禍津ノ国の蒼影

あらすじ

禍津ノ国――表向きは神聖な宗教国家、だが地下では禁忌の魔術が研究され、魔法使いは国家の「兵器」として利用されていた。

騎士・凛夜は幼なじみの魔法使い・蒼影と共に育ち、彼の天真な笑顔と優しい心に心を奪われていた。
しかし蒼影の秘めた力は、国にとって脅威そのもの。教会の目は常に二人に迫る。

凛夜は、守るためなら法も国も裏切る覚悟を決める。
そして蒼影もまた、無自覚にその強大な力で世界を揺るがす存在だった。

運命に抗い、禁忌と闇に立ち向かう二人の愛は、世界の理を越えて燃え上がる――。