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バレンタイン特別話 Making 薔薇色のチョコレートパルフェ

「今日は2月16日、バレンタイン!つまりチョコをいっぱい食べる日!」

「そうね。そういえば、はなまるはまだ本命チョコを作ったことがなかったわよね?」

「え?ほんめいちょこ?」

「そう。本命チョコは本気で好きな人にあげるチョコのことだよ!」

「でも、私本命チョコ作ったことあるよ?」

「え?幼稚園の友達にあげたことあったっけ?」

「ううん、違うよ!ママとパパにあげてるじゃない!」

「あー、まだこの年齢だとわからないか。」

「???」

ジリリリリ

「あ、トラブルレーダーが・・・」

「ママ、ちょっと行ってくるね!」

「頑張ってね!」

「うん。」

――――――――――――――

「すみませ〜ん!」

「はーい、今行きまーす!」

「あ、どうも、こんにちは?」

「いらっしゃい!」

「ここは・・・?」

「うーん、一言で言うとあなたの悩みを解決するスイーツ店って感じ?」

「あ、そうなんだ・・・。あなた1人でこのお店の運営をしているの?」

「うん!基本的に接客からスイーツ作りまで全部私1人でやってるよ!」

「そっか・・・、すごいね。」

「それで、お姉さんはなにか悩みがあるんだよね?どうしたの?」

「うーん、私の悩みか・・・。あっ!」

「なになに!?どうしたの?」

「えっと、今日、バレンタインでしょ?だから好きな人にチョコを渡そうと思ってるんだだけど、この仕上がりで・・・」

少女は真っ青なカップケーキを取り出した。

(え、どうやったらこうなるの・・・!?)

「あー、す、すごいね!なんか、普通の人とは違う魅力があるような〜?」

「うん、でもお母さんに見せたら作り直せって言われて・・・」

「じゃあ、新しいチョコを私が作ろうか?」

「ううん。それはいいの。私が作ったもので奏太郎(そうたろう)に愛を伝えたくて・・・」

(え、それを・・・!?)

「ふーん?そっか!あれ?そういえば、奏太郎って誰?」

「あ、ごめんね。私が通っているつつみ中学校の同級生の男の子で・・・」

「あ、そっか。その子が好きなの?」

「う、うん。そうなの。でも本題は私が作ったチョコを受け取ってくれるか心配で・・・」

「勇気をつけたいってこと?」

「うーん、それもそうだけど、チョコを渡した後も心配っていうか・・・」

「うーん?つまり、私が最近読んでる恋愛マンガの薔薇色人生を送りたいってこと?」

「うん!多分そう!」

「そっか!でも、男の子って青いチョコより、茶色っぽいチョコの方が好きらしいから良かったら一緒に作り直さない?」

「え!?そうなの?・・・まぁ、茶色いチョコで喜んでくれるなら・・・」

「オッケー!じゃあ、とりあえずまずはこの瓶に触れて!」

「こ、こう?」

「そうそう!そしたらチョコが渡せるかとか今後の人生は大丈夫かとかそういう不安を思い浮かべて!」

「わ、わかった!」

ジュワー

「わぉっ!炭酸っぽいアノコロスイは初めて見たな・・・それに濁った青色・・・」

「どうしたの?」

「ううん。なんでもない!じゃあ、今からチョコを作り直そう!ついてきて!」

――――――――――――――

「あら、はなまる!?その子・・・お客さん?」

「あ、お母様ですか!?すみません!お邪魔させてもらってます。」

「あら、ごめんね。ちょっと汚いかもしれないけど気にしないでね!」

「はい!」

・・・・

「あなたのお店と、隣のスイーツ屋さん、繋がってたのね・・・。」

「うん!そうなの!あ、ちょっと待ってて、」

「?」

・・・・

「うーん、どのアノコロスイを使えばいいかな〜?」

(会社の同僚に告白して成功した時?それとも学校の女の子にチョコをあげた時・・・?いや!せっかくだからここは・・・)

・・・・

「お待たせー!」

「あれ?その瓶・・・」

「あぁ、気にしないで!」

「わ、わかった・・・」

「で、今回一緒に作るのは・・・いちご味のチョコパフェ!今回感じのパフェだよ!」

はなまるは雑誌を取り出した。

「一緒にシェアできて、より好きな人と繋がれる気がするんだけど・・・どうかな?」

「それはいいけど・・・、チョコって茶色い方がいいんじゃないの!?」

「女の子と男の子で一緒にシェアするならやっぱり甘酸っぱいいちご味かな〜、って思って!あと、人生を薔薇色にするって意味もかねて!」

「なるほど!いいわね!」

「じゃあ、レシピを言うから一緒に作るよ!」

コンセプト

•片方が甘め

•片方が少しビター

•並べるとハート完成

材料


土台

•コーンフレーク 60g

•ビターチョコ 80g


いちご層

•いちご 1パック

•砂糖 大さじ1.5

•レモン汁 少し(+アノコロスイ)


チョコクリーム

•生クリーム 200ml

•砂糖 大さじ2

•ココア 大さじ1.5

•溶かしチョコ 60g


いちごムース

•いちごピューレ 100g

•生クリーム 100ml

•砂糖 大さじ1

•粉ゼラチン 2.5g

作り方


① コーンフレーク+溶かしチョコを混ぜて底に敷く

→ 冷蔵庫で10分冷やす


② いちごを半分はスライス、半分は軽く煮る

→ コンポートを土台にのせる


③ チョコクリームをしっかり泡立てて分厚くのせる


④ いちごムースを流して冷やす(20〜30分)


⑤ トッピングで仕上げ


⑥ グラスの外側にいちごスライスを斜めに配置

2つ並べるとハートになるよう角度を揃える

・・・・

「「できたっ!」」

「ど、どうかな?」

「いいと思うよ!じゃあ、このパフェを包んで・・・」

「ありがとう!じゃあ、私、行ってくる!」

「いってらっしゃい!」

「あ、そうだ!お代、どうしよう・・・」

「お代は後払いでいいよ!あなたが幸せな思い出をたくさん作ってくれたらまた会いに行くから。」

「・・・?わかった!ありがとう!またね!」

「うん!頑張れ!」

――――――――――――――

「今回のお客さん、まさに今をエンジョイする学生って感じがしていいわね!」

「ママもそういう時期があったの?」

「うん!もちろん!例えばねぇ、・・・」

「やめてくれ!パパがいるのにそんな話をするな!」

「ふふっ。ごめんなさいね。」

「ふぅ。」

「幸せだなぁ。」

「?」

「あ、そうだ。パパが2人にチョコを買ってきたぞ!」

「え!どんな!?」

「これだ!」

ドンっ!

「なにこれ!可愛い!狐みたい!」

「すごいだろう!しかもこれ、ここのスイッチを入れると動くんだ!」

「え!?お手伝いロボみたいな感じの動きもする!?」

「ママ・・・、」

「もちろん!それ以上に、この子を家族として仲良くしてくれ!」

「でもパパ、この子チョコでできてるんでしょ?溶けないの?」

「そこは大丈夫だ!こいつは溶けても、食べられても回復して元に戻るから!」

「えぇ!すごい!」

「はなまるはこいつになんて名前をつける?」

「うーん、チコパフとか?」

「いいなぁ!」

――――――――――――――

(本編1章4話と1章5話の間)

「あぁー!」

「なんじゃ!今から現場へ向かうというのに!」

「今日、天界ではバレンタインですよ!?」

「それがなんじゃ?」

「俺、まだ女の子から一個もチョコをもらってないんすよ!?それなのに、仕事なんてできるわけがない!」

「貴様・・・、何が言いたい?」

「チョコください!」

「はぁ?なぜ貴様なんかに・・・」

「えぇー!くれないんですか!?あ、もしかしてもう渡す人が決まってるから・・・、それってどこのどいつっすか!?今すぐ消滅させに行きましょう!」

「なっ、何を馬鹿なことを言っておるのじゃ!?」

(なんか騒がしいな〜。)

「あ、そうだ。僕がこの前向かったクライトに殺されなかった世界の僕はちゃんとチョコもらえてるかな?ねぇ、その時の映像見せてよ!」

「了承。特別にコードナンバークロに映像を渡します。」

「ありがとう!」

ポチッ。

・・・・

ジー

あ、映った。

「ねぇ、今日バレンタインだよね・・・?」

ん?この子は・・・(あき)!?

「そうだね!それがどうしたの?」

「・・・これっ!私が作ったの!受け取って!」

え!?

「え!?大っきいチョコレートパフェ!?しかもイチゴ味!僕、イチゴ味大好きなんだよねー!ありがとう!」

「う、うん!」

「でもこんなに食べれるかな・・・、あっ!もしよければ一緒にこれ食べよう!」

「・・・うん!」

幸せそうだな・・・

僕もこんなバレンタインを迎えたかったな、

・・・・

「クロ?何をしておる?」

「あっ、ごめんなさい。」

「こやつの口の中にチョコを大量に詰めてやって口を塞いだ。もう喋ることはないだろう。さぁ、今度こそ、現場へ行くぞ!」

「ヤ、ヤマテ君っ!?」

(終わり)

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