手紙を書くだろうか。

 何故に、ダンジョンの30階なのだろう。

 なんとなく行かなければならないような気がして、俺はダンジョンの30階に向かったのだった。

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