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買い物

「ホットトドッグ7個とコオラ2個ください」


「7個も買うのですか?」


「ソフトクリー厶は後で買おうな」


「お待たせしゃしゃたぁ。ホットトトトドッグ7個とコオラ2個でぇす。ありりあしゃしゃたぁ」


「クセが強い」


「サービスでぇす」


 スマイル0円みたいな感じかな。

 うん、違うな。


「さ、食べよう」


「多くないですか?」


「ふっふっふ……」


「気持ち悪いですよ」


 ひどい。


「3人へのお土産だよ」


「それでも多いのでは?」


「俺達の分もあるから。戻ってから5人で一緒に食べような」


「いいですね」


「だろ! アイテムボックスに入れれば温かいままだもんな!」


「「いただきます」」


「「うん!」」


「「うんうん……」」


「「うんうんうんうんうんうん………」」


「合わせるのやめてもらえますか」


「ツキがうんうん言うから面白くて。普段とのギャップが」


「より味わおうとするとこうなるのです」


「ははは。コレお手頃なのにおいしいな」


「はい」


「ソフトクリー厶買ってくるわ。俺ミックス、ツキは?」


「バニーラで」


「OK!」


  ◇


「よっしゃ! じゃあ、回復薬買いに行くか!」


 …………。


 おい、嘘だろ。

 あいついるじゃん。


「私達を待ち伏せしてるようですね」


 は~? なんだよそれ。


「本格的に絡まれそうです」


 なんで俺達?


「申し訳ないです。私が魅力的すぎて」


「はいはい」


「どうしますか?」


 え〜。顔も見たくないんだけど。


「防具屋でも行きますか」


「そうだな」


  ◇


「見ろよツキ! 木の盾売ってるぜ」


「他の盾も売ってますが」


「最初に買える盾といえば木の盾だろ。あとバンダナ」


「使うなら買えばいいでしょう」


「別に欲しくないし」


「なんなんですか」


「いやぁ、定番の商品売ってるもんだな〜と思って」


「俺、頭になんか巻くとか、かぶるとか苦手なんだよね。あと視界も狭くなるし、重いし蒸れるし。ゲームとかのキャラには平気でかぶせちゃってたけど、今思うと申し訳ない事してたな」


「とはいっても防御力は間違いなく上がりますからね。この世界でも普通にかぶっている人がいるわけですし。 あなたは頭が空なのですから、十分気をつけて下さい」


「言い方」


「頭ががら空きなのですから」


「わざとだろ」


「胸当てとかどうですか?ゲーム風に言うと、今の我々は布の服を装備しているだけですし」


「あっ、そうだな。胸当ていいな。どれにしよう? 色んなのあるな〜。だけどやっぱり、革だよな」


「私は防具など意味がないので、デザイン重視で」


「俺の中でツキのイメージカラーは青なんだよな。で、ライとリリーが赤で、フェスが白」


「あなたは?」


「そこなんだよ。俺って何色だと思う? 緑は絶対違うんだよ。青な気がするけど、それだとお前と一緒だしな」


「ライとリリーも一緒なのですから、一緒でもいいのでは?全員バラバラなんて無理ですよ」


「う~ん、そうなんだけど。黄、橙、紫、茶、黒……。やっぱりどれもピンとこないな」


「あなたも青色のイメージですよ。そもそも普段から青ばかり着ているではないですか。今も青色の服を着ておいて何を言っているですか」


「まぁ、そうなんだけど。聞いてみただけ。

 じゃあ、俺この黒の胸当てにしようかな。

 ……待てよ、こっちの濃い青色のがいいか?」


 黒と濃い青色2種類を持って、ツキに見て貰う。


「そうですね……

 別にどうでもいいですけど……」


「おい」


「常に隣にいる人ですからね……。

 無難に黒で良いと思いますよ。合わせやすいでしょうし」


「だな! じゃあ、これにしよ」


 いそいそと買い物カゴに胸当てを入れる俺。

 そう、買い物カゴがあるのだ。

 もちろん木製だけど。


「お前は……。

 このサークレットとかいいんじゃないか」


 なんか、あの世の人がつけてそう。

 ザ・幽霊がつける白い三角の布じゃないぞ。

 細工の細かい幻想的な感じがするサークレットだ。


「なんか、かゆくなりそうですね」


 台無し。


「まぁ、確かに。面白いからつけてみろよ」


「嫌ですよ」


「似合うって」


「い・や・で・す」


 あっそ。


「このローブとかどう?」


「邪魔ですね」


 まぁ、そうだな。


「出た! 見ろよこの服!

 肩、腹部分なにもないぞ。

 お胸だけしか守ってない」


「着ませんよ」


「着たいって言ったって着させねーよ。

 お腹痛くなるでしょーが」


「私は病とは無縁ですが」


「そういうことじゃありませんー。嫁入り前の娘が着る服じゃありませんー。いや、嫁入り後でも着るな」


「こういうの着る人いるけど丈夫なんだろうなぁ」


「ファッションは忍耐力といいますし」


「おっ! これいいな! このマネキンが着てるのよくないか? これ全部で69,800ギゼルだってさ」


「……なかなかいいですね」


「やっぱ。マネキン一式買いだろ。

 あっ! これズボン脱いだらスカートになるって書いてあるぞ。

 ミニ……よりはちょっと長いし。

 オシャレっぽい気がする」


「スカートタイプでは穿きませんが、これにします」


「素材も良さそうだしベルトもついてるし

 え……? マジか、このブーツもセットだって!

 めっちゃいいじゃん。

 サイズ合うか? 後で聞いてみよう」


「お買い得ですね」


「さすが冒険者ショップだな」


「あなたは胸当て以外は良いのですか?」


「ん? そうだなぁ。

 さっき、手裏剣とかも買ったからな。

 防具は胸当てだけでいいや。

 回復薬多めに買いたいし」


「ではお会計して、薬売り場に行きますか」


「おう! アイツ……さすがにもういないよな」


「さすがに大丈夫でしょう」


「だよな! 行こ行こ」


「ではまた次回」

服選びって難しい。

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