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仮想戦争の死神  作者: 浅野綺羅
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新学期編1-1

 蒲原学園の二年生にいる仮想戦争の死神とは…⁉︎後で大幅な加筆をします。

 2030年、日本は仮想世界を作り出すことに成功した。


 その仮想世界はまだ完璧なものではなかったので、ある学園て生徒達に使用してもらい、データをとることになったのだった…


 その学園が、ここ蒲原学園だ。全校生徒600人の学校だ。


 この学園は生徒の割りに校舎が大きい、そして機材が揃っているので選ばれたのだ。


 そしてこの学園は特別な授業がある。それは午後から始まる仮想科なのだ。


 仮想科ですることは、現在開発中のプログラムで学園全体を仮想世界にして、生徒達に使用してもらうことだ。


 その仮想科の授業で行われるのが「仮想戦争」なのだ。仮想戦争とは、クラスごとで仮想世界になった学園全体を使って戦争をするのだ。


 武器もたくさんの種類がある。そして武器には<スキル>があり、スキルを使って戦争するのだ。


 スキルの数は武器の数だけあって、武器のレア度が高いほどスキルも強くなるのだ。


 ダメージを受けてもアイテムで回復できたりもする。アイテムには大きく分けて3種類ある。


 回復系、状態変化系、空間転移系だ。その三つを基本とした効果がある。


 もちろん仮想世界でのダメージは現実にはなんの害もない、戦死しても別の空間に転送されてそこから戦争の様子が見れるのだ。その空間は戦死者フィールドと言う。


 この仮想世界では現実の運動能力が大きく関係している。つまり運動能力が高いほうが有利なのだ。


 戦争で勝つと、武器やアイテムやゲームマネーがもらえて、武器にはレア度がある。最大レア度は5でとなっている。レア度5の武器は現在五つ発見されている。


 生徒達はより良い武器やアイテム、ゲームマネーを求めて戦争するのだ。


 武器の種類は現在確認されている中で、両手剣、片手剣、銃、弓、槍、ハンマーだ。まだまだ種類があるらしい。


 戦争に勝つと武器だけではなく経験値が貰える。レベルアップするとステータスが上がるのだ。


 しかし負けるとゲームマネーを失う。ゲームマネーは、現実のものと交換できる仕組みになっているのだ。


 大半の生徒達がこのゲームマネーのために、日々仮想戦争しているのだ。


 ステータスなどは生徒達のスマホの専用アプリで確認でき、武器などもスマホから呼び出すのだ。いわばスマホはコントローラーだ。


 「リマスターオン」とマイクに喋って武器を出現させ、「リプート」で戻す。アイテムはスマホの画面をタッチで発動できる。


 仮想世界に行くにはスマホのアプリを起動させてマイクに「ゲームスタート」と喋ればいい。


 クラスは5つに分かれており、A.B.C.D.Eクラスに分けられている。


 そんな蒲原学園の二年生に、仮想戦争の死神がいるという噂がった。


 その死神はEクラスにいて、その死神のおかげでEクラスは負けが無いらしい。仮想世界も5分で終わるそうだ。


 死神の武器の種類、スキルは全くの不明だった。死神は最強ということだけは確かだった。


 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 この学園の教室はすごく綺麗で最先端だ、授業もタブレットで行われる。


 勉強をするにもすごくいい環境だ。


 そんな二年Eクラスの教室でクラス会議が始められた。


「皆!僕達のクラスは連勝している。だけどそれは僕達の力じゃない、クラスの誰か一人のおかげなんだ。感謝してるから、名乗り出ろとは言わないがもしよかったら教えてほしい」


 教卓の前で、クラス代表の静野俊和(しのうとしかず)が言った。


 しかし誰も名乗りではしなかった。静かな無音状態が続いた。


「まあいい、今日のD組との仮想戦争の作戦を立てよう」


 そう言って皆に作戦のデータが送られてきた。皆それぞれ作戦に目を通す。


「作戦は僕の武器、片手剣のレア度5のステルスソードを使う。ステルスソードの<スキル>は透明化(アイズステルス)は敵から見えなくなるスキルだ。」


 一通りステルスソードのことを説明すると、一人の女子生徒が手を上げた。


「高松さん、どうぞ」


 高松陽子(たかまつようこ)は才色兼備、学業優秀、運動神経抜群の完璧な生徒だ。


 そして彼女の武器は両手剣のレア度4、アクセルソードだ。<スキル>は彼女にふさわしい高速移動(スピードバースト)だ。一定期間、自身のスピードが格段に上がる。このスキルを使ったら周りの敵を瞬殺できるだろう。


「あの、つまり静野君は相手のクラス代表を暗殺するのですか?」


 真剣な眼差しで静野のことを見る。


「そうだよ、だから他の人には囮役をして欲しいんだ」


「分かりました」


 そう言って高松は席についた。作戦の理解か早い。さすがと言っていいだろう。


「でも死神が現れたら意味ないんじゃ…」


 ボソッとどこかからつぶやかれたことだった。誰かも分からない発言に静野は答える。


「いつも死神が現れるとは限らない、僕達は死神に頼るわけにはいかないんだ」


 そう言って静野はざわめきを止めた。


 仮想戦争の勝敗の決し方は2つある、相手クラスの生徒50%を倒すか、クラス代表を倒すかだ。


 だいたい後者が多い。


 …と俺は冷静に解析していた。クラスの席の端っこで。俺の名前は朝日神田(あさひしんた)だ。


「死神ね…大層な名前だな」


 そう独り言を言って窓の外を見ていた。

 

 クラス会議が終わり、午後からの仮想戦争に向けて、皆準備をしていた。


 アイテムの整理、作戦を確認しているのを、俺は頬杖をつきながら見ていた。


 皆、戦争で負けた時のゲームマネーを失うのが怖いのだろう。現場の空気がピリピリしている。


 ゲームマネーは何にでも使える。現金と同じ価値だ。だが、俺はゲームマネーに興味は無い。


  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 仮想戦争の始まりを告げるサイレンが鳴った。一斉に「ゲームスタート!」と叫び仮想世界へと一人、また一人と転送されていく。


 俺は相変わらず窓の外を見ていた。全員行ったのを確認すると、立ち上がり。


「俺も行くか…ゲームスタート」


 スマホに喋り、仮想世界へと転送された。


 この仮想世界は、学園の形だ。他にも世界は作れるが、やはり学園にこだわっているのだろう。


 俺が転送された頃にはもう戦争は始まっていた。「リマスターオン」と武器を出現させて戦っていた。


「リマスターオン…」


 俺は武器を出現させて、スマホの画面から転送系のアイテムを発動させた。


 一気に相手の拠点に来た。そして10秒間姿が見えなくなるアイテムを使った。


 背後から相手のクラス代表を斬りつけた。相手のHPが0になる。


「な…なに⁉︎し、死神か…」


 そう言ってDクラス代表は戦死者フィールドに転送されて、戦争の終わりを告げるサイレンが鳴った。


 俺はステルス能力が切れる前に現実世界に戻った。俺の武器と<スキル>は知られるわけにはいかない…


 俺は戦利品リストをスマホで確認していた。リストにはクラス代表討伐ボーナスがあった。


 レア度5の武器がドロップしたか…エレキアーチャーか。<スキル>は電気硬直(エレキショック)ね。相手を一定期間マヒ状態にするか…まあオークションに出すか。


 オークションとはいらない武器を出品して、ゲームマネーで買う、と言うものだ。レア度5が出品されることは滅多になく、出品されても即完売だ。


 俺には必要ないなと思い、オークション出品をした。


 仮想戦争で勝利したら普通クラスで大喜びする。だが今このクラスな静まり返っていた。


「また現れたか死神…一体誰なんだ」


 どうやら死神のことで喜ぶことができないようだ。謎のプレイヤー死神によってクラスのまとまりはバラバラになっていった。





 仮想戦争、僕は学園仮想世界ものを書きたかったので書いてみました。まだ加筆するのでよろしくお願いします。

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