1話目 ごめんで済んだら警察はいらないというけど学生のうちはそれで済む。
はじめまして。こんにちは。こんばんは。この作品を読んでもらえたら嬉しいです。
ここは日本のクイズ大会会場。
司会 「さぁ、お待たせしました。セミファイナル準決勝の開始です」
モーブA 「悪いけど君には決勝戦にいくためにここで脱落してもらうよ」
ネイオン 「ご丁寧にどうも、でも俺は負けませんよ、俺が冒険者になるためにもこの大会絶対負けられないんだ」
「モーブAさん、和枠寧穏さん準備はよろしいですか?」
モーブA 「ええ}
ネイオン「はい」
司会 「では、問題です!」
司会 「問題、、、、キリトがソード●ー●・オンラインをクリアしデスゲームが終了したのは何年何月何日何時何分か答えよ」
ピンポッンッッ
モーブA 「なに!」
司会 「ネイオンさんお答えください!」
ネイオン 「2024年11月7日14時55分」
「・・・・・・」
司会 「正解ーーーーー!!!!!!!!!すごい余裕と言いたげな表情だ!」
ネイオン 俺はネイオン冒険者になるために今はとあるクイズ大会で優勝を狙っている。なぜ冒険者になるために優勝を狙っているのか、それを語るには9年前にさかのぼる。
ネイオン 9年前俺がまだ幼稚園に通っているころ、テレビで視聴率の高いトレジャーハンター、冒険者たちが宝を探すテレビ番組がやっていた。それを見て俺は、こんな危険な場所へ行き滝に流されたり崖から落ちたり沼に沈んで行ったりしてなんて楽しそうなんだ!と思い冒険者という職業に心うたれた。
ネイオン それから俺は将来冒険者になることを夢にし毎日のように冒険者のまねごとをした。都会に住んでいる俺は川に行き朝から夜まで魚を探しては家へ持って帰って焼いて食べようとし、親に「それはコイ!!」と怒鳴られたり、家の狭い庭に水をあげ植物を育ててみたりしていた。お母さんと山へ行ったり友達と少し遠出をし宝探しなどもした。ただ、俺が小学6年生に上がったころから親も友達も変わってきた。
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ここは今から3年前の和枠家の家の中、家族で朝食を食べている。
「「いただきます。」」俺と父がそういった後、
母 「ネイ!!またお庭の雑草に水やったでしょ!」
母は怒った顔で言ってきた。
ネイオン 「違うよママ!あれはバラだよ」
母 「そんなわけないでしょ!バラは赤いのあれは緑だから雑草!!」
怒鳴って母は言った。
母 「もう小学生になって2年、まさかまだ冒険者になろうとなんて思っているんじゃないでしょうね!?」
ネイオン 「思ってるよ」
ネイオンのこの気持ちには強い意志があったが強く言えなかった。
母 「あのね!今の時代冒険者なんてなろうと思ってなれるものじゃないし、お金だって・・・」
父 「ママ!ネイ、もう学校の時間だ。この話は帰ってからまたしよう。」
ネイオンは父に言われたとおり学校へ行った。
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ここは学校の校門前
??? 「おはよう!」
ネイオン 「おはよう」
ネイオン あれはトキコか
トキコ、ネイオンが小学二年生の時に知り合った女の子。髪はピンク色のゆるふわショートスタイルで顔の整った勉強のできる女性。ネイオンとは結構なかが良い。
トキコ 「挨拶が元気ないじゃん、どうかしたの?」
ネイ 「いや、ちょっと親に冒険者になること否定されただけ」
ネイオンはそう言って一人で自分の教室へ向かった。
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クラスの男子A 「おい!」
ネイオンがクラスに入ると話したことのない一人のクラスメイトが声をかけてきた。そのクラスメイトの周りには
男女問わず大勢のクラスメイトが立っていた。中には他のクラスの人も少し混じっていた。
ネイオン 「なに?」
クラスの男子A 「お前昨日また学校の校庭に穴ほったろ、何度も迷惑だからやめろって言ったよな!」
ネイオン え?こんなやつと話したことあったけ?
ネイオン「宝探ししてたんだ。財宝が眠ってるかもしれないだろ?」
クラスの男子A 「学校の校庭に眠ってるわけないだろぉ!!」
ネイオン 「でも穴掘ったらちゃんと埋めてるよ」
クラスにいた人たちがざわめく。
クラスの女子A 「そういうことじゃないでしょ」
クラスの男子A 「たまたま昨日お前が堀った場所が俺がタイムカプセルを埋めた場所なんだ、それで気になって今日の朝見てみれば案の定そこには俺の埋めたはずの宝物達が無くなってたんだ!お前取っただろ!!」
またクラスがざわつく。
クラスの女子B 「ねぇお前さぁこういうことやめてくれる。穴のせいでグランドが穴のあとばかりで走りにくいし学校で飼ってるコイだって勝手にどっかに持っていくし、みんな迷惑してるの!お前もう転校したら?」
今までで一番大きい声でクラスがざわめく。
クラスの男子B 「そうだよ!俺もグラウンド使いずらくて迷惑してたんだよ。お前転校しろ。そのほうがいいって」
クラスの男子B 「なぁ、みんなもそう思うよな?!」
「そうだよね」「これはもう転校だろ」「消えろよ!」「いなくなってせいせいするわ」
クラスの男子B 「なぁみんな、もうこいつ転校でいいよな?!」
「賛成ー」「それでいいと思うぜ」、クラスにいたみんなが同意していた。その中、
??? 「転校は言いすぎなんじゃない❢❢」
ネイオン 聞き覚えのある女性の声が聞こえた。
??? 「別にそこまでするしつようないでしょ」
クラスの男子B 「トキコ!!お前、こいつが今まで何やってきたのか知らないのか?!」
トキコ 「もちろん知ってるよ。でも、みんなでネイのこといじめるように言う必要ないんじゃない?」
クラスの男子B 「・・・」
「・・・」
ネイオン 「トキコ・・・」
ネイオン トキコ・・・あれ?俺泣いてるのかな?目元が熱いぞ。
ネイオン 「みんなごめん!!!みんながそんなに嫌だったなんて知らなっかたんだ。本当にごめん!」
「・・・」
クラスメイト 「もう学校の校庭に穴掘ったりしない?」
ネイオン 「しない。約束する」
クラスの女子 「ここまで言ってるんだしもういいんじゃない?」
クラスの男子A 「おい!ネイオン」
ネイオン 「?」
クラスの男子A 「お前も変なことしなきゃ普通の人間なんだからもう穴掘ったり学校のコイ盗んだりするのはやめろよ」
ネイオン 「うん。わかった!」
トキコ 「次から冒険する時はみんなの邪魔にならないようにしようね!」
ネイオン 「うん。トキコもた助てくれてありがとう。」
トキコ 「助けるだなんて、友達として当然のことをしたまでだよ。さぁ朝の会が始まるよ!みんな帰らないとチャイムまでに間に合わないよ」
クラスにいた人たちがなにやら悩みが解決したかのような顔で帰って行った。
クラスの男子A 「いや、俺の宝物返して!!」
ネイオン 「あ!忘れてた」
ネイオンは自分のバックの中から土のついた箱を取り出しそれをクラスの男子Aに渡した。
クラスの男子A 「中身・・中身・・ぉおおあったあった!」
トキコ 「あってよかったね!」
クラスの男子A 「ぁあ、あって良かったよ。これ俺的にはこれから人気が出てくるんだぜ!」
箱の中身は色とりどりでカラフルだった。
ネイオン 「なにそれ?」
クラスの男子A 「これはなぁ、人気アイドルグループのAKP48の児玉雫ちゃんだよ!知ってる?」
「「知らない」」二人はそう答えた。
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ここは日本のクイズ大会会場。元の世界。
ネイオン 「ということもあり俺はトキコへの恩返しも含め冒険者になるって言っているだけのやつじゃないってところみせつけるためにもこの大会絶対負けられない!」