1章3話 Making マンゴーの中に隠れられても困りますっ!情熱のマンゴータピオカ
コツ、コツ。
薄暗い路地を何者かが歩いている。
「おや、これは・・・」
そう言って朱色のバッジを手に取ったのは・・・
ナイト・エクレアだ。
「強いAbilityを感じるな。狐の落とし物か?
もしそうなら・・・面白いことが起きそうだ。」
ポケットにしまった。
ゴーン、ゴーン
「もうこんな時間か。早く家に帰らなければ。はなまるとのおやつタイムが減ってしまう!」
そう言ってレイクドタウンの魔王はその場を去り、我が家へと帰っていった・・・。
――――――――――――――
「なるほどね〜。友達が行方不明に・・・」
「お願い。助けて!」
(私は感情を扱うことが出来るお菓子屋さんだからそういうのは専門外なんだよな〜。)
「とりあえず、落ち着いて。気持ちが不安定だと何もかもうまくいかなくなっちゃうから。」
「う、うん。」
ガチャ
「ただいまー!」
「あっ、パパ!」
「?」
「ごめんね!ちょっと待ってて!」
「うん。」
――――――――――――――
「ちょうどいいところに来たね!パパ!」
「どうしたんだい?はなまる。」
「今、私のお店にお客さんが来てるんだけど、その人の悩みがかくれんぼ中に突然、泡になって消えた友達を探してほしいって言う願いなの。」
「そうか!ならパパが探してあげよう!」
「そういうと思った!お願いね!」
「任せろ!」
――――――――――――――
「お待たせ〜。」
「もう帰ってきたの!?お父さんとの挨拶は・・・?」
「大丈夫!もう済ませたから!」
「はぁ・・・?」
「それよりもさ、たった今、行方不明の友達を探す人を見つけたから安心して!」
「本当!?ありがとう!」
「それにしても今日はちょっと寒いよね。何か温かい物だそうか?」
「あ、そっか。ここ一応お菓子屋さんなのか・・・。ちょっと無理かもしれないけどいい?」
「ん?どうしたの?」
「今日、本当は駅前のタピオカ店でその友達と一緒にマンゴータピオカ飲む約束してたんだけど、売り切れてて・・・」
「なるほど!じゃあ今から一緒に作ろう!」
「でも、マンゴーなんてあるの?」
「大丈夫!そこは心配しなくて平気だよ!じゃあ、奥のキッチンまでついてきて!」
「うん。」
――――――――――――――
「お客さんに喜んで欲しいからな〜。・・・うん!このアノコロスイを使おう!」
「?」
「えーとレシピは・・・」
マンゴータピオカ (一杯分)
材料
•タピオカ(ゆでたもの)… 約40g
•冷凍マンゴー … 120g
•牛乳 … 80ml
•アノコロスイ(水) … 20ml
•練乳 … 小さじ1
•砂糖 … 小さじ1(甘さ調整)
•アノコロスイを固めた物(氷 )… 3~4個
•黒糖 … 大さじ1
•アノコロスイ(水)(黒糖用)… 大さじ1
作り方
①黒糖タピオカを作る
1.小さい鍋に 黒糖+アノコロスイ(水) を入れて弱火で溶かす。
2.ゆでたタピオカを入れて 3~5分軽く煮る。
→ タピオカに甘みがつき、店の味に近くなります。
②マンゴージュースを作る
ミキサーに入れる
•マンゴー
•牛乳
•アノコロスイ(水)
•練乳
•砂糖
•アノコロスイを固めた物(氷)
→ なめらかになるまで混ぜる。
ポイント
•マンゴー多めでとろっとした濃さにする。
③仕上げ
1.コップの底に黒糖タピオカを入れる。
2.マンゴージュースをゆっくり注ぐ。
コツ
•タピオカは作ってから2時間以内に使う
•マンゴーは冷凍の方が味が濃い
•練乳を少し入れると専門店の味に近い
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「できた!」
「うわぁ!写真で見たやつよりもずっと美味しそう!それに・・・なんだかキラキラしてる?」
「満天の星空を見た記憶を使ったからね!」
「?」
「おーい、はなまるー!見つかったぞ!」
「あれ?もう?早いね!」
「うん。無事見つかってよかった。」
「じゃあ!これは2人に持ち帰って貰うから!」
「ありがとう!またね!」
「バイバイ〜!」
「で、パパ。どういうことか説明してもらいましょうか。」
「あ、やっぱりバレちゃった?」
「当たり前でしょ?この辺で人を神隠しできる人物なんてパパしかいないじゃない!」
「実は1週間前さ・・・」
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「子分共!はなまるのお菓子の写真が見れなくなった!何事だ!」
「実は今、何者かに襲撃をされているようで。レイクドタウン全体で停電が起きているのです。」
「なにっ!?誰だ!レイクドタウンを襲撃しているのは!」
「それが、なかなか姿を現さず・・・。」
「ええい!それなら俺が見つけ出してやる!」
「え!?ナイト・エクレア様1人で・・・?」
「そうだ。直ちにワープウィンドウの手配をしろ!」
「はいっ!」
10分後
「ひどい惨状だ。ここまでのことを短時間でできるやつなんて、あいつらしかいねぇよな・・・?」
「正解ー♪」
「さすがはレイクドタウンの魔王。褒めてやろう。」
「お前たち、何をしにここまで・・・!」
「楽しい楽しいゲームを始めるための最後のピースを回収しに来たの♪」
「リシテンの作戦 ヤマテ君の趣味のハッキング。君たちがいてくれてとても心強いよ。」
「アリガタキシアワセ。」
「さて、じゃあ最後のピース "アナザーエンドパワーバッジ"を回収させてもらうよ。」
「っ!"Defense"」
スパッ
「なに!?俺の防御を壊した、だと!?」
「さっすがレイドカリバー!レイドガンの威力10倍なだけあるね〜!」
「残念だけど、ここでお別れだよ。」
レイドカリバー ON バッジセット バッジセット
チェーン パワー アナザー
「レイドチェーンスラッシュ」
レイドチェーンスラッシュ!!!
レイドガン ON バッジセット バッジセット
サイクロン グリーン
「レイドサイクロンショット」
レイドスリープショット!!!
「まずいっ!"warp"」
シュンッ。
「あーあ、逃しちゃったよ!」
「大丈夫さ。また、必ず会えるから。」
「そぉ?」
「うん。さぁ、今日のところはとりあえず撤収しよう。」
「ハイ。」
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「ってことがあって、万が一の場合、あの集団にはなまるが襲われたら・・・と考えると心配で心配で。」
「で?」
「そこで!レイクドタウンとこの世界にそいつらのオーラを感知したらすぐに異空間へ監禁する罠を作って設置したんだけど・・・誤作動が起きたのかな?」
「どちらにせよ、一般人を巻き込まないで。私、今回みたいな事件に関わるの、あんまり好きじゃないから。」
「ごめんな。はなまる!」
「あと、」
「あと?」
「この作品はそういうシリアス的な物語じゃないから!」
「ダメだよ!そういう発言はっ!というかなんでそんなことがわかるの!?」
「うーん、なんかよくわかんないけど、頭の片隅にあるっていうか・・・。」
「とりあえず!この話はこれでおしまい!パパも今後は気をつけるから!」
「まぁ、それならいいけど・・・。」
「うんうん!」
「そうだ!パパとママにデザート作ってあるの!一緒に食べよう!」
「そうだね!」
(・・・、はなまるの能力が本領を発揮している・・・?しかし、まだそんな年頃じゃ・・・)




