勇者様
この世界に、召喚された元・波野翔梧改めショウゴです。
召喚されて、先ず一番最初会ったのが、すごくフレンドリーな魔王でした。
「イヤー、勇者殿はどちらの世界から参られた?」
「えーと。一応日本からです。」
「おお!そうか、そうか、日本か、また随分と遠いところから参られたたのだな、勇者殿は、歳はいくつであるか?」
「えーと、この体は確か15歳位のはずです、体が変わっていなければですけど。」
「有無、転生まだ、まもないということか?しかし、僅か15で命をおとされたのか、なんと不憫な…………ぐふっ」
えっ、泣いてくれてる、魔王が、勇者に。誰か説明を、説明プリーズ。
「魔王様、勇者様が困惑しておりますので、落ち着いて下さい。」
魔王がボロボロと、泣き出してしまった為、影で様子を伺っていたもの達が、魔王に駆け寄ってきてくれた。
「しかし、だなぁ…………ぐふっ」
「勇者様、申し訳ないのですが、少々お待ち頂いてもよろしいでしょうか?」
「あっ、はい大丈夫です、お気になさらずに。」
「ありがとうございます。メルはいますか?」
「はい、こちらに、ウイン様。」
そう言って部屋に入ってきたのは、メイドさんだった。
人のように見えるが、角が頭から生えているところを観ると、彼女も立派な魔族なのだろう。
「見ての通りなので、勇者様をお部屋までお願いしますね。」
「かしこまりました、勇者様こちらに。」
「あっ、はい。では、失礼しますね。」
「魔王様が回復しましたら、お部屋までお伺い致します、それまで、ごゆっくりお過ごしくださいませ。」
「?」
ごゆっくり?、魔王の反応といい、この世界で、俺は何をすればいいのだろう?…………まさかな。
「勇者様。」
「おわっ!な、何?」
考え事していて気づかなかった、メルさんの顔が近くまで来ていたことに、それで少し驚いた俺を見て、申し訳なさそうに、メルさんが頭を下げてる。
「申し訳ありません、少し顔色が悪いように思えまして、大丈夫でしょうか?体調が、優れないのであれば医者をお呼び致しますが?」
「ありがとうございます。すいません、少し考え事をしていて、何でもないので、気にしないでください。」
「かしこまりました、もし、何かありましたら、私に何なりと、お申し付けくださいませ。」
「ありがとうございます、メルさん。」
「メルで構いません、勇者様。」
「」




