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付添い人はチートでした

 火を放てるようになった俺達はゴブリンが集まっている場所で魔法の練習をしていた。

 あえて、炎と言わない。


 ボオォォッ!

 ボオォォッ!


「ギギギィッ!!」


 2回連続でやれば、1体やれるな。


 ゴブリンに火を当てる!


 ……


 あれ?出ない?!


「ゴブッ」


 どわっ! ゴブリンが襲いかかってきた!


 ザシュッ!


 危なー!

 俺の素晴らしい反射神経がなかったら、やられてたな。

 そして魔法使わなくてもゴブリンなら1撃だ。


「今のゴブリン、ゴブリンみたいにゴブって言ってましたね」


 ゴブリンのくせにゴブって言うとは、ゴブリンの風上にもおけないな。

 ゴブリンなら恥ずかしくてゴブッなんて言わないだろうからな。

 知らんけど。


 それにしてもなんで出なかったんだ?


「単純に魔力切れですね」


 そっか。当たり前だな。


「そこそこゴブリンも倒したので、さすがにレベルも上がっているのでは?」


 そうだな! 魔法に夢中で忘れてた。


 魔法の練習に集中するため、先にゴブリンの集団をさくっと、ちょうどいい数まで減らしていたのだ。

 う~ん、我ながらひどい言い方だ。


「さてと……俺のレベルが知りたいな~」


【 5だよ 】


「マジかよ!」


【 マジだよ 】


 おお~! 嘘じゃないぞ!

 4を飛ばして5だー!

 やったー!!


「おめでとうございます」


 魔法のレクチャーを受けながらレベルが上がるのは本当に効率がいいな。


「そういえば、魔力って何すれば回復するんだ?」


「それは……私の口からは言えません……」


 なんで?!


「嘘です」


 しょーもな!


「時間が経てば回復しますよ」


 そのパターンね。

 寝ないと回復しないとかだったらどうしようかと思ったわ。

 ゲームみたいに、画面が暗くなった1秒後くらいに朝。

 みたいなわけにはいかないからな。


「早く回復したいならエーテルですね」


 おー! エーテル来た! 持ってる?


「私は持っていません。

 魔法使いがいるわけでもないので、購入する必要もありません」


 それもそうだな。


「今度買い物でも行きましょう」


 そうだな。

 って、お前魔法使えるだろ。

 いらないのか?


「ふっ……」


 なんだよ?


「私に回復薬が必要だとでも?」


 あー……え? いらないの?


「私の魔力量がいくつか聞いたら驚きますよ」


 じゃあいいです。


「聞いてくださいよ」


 じゃあ、いくつ?


「教えませんよ」


 だと思ったよ! この時間返せよ!


「この世界では時間は有限です。

 大切にしてくださいね」


 キリッ……じゃない。

 お前のせいで無駄にしたわ。


「それはさておき、私の魔力量は海にコップの水を入れるようなものなので薬など不要なのですよ」


 あっそ。


「もう少し興味もってください」


 あのさ。


「なんでしょう?」


 なんとなく気づいてたけど、お前ってチートだろ。


「そうですね」


 ですよね。


「チートじゃないわけないじゃないですか」


 っあーーーー!! 言えよ!!


「聞かれなかったので」


 よく漫画とかで見るセリフ言ってやがる。

 言いたいー! 俺も言いたいーー!


「うるさい」


 すみませんでした。


「ライ達が来ました」


「え?」


「お~、オリにツキ。

 ここでゴブリン倒してたのか~」


「お、おう。

 ライとリリー……フェスは、またいないのか」


「フェスは自由だからな~!」


 ははは! と笑うライが眩しい。


「あれ~? あのゴブリン倒せてないよ~?」


 え?


「も~、何やってんのよゴブリン相手に」


 ビュッ――トスッ!


「ギギッ!」


 リリーの軽く放ったクナイに脳天を刺され、ゴブリンが倒れる。


 鮮やか~。


「この間、本当にゴブリンに手こずってたとか言わないでよ……」


 などと言いながら、クナイを取りに行くリリー。

 ちなみにリリーは日本でいう、忍者である。


「何これ? ちょっとこれ誰がやったの?」


 なんだ?


「どうした~?」


「見てよ。魔法使った後みたいになってる」


「珍しいな~」


 俺の火魔法の残滓だった。


「オリ、魔法使いなんていた?」


「お、おお、いたよ」


「どこ? 魔法使いなんて珍しいから

 顔拝んどきたいんだけど」


「ここ」


「は?」


「俺」


「オリは戦士でしょ」


「魔法使えるようになった」


「はぁ?!」「ええっ?!」


「何言ってるの?」


「なんか分からないけど、使えるようになったんだよ」


「そんな事ってあるの?」


「聞いた事ないけどな~……俺たちが知らないだけでいたりするのかな~?

 普通は魔法が使える場合は5、6歳までには分かるはずとかだったと思うけど~」


「そうよね。子供の時に適性がなかったら、一生使えないって聞いたけど。オリ、いつから使えるようになったの?」


「ん~? ん~……俺にも分からないけど。

 この間、こけて頭打った時からとか?」


「そんなので魔法が使えるようになるなら、皆こけて頭打ちだすわよ」


「確かに。俺もこけたくなるな~」


「やめなさいよライ」


「冗談だよ~」


 前世の記憶を思いだした時からなんて言えない。


「俺に言われたって分からないよ。自然と使えるようになってたんだから」


「それもそうね。理由は分からないけど、魔法が使えるようになったんなら神殿に行きなさいよね」


 神殿? この間ツキが作った神殿か?


 ツキの方を見ると、ツキが首を振っていた。


「神殿行ってどうするんだよ?」


「そっか。普通、神殿なんて無縁だものね。私もフェスに聞いただけだから詳しい事はわからないけど魔法が使える子って分かったら、神殿に行ってなんかするらしいわ」


「なんかって何? 雑すぎだろ」


「私に関係ない話だから、ちゃんと聞いてなかったのよ」


「それって行かないとダメなのかな?」


「俺たちじゃ分からないから、帰ったらフェスに聞いてみたら~? たくあんぬ食べてるだけだと思うから」


 本当に常にたくあんぬ食べてるな。

 真顔で。


「それにしても、私達のシェアハウスに魔法使える人が二人もいるなんてすごいわよね!」


「なかなかいないもんね~」


 目の前にもチート魔法使いがいますよ。


「とりあえずフェスに聞いてからどうするか決めるから、それまで他の人には黙っててくれるか?」


「了解~」「分かった」


「そういえば、二人はどっか行く予定だったんじゃないか?」


「そうだった。受注した依頼こなして来なきゃ!」


「じゃあ、後でな」


「おお~」


  ◇


 ライとリリーと別れた俺達はギルドで精算をして家に戻った。

 ちなみに、ゴブリン179体倒して175,420ギゼル! ゲットだぜ!


「ではまた次回」

ツキはチートでした。

気づいていた方はいますかね?

チートチートしてるところがチーット少ないので伝わらないかもしれません。

自分で書いといてなんですが、ひどい駄洒落があったものです。

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