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他力ですが、なにか?

 SNSからメッセージが届いた。


 女子からだ。


 でも、阿舞野あぶのさんからじゃない。


 あのツンデレからデレを抜いたラノベ部部長の雨宮瑞葉あめのみやみずはからだった。


《とりあえず依頼されていた漫画の続きがある程度書けました。このような感じでいいのか、明日、確認をお願いします》


 ◇ ◇ ◇


 翌日の放課後、オレはまずラノベ部へと向かった。


 どんな話が出来たのか、原稿を見せてもらう為だ。


「お待たせしました。とりあえず次の展開を書いてみました。こんな感じでいかがでしょう」


 眼鏡のラノベ部部長、雨宮瑞葉がオレに原稿を渡してきた。


「ありがとうございます」


 今回は依頼してから初めての原稿ということで、今後の関係も考慮してどんなアイデアであったとしても断らずに受け入れよう。


 ……阿舞野さんとプレイできないほど酷いものでない限り、だけど。


 オレはざっと原稿に目を通す。


 なるほど、これはカップルの秘密としてはなかなか萌えるな。


「いかがですか? ま、わたしとしてはご要望どおりに応えられたと思いますが」


 ツンとした表情の部長が聞く。


「ありがとうございます。いい感じです。今後の続きもこれぐらいの線でお願いします」


 オレは笑顔で部長に頭を下げる。


 ツンと澄ました部長の顔が、少し嬉しそうに綻んだような気がした。


 ◇ ◇ ◇


 オレは再度、部長に丁寧にお礼を言って、ラノベ部を後にした。


 よし、この雨宮部長の小説を漫画にする前に、まずは阿舞野さんとプレイだな。


 リアリティのために、漫画部部長自ら実体験として、身をもってやっておいた方がいい。


 なんてね。


 最初からそれが目的のくせに。


 その夜、オレは雨宮部長のアイデアを伝えようと、阿舞野さんのSNSにメッセージを送った。


《どう? これやってみる?》


《やる!》

《明日、朝早でエントランス集合!》


 阿舞野さんは乗り気だ。


 雨宮部長が考えたアイデアを実行するには道具が必要だが、幸いオレにはすぐ用意できるものだった。


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