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第八話 〇〇のパズルドからの手紙!

 ふと、玄関の方で物音がした。しかし、誰もいない。

 もしかするとと思い、郵便受けを確かめたところ、手紙が来ていた。

 差出人の名前は、やはりパズルドだった。俺は封筒を開封する。便せんを取り出して開いた。中には、不揃いな文字がうねっていた。


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


 デュエルへ


 アイテムはできたか?

 できたのなら、至急ダンジョンの20階まで持ってきてほしい。


                パズルド


☆*★*☆*★*☆*★*☆*★☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆★*☆*★*☆★*☆*★*☆


「偽物の向こうからお呼びとは……」


 仕方なく俺は一人でダンジョンの20階に向かうことにした。

 ピピディアの忠告では、魔導士コルヴォはジュジュナかもしれないということだ。

 もし、ジュジュナが俺を友達だと思ってくれているなら、説得すればパズルドを解放してくれるかもしれない。


「よ、よし! 魔導士コルヴォをなんとか説得してパズルドを元に戻してもらおう!」


 俺は、MPを回復させるため腹ごしらえした。そして装備を整える。

 レベルカードをチェックする。


【名前:デュエル 職業:魔法使い見習い レベル20 HP350 MP350】

【装備:白魔法の回服・☆攻撃反射の腕輪・☆浄化の革靴】


「よし! MPも回復した! あ、そうだ!」


 何か役立つのではないかと思い、俺はポケットの中に変身セットのスイッチを忍ばせた。


 アイテムの入った魔法のショルダーバッグを肩にかける。

 そして、ダンジョンのドアのダイヤルを20階にセットする。

 この間は、一応200階まで行ったので、20階なら余裕だ。しかし、魔導士コルヴォは強敵なので、油断大敵だ。


「よ、よし! 行くか!」


 俺は偽物のパズルドにアイテムを渡しに行くという口実で、本物のパズルドを助けるために、ダンジョンの20階のドアをくぐって出かけて行ったのだった。

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