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1章4話 Making あんたなんか転生しても絶対許さない〜ここで終わらす最期のバースデーケーキ〜

私、気づいちゃった。

前回のお客さんの依頼、やっぱり受けるべきじゃなかった。

マンゴータピオカの依頼の時、咄嗟に引き受けちゃったけど、やっぱり私がこういうのに関わるともうダメ。

負の感情が世間に溢れ出す。

「Share time。」

助けてよ・・・、なんで私を見捨てちゃったの?お兄ちゃん。

「イタッ。」

また頭が痛んだ。

それに・・・、何、今の記憶・・・私にはお兄ちゃんなんていない。

でも、私は逃げない。

この事件の種を蒔いたのは私でもある。

絶対に貴方を幸せにする。

それまでは・・・十分暴れてて。

「待っててね。東雲 西陽(しののめ せいよう)さん。」

――――――――――――――

「お姉ちゃんー!」

「あれ・・・?西ちゃん、もう起きたの?」

「うんっ!だって今日はお姉ちゃんの人生最初のおしごとの日でしょ?」

「まぁ、ただステージに立って歌うだけだけどね♪あっ、もうこんな時間!」

「ほんとだっ!じゃあ、行ってらっしゃい!」

「うん!行って来ます!」

私は東雲 西陽って名前だったはず。当時は5歳くらいだった。

この日はさっき言った通りお姉ちゃんの初めてのお仕事の日だった。

・・・最初で最期の。

お姉ちゃんはあの頃、12歳だった。

お姉ちゃんは音楽の才能があり、最近はヨウツベで「歌ってやった」を投稿していた。

最近はポチリ回数が1億回を超えたと喜んでいた。

そんなお姉ちゃんの才能がついに国に認められ、お姉ちゃんが今度発表するオリジナルソングを国のいろんなことを決める凄い場所で歌うことになって、それが凄いよかったら国の国家をそれにすることが約束されたらしい。

そしてそのお仕事の日がお姉ちゃんの13歳の誕生日。

その頃の私はお姉ちゃんのためにバースデーケーキを渡してあげたかった。

その時、救世主が現れたのだ。

「はなまるスイーツ店」という救世主が・・・

――――――――――――――

「うーん、どうしよう・・・。お姉ちゃんの為にバースデーケーキを作ってあげたいけど私、作り方知らないし・・・。」

そんなことを思っていると、私の体内から2つの光を纏った手紙が出てきた。

一方は私の手の上に落ちたが、もう一方は羽を生やして空間の穴?みたいなのに入っていった。

「なんだろう、これ・・・。」

最初は怖かったが、自分の中から出て来た手紙はどんなことが書いてあるのか興味が湧いてきた。

「開けてみよう、かな?」

その手紙にはこう書いてあった。

"どうしよう。お姉ちゃんの誕生日だからバースデーケーキを渡したいのにケーキの作り方がわからない。 三月十四日"

「これって・・・私の気持ち?ってあれ?ここ、どこ?」

私は気づいたら知らないお店の前にいた。スイーツ屋さんだったはず。

「あれっ、私の足が勝手に動く・・・!?」

多分、あれは手紙に吸い寄せられていたんだ。

すると奥の建物の前にたどり着いた。

腕が勝手に動く。

手紙をドアノブにかざす。

ガチャ。

ドアが開いた音がした。

「よしっ、入ってみよう!」

勇気を出して中に入るとその中にはカウンターの奥でニコニコ笑っているその頃の自分と同じくらいの年齢の少女が待ち構えていた。

「いらっしゃい!」

――――――――――――――

つい5日前、私の店に想像もつかなかったお客さんがやって来た。

「こんにちは。」

「いらっしゃい!・・・って、あれ?君は確か・・・?」

「?私たち、どこかで会いましたっけ?」

「・・・?何言ってるの?前に私のパパの罠に間違って引っかかっちゃった子だよね?その後、マンゴータピオカを渡したからあなたも覚えてるはずなんだけど・・・?」

「マンゴータピオカ?」

「えっ、覚えてない!?なんでだろう・・・、!あー!そういうことね!」

「えっ、どうしたんですか!?」

「うんん。なんでもない。そっかー!あなた違う時間軸から来たのね!」

「それってどういう・・・?」

「あ、ううん。なんでもない!」(願い状ってたまにパラレルワールドの人とかも招いちゃうから困ったな・・・。)

「それで?あなたの願いはなぁに?」

―――――

「えぇーー!?あなたのお姉ちゃんってあの超有名な歌手のリシテッドだったの!?」

「う、うん。」

「そっかー、じゃあ!とびっきりのバースデーケーキを作らないと!」

「・・・!ありがとう!」

「大丈夫!任せて!」

――――――――――――――

「それで、どんなケーキを作るの?」

「うーん、いっぱいレシピはあるんだけど・・・、よしっ!これにしよう!」

「うわぁー!いちごケーキとチョコレートケーキとモンブランとチーズケーキとアイスケーキが合体してる!」

「凄いよね!」

「んー、でも本当にこれって作れるの?」

「大丈夫!とは言い切れないかな。結構難しいから今までは避けて来たけどそんなに凄いお姉さんのためなら私、頑張るよ!」

「すごーい!」

「もちろん、あなたも一緒にね♪」

「う、うん。」

――――――――――――――

「すごい!ここがキッチン!?」

「大きいでしょ?」

「うん!」

「しかも、うちの冷蔵庫には色んなものがたくさん入ってるから気兼ねなく使えるの!」

「なるほど・・・。」

「では!さっそく作っていきましょー!」

「おぉー!」

「えーと、レシピは・・・」

五等分ハイブリッドケーキ

◆ 共通材料

•卵 5個

•砂糖 130g(少し減らす)

•小麦粉 120g

•生クリーム 500ml

•ホワイトチョコレート 200g

•粉ゼラチン 5g

◆ 各ケーキ材料

いちごケーキ

•いちご

チョコレートケーキ

•ココア

チーズケーキ

・クリームチーズ・卵・生クリーム

モンブラン

•マロンクリーム

アイスケーキ

•アイス

◆ デコ

•マジパン(動物)

•チョコプレート

工程

① スポンジ作成(基準)

1.卵+砂糖を泡立てる

2.粉を混ぜる

3.170℃で焼く

4.高さ5cmに揃える

② チーズケーキ(先行)

1.混ぜて焼く

2.しっかり冷却(ここ重要)

③ アイスケーキ

1.型に詰める

2.冷凍

ここまでは前日

④ 他ケーキ作成(高さ統一)

すべて高さ5cm以内

⑤ 72°カット

全部同じ角度でカット

ズレ=完成度崩壊

⑥ ホワイトチョコ仕切り

1.ホワイトチョコレートを溶かす

2.1mm程度に薄く伸ばす

3.半固まりでカット

通常のチョコより柔らかく切りやすい

⑦ ゼラチンクリーム(固定材)

1.ゼラチンを水でふやかす

2.温めて溶かす

3.泡立てた生クリームに少量混ぜる

これが「見えない接着剤」

⑧ 組み立て(改良版)

1.土台スポンジを置く

2.ホワイトチョコ仕切り配置

3.ケーキをはめる

4.ゼラチンクリームで軽く固定

アイスの扱い

•最後に入れる

•周囲を薄くクリームでコーティングしてからはめる

温度差による崩れを軽減

⑨ 外装

1.ゼラチンクリームで全体ナッペ

2.境目を完全に消す

3.冷蔵庫で軽く冷やす

ここで構造が安定する

⑩ デコレーション

•チョコプレート

•クマ・うさぎ・猫・犬

―――

「やったー!完成したー!」

「やったね!・・・ところでさ、」

「なに?」

「作ってる途中でケーキだけ動いてる時間を早くするとかいろんなことが起こってたけど!?」

「あー、それはねこのキッチンが特殊だからだよ!」

「え、でも・・・」

「実はね、私のパパ、魔力を使えるの。」

「あー、なるほど。」

「さて!じゃああとは箱に入れて・・・って!やばい!」

「どうしたの?」

「アノコロスイ、入れるの忘れてた・・・。どうしよう・・・。」

「?」

「仕方ない。西陽ちゃん、だよね?申し訳ないんだけど、お姉さんに渡す前にこの瓶を持ってお姉さんとの思い出を思い出してね!」

「うん。」

「その後は瓶から勝手に水が出てくると思うから、その水を霧吹きとかに入れてケーキに向かってシュッシュして!あ、どんな色の水が出てもちゃんとシュッシュしてね?」

「うん。わかった!ありがとう!」

「じゃあ、楽しい誕生日にしてね!」

「うん!」

(「9匹の影 獣の傷」特別短話 「復讐に捧げます 私のハート」に続く!)

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