【朗報】雨宮大河さん、闇落ち。って、元からか。
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【WOO】アプデまとめスレ 3【マップ、スキルなどなど】
75 名も無きアーチャー
フレンドと一緒に結晶鳥の巣攻略したらブーメラン出たんだけど
正直ボク武器弓だから遠距離攻撃手段これ以上いらないんだよね
魔法使わなくていいのは嬉しいけど
76 名無しの冒険者
アーチャー氏のフレンドに渡すのは?
77 名も無きアーチャー
それも考えたんだけど、器用さも腕力もそこまで高くないしね
アストライオス結構強かったのにぶっちゃけ割にあってないかな…
一応防具は手に入ったんだけど、経験値少ないしブーメランで能力上がらないし
超覚醒可能だけど今のところ超覚醒できる素材がないしね
78 大剣大好きっ娘
てかアストライオスよく倒せたなぁ…
ヴァルガもホムラも逃げ帰ったって噂やで
・・・
109 名も無きアーチャー
ヴァルガもホムラも元のステータス高いし、
確か二人ともレベル35くらいあるよね?
その二人なら十分対応できる相手ではあると思うけど
正直あの程度の相手なら先に倒されてる気もしたし
110 ナナシドラゴン
ヴァルガが高所恐怖症だからじゃ?
この間雪山地帯の崖下にある竪穴、何故か行けなかったらしいし
・・・
121 名も無きアーチャー
ナナシドラゴンさん久しぶり
なんだ、そんな弱点があるのかあの人
122 名無しの冒険者
雪山の竪穴、あれ確か竜の座する洞窟って名前だったよな
リエータが稼働2日目で攻略したって噂の
・・・
133 ナナシドラゴン
>>122 あの頃は立ち向かう心がぶっ壊れすぎたからねぇ
レベルMAXにしやすいのに腕力と知力40も増えるのおかしい
今も30ってかなりアレだから次回アプデでまた弱体入りそう
134 名も無きアーチャー
>>122 リエータ、確かやられるの覚悟でレベル高い奴に挑みまくって
速攻で立ち向かう心レベルMAXにしたんだったよね
だからビギニングイベントでも大暴れしてたよね
135 名無しの冒険者
マジか、立ち向かう心それで弱体化してたんかい
リエータめ……
・・・
147 名も無きアーチャー
第二、第三のリエータが出てきたら運営の頭痛のタネになっちゃうでしょ?
だから仕方ないよ弱体化は
……でも正直、闇属性がどんどん強化されてるの気になる
光属性唯一って言っていいアイデンティティ崩されて半泣きだよボク
148 ナナシドラゴン
なんか最近下手な闇属性使い急に増えたよな
アーチャーさんとこのタイガってプレイヤーくらいじゃないか?
闇属性うまく扱えてるの
149 大剣大好きっ娘
これ次回アプデでまた闇属性強化来るんじゃない?
このままじゃ困った時の闇属性ってなりそう
・・・
158 名も無きアーチャー
そうはならない…と、いいなぁ
ピーキーさが魅力の闇属性なのに
>>148 まぁ自慢じゃないけどタイガは闇属性の使い方うまいよ
グラビティ系の魔法に結構助けられてる
上級職何選ぶかでボクも戦術変えないといけないのは若干難しくはあるけどね
それを考えるのも楽しいもんだ
159 名無しの冒険者
あれ?アーチャー氏次イベント目立ちたくないって言わなかったっけ?
・・・
169 名も無きアーチャー
まぁ確かに言ったけど、タイガがやる気満々だからね
それならボクも付き合おうと思う
170 名無しの冒険者
お?ポラ×タイある?
となるとポラリスが受け?
171 名も無きアーチャー
死ね
ボクは男だって何回言えば
172 名無しの冒険者
急に辛辣で草
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翌日。
「よお」
珍しく俺の方が先にログインしており、ポラリスに対し左手を挙げた。
「タイガ、上級職は何にしたの?」
「いや、それがまだ決めてないんだ。ダークナイトかネクロマンサーで迷ってんだが」
「ん~、でもタイガ、腕力あまりあげてないし……
長剣での攻撃主体のダークナイトは合わなくない?」
そう、それが問題だ。
第一、今の俺の体力で鎧と槍をどう扱うのか、それもある。
上がる能力で決めよう。
とりあえず昨日レベル22まで上がった分、俺はステータスに割り振った。
タイガ レベル22
得意武器:長剣 得意属性:闇
職業:ソードファイタ―(10/10{進職可能})
HP:155
SP:190
腕力:17+20 知力:65+10 器用さ:15+20 素早さ:36 体力:16+20 精神:10+20
ひとまず腕力、器用さ、素早さ、体力に10ずつ、精神に5振る。
さらに……
シャドウレーザーのレベルが4に上がりました
グラビティアップのレベルが2に上がりました
グラビティダウンのレベルが4に上がりました
スキルも着々とレベルが上がっている。
次に、今後の成長だ。
進職するとパラメータボーナスもつく。
まずダークナイト。
HP:155+30=185
SP:190+5=195
腕力:17+20(+20) 知力:65+10 器用さ:15+20(+10) 素早さ:36 体力:16+20(+20) 精神:10+20(+10)
次にネクロマンサー。
HP:155+10=165
SP:190+45=235
腕力:17+20 知力:65+10(+30) 器用さ:15+20 素早さ:36 体力:16+20(+10) 精神:10+20(+30)
職業で伸びるステータスを加味するに、なかなかにHPやSPが伸びる……
「……と言っても、今の能力値を活かせるのはネクロマンサーか」
「だね。杖を買えばさらに知力を上げられるかも知れないし」
「……」
だが、俺の頭の中によぎるのは……
槍が使いたい。というわがまま。
ただそのわがままにポラリスまで付き合わせるわけにはいかない。
「進職はどこで出来るんだ?」
「スキル屋だよ。早速行こうか」
そしてそのスキル屋に行くと、意外な人物が先にいた。
「あ、タイガ君にポラリス君!」
「リエータ!?」
こちらに気付いたリエータは、槍を元通り背中に帯刀し、歩いてくる。
「リエータが、なんでここに?」
「まぁ、ちょっと訳アリでね~。で、そっちは何の用?」
「俺は進職しに来たんだ。ソードファイタ―レベルMAXになったしな」
「おぉ、早いね。また強そうなボスに勝ったんだね?」
と、ポラリスの方に目線を向ける。
「うん。軽いからお気に入り。弓にも合うし」
「あ、そうだリエータ。ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
「ん?どうしたのかな?」
俺は昨日入手したブーメランを見せるよう、ポラリスに催促した。
「あ~、それはオーパーツだね」
「オーパーツ?」
~サファイア先生の ワールドオーダーオンライン講座~
オーバーソウルや、宝箱から手に入る武器には、どの得意属性にも属さない、
例外的な武器が存在します。
それがオーパーツ!
今回ポラリスさんが入手したのはブーメラン。
投擲することで、遠くにいる敵を攻撃するだけでなく、
曲刀のように斬りつけて使用することもできます!
しかしオーパーツは基本攻撃力は高いですが、スキルが存在しません。
また、上級職はメイン武器、サブ武器と、戦闘中に付け替えができますが……
オーパーツも、その中に組み込むことが出来ます。
つまり上級職なら、3つの武器をとっかえひっかえ戦闘中に使えるわけですね。
超覚醒すれば、スキルを得ることが出来ます。
ちなみに超覚醒は、費用とその武器や防具、そして補助素材が必要です。
噂では前回イベント3位のアキラさん、彼女もオーパーツ使いのようですよ!
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「あ~、でもポラリス君は弓使いだから投擲武器はいらないね……
タイガ君が使えばいいんじゃない?」
「俺?俺はだって、器用さそこまで高くねぇし……」
「え?でもダークナイトや闇の狩人になれば器用さが上がるよ?」
ダークナイトでも確かに器用さは上がる。が、
「あ~、闇の狩人はパスで、状態異常系うまく使える気がしねぇし」
「確かに……あっ」
リエータは口を押さえた。
「え?なんか言ったか?」
「……い、いや?何にも?」
俺にはちゃんと聞こえなかったが、ポラリスは……
(2回目に会った人に状態異常うまく使える気がしないって言われて、
確かにって結構失礼だなぁリエータも……)
「と、とにかく。タイガ君には似合うはずだよ。ブーメラン。
じゃ、じゃ、あたし急いでるから!」
バタバタと店を飛び出すリエータ。
「……ブーメラン……ねぇ」
「せっかく槍を使いたいなら、使える職業になればいいと思う。
剣や槍を使うにしても、合間にブーメランを挟めばいいしね」
「!?」
そうだ、こいつは考えていることを読むのが得意だった。
つまり、俺がダークナイトになりたいのもバレていた……
「……でもいいのかよ。これ本来お前が持つべきブーメランだぞ?」
ポラリスは静かにうなずいた。
結果的に俺は、ダークナイトに進職した。
早速密林地帯で試しに戦ってみる。
「ガオォ!」
猿のようなモンスター、キラーモンキーが飛び出す。
「4匹いる。どうする?タイガ」
「パパっと片付けるか。ポラリス。援護を頼む」
「了解」
俺は2日前、エルとアレンを手伝ったときに集めた、
バブルクラブとシーホエールの素材で作った{シェルスピア}を手に持つ。
「……」
多少は重いが、まぁなんとかなる。
重さに慣れてきた。と言うのもあるだろうか。
鋭い突きを1匹目に見舞い、
「オラッ!」
体をひねって勢いをつけ、ブーメランを投擲。
正確にキラーモンキーを切り裂いたブーメランは、正確に俺の手元へ。
「{タイムイーター}!」
更にポラリスの弓技。くらったキラーモンキーは、その場で動けなくなる。
「早速試してみるか……{デストレイル}!」
黒い霧が長剣に集まりだし……
キラーモンキーを斬りつけると、一撃でキラーモンキーは消滅した。
「ぐっ……!」
同時に俺も、かなり体力を消耗する。
「タイガ!」
「……あぁ、大丈夫だ。{シャドウレーザー}!」
立て続けに手から光線。
「{アローストライク}!」
矢継ぎ早に決まる技。
……あぁ、なかなか悪くない。
が、やはり強烈な分リスクが大きい。ここぞの場面で使わないとダメか。
「簡単に終わったね」
「あぁ。割と行けそうだ」
俺は確かな手ごたえを感じた。
自惚れはあまりよくないが、それでも……
ポラリスの足を引っ張らない程度には戦えるようになってきたはずだ。
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その様子を見守るツバキ。
「気になる?タイガ君と、ポラリス君が」
「……」
すでにリエータの存在には気付いていたようだ。
「気になるのではなく、うらやましいのです。なんの枷もなく戦えるあの二人が……」
「素直に{私とパーティを組んでください}って言えばいいんじゃないの?」
「やめてください!」
「!?」
ツバキは肩を落としながら続ける。
「次……です」
「次?」
「もし次のイベントで失敗したら……私はもう、ここにはいられません」
更に続けるツバキ。
「だから、私を惑わせるようなこと……言わないでください……!」
「ツバキちゃん……」
ツバキの頬に、綺羅星がこぼれた。
「て、事だから、お願いできない?アキラちゃん」
酒場の中でアキラと落ち合うリエータ。
「その願い{はいそうですか}と聞ける訳がないだろう?
現に僕のギルドも、ダークリゾルブの被害に遭っている。
その言葉もすべて、ツバキのでっち上げである可能性もあるだろう?」
「さすが、手厳しいなぁ」
グイっとサイダーを飲み干すアキラ。
「……逆に聞こうリエータ。君はなぜ、ツバキを信じられる?」
「……」
リエータは、静かにこう答えた。
「なんでだろうね。でも、少なくともツバキは嘘をつくようには思えないの」
「いつもの勘か。まぁ、君らしいと言えば君らしい」
「……」
「そんな顔をするな。僕は恨みのもとに彼女を斬る。それだけだ」
どうやら、説得は失敗に終わったようだ。
「少し用事がある。ここで席を外させてもらおう」
アキラは勘定用のコインを店員がいるテーブルに置くと、そのまま外に出ていった。
「うまくいかないもんだね……」
リエータは、残ったオレンジジュースをグイっと飲み干した。
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タイムイーター 弓 消費SP:35
【トリックスター専用スキル。ダメージを与えつつ相手の動きをほんの一瞬止める。
レベルアップで発動確率増加。
レベルMAXで{トリックタイム}を編み出し可能。クールタイム:1分】
デストレイル 長剣(闇) 消費SP:30
【ダークナイト専用スキル。腕力と知力を足した値でダメージを算出する剣技。
威力は絶大だが、発動時に最大HPの6割を消費する。クールタイム:2分】
タイガが徐々にチート染みた強さ(見てくれだけでは)になりつつあります。
次回、第二回イベント開幕。




