負けないよ。私は
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
あらすじからお分かり、何でも許せる方向けです。
私は 読者が作品に求める質 というのは低下していないと思いますよ。王道は分かりません。
けどもマイナーに限っては言える事。
読者が作品に求める質、というのは年々低下しているらしい。同じようなレールで進んで、同じようなオチを付ければそれで良い。読者はそれだけを求めている。
それは確かに一理ある。なんせこの過酷な現実に甘い飴を与える様な流行りジャンル。特段ネット小説なるものを読まずとも、人が来るのは明白だ。それは王道に乗っ取ったものを書けば、常連以外の人にも見て貰える確率が上がるという事でもある。
私が書くものは基本的に流行りから外れたものばかりである。異世界転生もしなければ、悪役令嬢も居ない。明確な悪役がいない以上、袋叩きに会うような人物も居ない。故、勿論訪れる読者数というのも、それに乗じて低下する。
が、だからこそ、その流行り以外の物を書いた時こそ、本来の世界が広がっている様に思える。本当に認められたものでない限り、読者数というのは上がらない。
「相変わらず茨の道を歩んでいるのか」
黙ってキーボードを打ち続ける私に向かって、彼は黙ってそう言った。私はその答えに特段返事をせず、一文を書き上げた。大事な描写なのだ。恐らく常連が求めるであろう場面なのだ。故、今は返事をする所じゃない。
何とかして言葉を探してしっくり来るものを探し、漸く纏まった。私は顔を上げて、薄ら笑いを一つ。
「茨の道だからこそ、顕著で見えやすいものもあるんだよ。王道ばかり書いてたんじゃ、何を読者が求めているか、分からないから」
何度も何度も短編を上げてきて、見えてきたものがある。基本、私の読者はいい意味で飽きっぽい。厳しいとも言える。同じ手を三度繰り返したら、『もう結構』と言わんばかりに伸び悩む。 だから手を変え、品を変え、今求められるものを書き上げる。
前の流行りはただ情欲を掻き乱す様な恋愛系統だった。けれども今は違う。人の信念、見解、思わずはっとさせられる様な物を求められる。一筋縄ではいかないようなものだった。
そこに人気のタグ、例えば『ヤンデレ』とか『ツンデレ』とかのタグは関係ない。例え貼らなくとも、間違いなく読者の方はきちんと見つけ出す。
「王道から外れないと、本当に納得のいくものは書けないんだよ」
私の読者に常連が居るかは分からない。けれども、新着更新の枠から外れても、こうして見に来てくれるというのは、それだけ誰かの脳髄に刻み込めたという事だ。メジャーじゃないならなおのこと。
「負けないよ。私は」
今回の様に、
同じ時間に時間に投稿しない。
投稿すぐの10分間でもバーが伸びない。
同じ手を繰り返して出す。
雰囲気小説。
だとお人が来ない。
逆に、
同じような時間に投稿する。
数時間経っても、構わずバーが伸びる。
一捻りした、はっとさせる様な何処か生々しい話。
起承転結、特にオチが凝っている。
解説が必要な不可思議な文章。
になるとお人が来る。
上記の事からも、推測するに、恐らく私の作品をお読み下さる御新規の方はほぼ居ないでしょう。
厳しいと、思ってますよ。
人とは異なる美学や哲学、それも毎度手を変え、品を変えないとご満足戴けないと、そう思ってるので。
結局、タイトル、タグ、を人目が引く、つまり『悪役令嬢』とか『吸血鬼』とか『ツンデレ』にしても、起承転結、話の美学、教訓、哲学がはっきりしてないと、伸びないんですよ。
でもだからこそ、見える景色もあるんですよ。
腕を上げたいなら、マイナーの方が良いと思います。
まぁ、異世界の設定を構築するのに、短編だとコスパが悪いとと言うのもありますが。
信念を伝えながら、異世界設定を生かす。なんて、短編だと向いてないとも。必要なら設定異世界にしますよ。
とある女児向けアニメの名シーン。
著作権法より、変えてます。
御新規さんに一回きりしか買われない代物よりも、常連さんが何度でも買ってくれる代物の方がいいじゃないか。
私はそうでありたいです。