2話目 冒険者になりたいのならクイズ大会に出ろ
司会 「ネイオンさんの勝利ーーーー」
司会 「決勝戦はここで行うのでネイオンさんはこのままお待ちください」
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約5分後
司会 「おーと出てきたぞ!今大会もう一人の準決勝勝利者{武者震いざえもんさん}だー」
ネイオン うわ!さむらいだ!刀がない以外侍だ!
司会 「あのー武者震いざえもんさん?今大会の意気込みお聞きしてもよろしいでしょうか?」
武者震いざえもん 「拙者長男で家族が六人、一番下の子はまだ1歳でござる。毎日毎日親は夜遅くまで働いていてそれでもやっとの思いで食べさせてあげられるご飯はちゃんこ鍋」
ネイオン どうしてちゃんこ?
武者震いざえもん 「そんな時この大会のことを耳にしたでござる。この大会で優勝すれば賞金10万円」
ネイオン え!そんなに出たのこの大会。
武者震いざえもん 「家族みんな寒い時期は家で震えるばかり」
ネイオン 「武者震というか寒さで震えてるだけじゃねーか」
武者震いざえもん 「不幸中の幸いか拙者は二次元に強いでござる。家族にもっと美味しい高価なちゃんこを食べさせてあげるためにもこの大会絶対優勝するでござる」
ネイオン いやちゃんこ以外のものも食わしてやれよ!
司会 「な~るほど~そうでしたか。でわでわぁあやっとです。お待たせしました!!!ファイナル決勝戦の開幕でーーーーーす」
わーわーわー観客が盛り上がる
ネイオン 「いや司会もっといいコメントしろよ!てきとうすぎだろ!!」
観客が熱く燃え上がる。
ネイオン 「始まっちゃったよ」
武者震いざえもん 「ネイオンくん君のクイズ、見てたよ。あのソード●ー●・オンラインの問題を一瞬で解くなんてなかなかやるじゃないか。でもね、君がどんなにすごかろうと拙者は勝んだ。全力で行くよ」
ネイオン 「あなたがこの大会へ強い意志を持ってきていることは認めましょう。でも、俺はあなた以上に勝気でいますよ。俺だって全力で行きます」
二人は手を取り合って握手した。
司会 「では、和枠寧穏、武者震いざえもんさん準備はよろしいですか?」
「「はい」」二人は返事をした。
司会 「では、問題です!」
司会 「問題、、、、第100回AKP48世界選抜総選挙で丁度100位になったアイドルの名前をフルネームで答えよ」
武者震いざえもん 「ぬぅのぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ネイオン 「知らねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
武者震いざえもん 「拙者三次元の問題は無理でござるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
司会 「おっおと、両者とも頭を抱えてもがいているぅぅぅぅ!!やはり最終問題、精神的にもきているようだ!」
ネイオン 「くっそーAKPってなにーーーーー」
武者震いざえもん 「ぬぬぬぅぅぅぅううううううう!!!!」
ネイオン まずは落ち着け俺!。そうとうとり乱してしまったが現状わからないのはこの侍も同じようだ。冷静にゆっくり問題を解いていこう。え~と問題なんだっけ?たしか、第100回AKP48世界選抜総選挙で丁度100位になったアイドルの名前をフルネームで答えよ。だったか、・・・・・・・やぱ、むりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!そんなの知るわけないじゃん!二次元の問題出せよ!くっそー専門外だ。だいいち俺こんなアイドルグループ知らないし。・・でもどっかで聞いたことあるんだよなぁ。
「ネイィィィィィ」
ネイオン なんだ今の声?
ネイオンは気になって声のした方を見てみると
ネイオン 「あ!トキコだ!おぉぉーーい」
ネイオンはトキコのいる観客席の方へ返事をした。
トキコ 「ネイイィィィィィAKP48聞いたことあるでしょ!知ってるのを言ってぇええ」
司会 「そこのあなた、ヒントを出したらルール違反で負けになりますよ!でも今のはヒントになっていないのでセーフです」
トキコ 「すみません」
ネイオン 「トキコありがとぉぉぉ」
ネイオン 知ってるのを言ってっか、う~~~んAKP48どこで聞いただろう?
「おい・ら!」、「こた・・え」、「ゆる・・いぞ!」
ネイオン なんか怒ってる人いるなぁ。なんかあったのか?
ネイオンは怒っていいる人の方向へ目をやった。するとそこには見覚えのあるネイオンがあまり好きではない奴の顔があった。その瞬間頭の中を何かが横切るような感覚に襲われた。
ネイオン 「クラスの男子A・・・」
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クラスの男子A 「これはなぁ、人気アイドルグループのAKP48の児玉雫ちゃんだよ!知ってる?」
「「知らない」」二人はそう答えた。
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ピンポッンッッ
武者震いざえもん 「なに!わかったでござるか!!」
司会 「ネイオンさんお答えください!」
ネイオン 「児玉雫」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
司会 「・・・・・」
司会 「正解でぇええーーーーーーーーーーーーーす」
「わーわーーーーわーーーー」会場が盛り上がる中クラスの男子Aはグットサインをしている。
司会 「ネイオンさんみごと正解しましたねぇ。大会優勝おめでとうございます。何か一言もらえませんか?」
ネイオン 「そうですねぇ。みんなありがとう。そして、児玉雫人気でなっかったね」
司会 「な~るほど~そうでしたね。ではネイオンさんには後日優勝賞品である10万円とトマヤの新型車を送りたいと思いま~す」
ネイオン 「え?新型車?俺車なんて乗れないけど」
司会 「ならこの機会に運転免許でも取ったらどうですか?持っているだけでも身分証にもなって便利ですよ」
ネイオン 「俺18歳以下なんですけど」
司会 「・・・」
「・・・」
司会 「・・・そうですよね。見た目的に私、ずっとそうなんじゃないかなぁ~って思ってました。でも司会が仕事だからそれ以外やらなくていいかなぁって思ってたんです」
ネイオン 「そうですか」
司会 「・・・あの~~~この大会18歳以下は参加できないんですよ」
ネイオン 「え?・・・それほんとですか?」
司会 「はい」
司会 「いろいろありまして、やっぱり優勝は武者震いざえもんぅぅぅぅぅ」
ネイオン 「えええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
武者震いざえもん 「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
司会 「おめでとうございます。武者震いざえもんさん。優勝して一言・・・」
ネイオン 「うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」