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神殿図書館と魔法訓練室

「こちらが図書館になります」


 これは凄い。


 目の前には床から天井まで本棚。

 ギッチリ本が並んでいる。

 上の方の棚とか高すぎるんだが……

 というかもはや遠いと表現した方がよさそうだ。

 これ何mあるんだ? 階段で上の方に行くみたいだけど本取りに行くだけで無駄に気合がいるな。

 目的の本がなかったら終わりじゃないか。

 ちなみにクリスタルの階段に棚だ。


(オプションですね)


 なんじゃそら。


「魔法について説いた本やその他にも貴重な本があります。

 図書館にある本については何時でも何でも閲覧できますが、持ち出しは禁止です」


 本好きの人がいたら発狂しそうなほど喜びそうだな。


「禁書とかあったりするんですか?」


 異世界といえば禁書だよね。


「はい? その様な本はありませんよ。

 ここは神殿です。見られて困るような本など

 何ひとつありません。

 そもそも禁書にするくらいなら、燃やせばいいのです」


「それはまた過激な……」


「ただでさえ数が膨大なのに、禁書の管理など面倒くさいこと誰もしませんよ」


 確かに大変そうだ。


「本当に何でも見ていいんですか?」


「もちろん」


 ニコリとバーバラさんが微笑む。


 なんか皆綺麗だな〜。

 俺とツキだけ普通だな。


(一緒にしないで下さい)


「次は魔法訓練室をご案内します」


  ◇


「こちらは魔法を練習する訓練室です」


 広。

 またしてもクリスタルでできてる。

 いや、綺麗なんだけどね。

 クリスタル好き過ぎだろ。

 神秘的ではあるけど。


 訓練室は奥の方に的みたいなのがあったり、ジャングルジムみたいなアスレチックみたいなのがある。

 公園かな? ちなみにそれもクリスタル。

 滑らないのかな? 滑り台にはうってつけだけど。


 あと、クリスタルの人形がある。

 いい加減にしろ。


 クリスタル、クリスタル、クリスタル。

 もうええわ。


 床に魔法陣がある。

 何で魔法陣ってあんなにファンタジー感出るんだろ。

 ちなみに大好きであります。

 カッコいいよな。


「あの……クリスタル多過ぎませんかね?」


「ふふ、ですよね。皆そう言ってます」


「やっぱりそうですか」


「ここのクリスタルは特別で、魔法を吸収するんです。

 その為、魔法関連の施設ではとても最適な素材なんですよ。あと、防犯にもなります」


「防犯?」


「魔法を使用した攻撃でここのクリスタルに影響を与えることはできません。大事な本とか施設など、予期せぬ魔法被害でどうにかなったりしないというか。

 かなりの上級魔法使いがその気で攻撃したりしない限り無傷ですね」


「攻撃される事とかあるんですか?」


「ふふふ……ないですよ。

 魔法を習いたての子が誤って発動させることが本当に多くて。このクリスタルがなかったら大変なことになります」


 なるほど。


「誰もいませんね」


「今は座学の時間ですね」


「本当に授業とかしてるんですね」


「その為に来てるんですから、しますよ」


 バーバラさんがクスクスと笑う。

 んー、可愛い。


「なんか、ここに来た時たくあんぬ屋から来たんですけど。子供たちはどこから通ってるんですか?」


「……知りたいですか?」


 バーバラさんが真面目な顔をする。


 なんかまずい事聞いたのかな。


「ふふっ……

 もったいぶってごめんなさい。

 普通に学校からですよ」


「学校?」


「街の子達が通う学校に転移陣があるんです。

 魔法を習う子たちは、他の子とは別クラスで教室から転移して神殿に来ているんです。

 ですから神殿に来ているとは関係者以外誰も知りません」


「なるほど。

 ちなみに、なんで俺はたくあんぬ屋から……」


「あれは大人用ですね。

 さすがに、大人が教室入って出てこないのは不自然ですから」


「あ、そっか」


「たくあんぬ屋以外にもありますよ」


 へ~。


「それより、オリさん。

 せっかくなので魔法見せて頂けませんか?」


「え~……なんか恥ずかしいです。

 俺の魔法なんてしょぼいし」


「魔法の使い方を教わってもいないのに最初から上手くできる事なんてありませんよ」


「そうですかね〜」


 どうしよう。


(本当にしょぼいので見せても問題ないでしょう)


 おい。


「じゃ、じゃあ、ちょっとだけ」


「わぁ、嬉しい♪

 では、あちらの的にお願いします」


 詠唱したほうがいいかな?


(そうですね。

 適当に放っておけば良いでしょう)


 おっけー。


「火~~っ」


 大きく振りかぶり野球のボールを投げるように火を出してみた。


 ボオオォォッ。


 的に火が吸い込まれた。


(さすがに適当すぎです)


「おお、本当に魔法が吸いこまれた」


 パチパチパチ……


「すごくふざけてましたね」


 ギクゥ。


「すみません。ふざけてはいないんですけど」


 真面目にもやってないけど。


「いえ、素晴らしいですよ。

 とてもスムーズな投球でした」


 投球って言っちゃってる。


「なかなか見た事のない魔法の使い方でした。

 オリさんの今後が楽しみです」


「みんさんどんな感じで魔法使ってるんですか?」


「人によって様々ですね。

 魔法を使っている人を見た事がありますか?」


「フェスのなら」


 なんか杖持ってたな。

 魔法使いっぽいなと思った記憶が。


「フェスさんだと、杖使用ですね」


「はい」


「形から入る人が杖使ってますね」


「え、そんな感じですか?」


「そんな感じです。

 神官長も話していましたが単純であればあるほど、スムーズに魔法が放てます。

 杖というファクターがあると単純化しやすいといいますか」


 なるほど。


「何でもありですね」


「そうですね。

 自由度があるので、魔法だからといって構えることはないですよ。

 オリジナルの魔法スタイルで良いのです。

 ね、オリ・ジナルさん♪」


 えへへ。


(気持ち悪い)


 ひどい。


「では、オリさんが関わりそうな二箇所をご覧いただいた事ですし、今後について手続きやお約束事などお話ししましょう」


「はい!」


(鼻の下伸びてますよ)


 見えてないだろーが。


(ではまた次回)

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